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4件
アンネの日記 増補新訂版
著者 アンネ・フランク (著) , 深町真理子 (訳)
「アンネは、死んでも私たちの心の中に生き続けているのです。そして、世界の歴史を変える存在になりました」(池上彰『世界を変えた10冊の本』より)
ユダヤ系ドイツ人の少女アンネが、ナチスの「ユダヤ人狩り」から逃れるため家族と共に二年間潜んだアムステルダムの“隠れ家”。彼女はそこで、架空の友人キティーに宛てて日記を綴りました。戦後、残された父オットー・フランクにより編集・公表されたこの「アンネの日記」は各言語に翻訳され、2009年にはユネスコ世界記憶遺産にも登録されました。わが国も同様で、1952年に「光ほのかに」のタイトルで文藝春秋より刊行されて以来、綿々と読み継がれています。
実は、アンネの綴った日記は二種類あります。アンネが自分のためだけに書いたものと、後の公開を期して清書したもの。そのふたつを編集し直した〈完全版〉をもとに、さらに1998年に発見された5ページ分を加えたのが本書〈増補新訂版〉です。尋常ではない環境の中で、13歳から15歳という思春期を過ごした少女の夢と悩みが、より瑞々しく蘇り、私たちの胸を打ちます。平和を愛し、誰かを愛するすべての人に改めて贈る、永遠不滅の一冊です。
アンネの日記 増補新訂版
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アンネの日記 増補新訂版
2022/10/30 00:30
許せない
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ho - この投稿者のレビュー一覧を見る
ナチスの迫害を受けて約2年間も隠れ家生活を送っていたアンネ達家族や一緒に住んでいた人達。最終的に匿名の通報を受けたと思われる秘密警察に連行され、みんなバラバラになり最後は姉と一緒ながらお互い10代で病死してしまったのはとても悲しい。大量虐殺を行ったナチス政権は極悪だが、それと同等に許せないのが隠れ家のあった会社の倉庫の番人をしていたファンマーレンとかいう奴が、コソコソ嗅ぎまわっていてアンネのお父さんの事を聞きだそうとしたりしていた事など胡散臭い行動をしていた事。もし本当にコイツが密告していたら絶対に許せない。
アンネの日記 増補新訂版
2020/09/17 23:37
以前に読んだことがある方にも
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:sato - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者と同世代の頃、当時に発行されていた翻訳版を一気に読み進めた記憶があります。読み手として年を重ね、この増補版をあらためて手にとってみました。時代背景、彼女の境遇、それらが10代の女性にとって如何に過酷であるかをつくづく考えます。
アンネの日記 増補新訂版
2019/07/05 13:48
学ぶことは多い
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投稿者:たあまる - この投稿者のレビュー一覧を見る
アンネの生涯を学ぶことは、戦争とホロコーストの悲惨さを学ぶとともに、人間のすばらしさに目を向けることにもなります。
またフランク家の隠れ家生活を支援した人たちの行動からは、戦争に抵抗し平和を創る行動のありかたを学ぶことができます。
さらに、アンネたちを弾圧した側に当時の日本は立っていたのだという事実から、加害性についても学ぶことができます。