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4件
世紀の空売り 世界経済の破綻に賭けた男たち
2016年3月公開 映画『マネー・ショート 華麗なる大逆転』原作
世界中が、アメリカ発の住宅好況に酔っていた2000年代半ば、そのまやかしを見抜き、世界経済が破綻する方に賭けた男達がいた。投資銀行、格付機関、米政府の裏をかき、彼らはいかに世紀の空売りと呼ばれる大相場をはったのか。『マネー・ボール』の著者マイケル・ルイスが世界同時金融危機の実相を描く痛快ノンフィクション。解説・藤沢数希
電子書籍では、マイケル・ルイス氏が映画化の経緯や、その見所について述べた「映画化記念 著者特別エッセイ」を収録。
世紀の空売り 世界経済の破綻に賭けた男たち
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世紀の空売り 世界経済の破綻に賭けた男たち
2016/03/01 21:56
登場人物一覧表があれば完璧
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:かめきん - この投稿者のレビュー一覧を見る
読解するには金融・経済の基礎知識が必要であるが、当時の雰囲気がヒシヒシと伝わってくる内容だった。ただ、どうしても登場人物が膨れ上がるので、「誰だったっけ?」というのが途中で何回もあった。登場人物表があれば助かるのだが・・・
世紀の空売り 世界経済の破綻に賭けた男たち
2016/06/17 17:13
金融商品の取引現場とはどういうものかをリアルに伝える本
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:YK - この投稿者のレビュー一覧を見る
世界中の景気に冷や水を浴びせかけたリーマンショック。それはアメリカの不動産を担保にしたサブプライムローンの破綻が発端でした。そのバブルがはじけるまで、サブプライムローンを売りまくっていた金融市場において、その破綻を予期した人たちが存在し、その人達がどのように考えて行動していたのかを詳しく追ったノンフィクションです。
実は私自身も金融商品の仕組み、取引の仕組みがよく分からず、サブプライムローンと言われてもその仕組みもよくわからず、その辺の知識を得られることも期待して読んでみました。読後の印象としては、読んでも分からない部分も結構残りました。もう少し金融商品の知識を得てからこの本を読んだらもっとスリルや緊迫感を感じることが出来たのではないかと思います。
ただ本書から当時の金融市場の大きな流れは掴めますし、取り上げられている人物の描写も丁寧で、読んでいて辛くなることはないと思います。文庫本ですからお値段以上の内容と言えるのでは。
2021/07/03 13:11
金融市場をひっくり返す
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
住宅ローンの破綻と証券会社の危機をいち早く察知して、莫大な利益を得た少数精鋭たちに圧倒されます。ほとぼりが冷めた頃に、ハイリスクなデリバティブ商品が売りに出されているのには呆れてしまいました。