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12件
テミスの剣
著者 中山七里
ドンデン返しの帝王、渾身の大作!
若手時代に逮捕した男は無実だったのか?
鳴海刑事は孤独な捜査を始めたが…社会派ミステリーに驚愕の真実を仕掛けた傑作。
豪雨の夜の不動産業者殺し。
強引な取調べで自白した青年は死刑判決を受け、自殺を遂げた。
だが5年後、刑事・渡瀬は真犯人がいたことを知る。
隠蔽を図る警察組織の妨害の中、渡瀬はひとり事件を追うが、
最後に待ち受ける真相は予想を超えるものだった!
どんでん返しの帝王が司法の闇に挑む渾身のミステリ。
解説・谷原章介
テミスの剣
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テミスの剣
2017/07/13 23:12
エピローグ
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:テラちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
埼玉県浦和市で不動産業の夫婦が殺され、現金が奪われる。逮捕された青年は、鳴海刑事の強引な取り調べで自供。死刑判決を受ける。しかも獄中で自死。が、その後、冤罪と判明。鳴海とともに取り調べに当たった渡瀬は…どんでん返しの帝王と呼ばれる中山七里氏だけに、物語は四半世紀にわたって二転三転。息もつかっせぬとは、まさに本作と言っていい。死刑制度、ひいては司法、さらには警察の在り方まで考えさせられる佳作である。とんでもない取り調べは、昭和59年という時代設定を考慮すれば頷けるし、著者の狙いは前述の司法制度、つまり表題のテミスの剣なのだから、深く考える必要はないだろう。とりわけてエピローグが良い。大概は、本編の補充のように使われるエピローグだが、これは例外。
2024/09/28 16:55
素晴らしい本です
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:a - この投稿者のレビュー一覧を見る
不動産業者殺し事件で逮捕された青年が死刑判決を受け獄中で自死します。数年後事件の真犯人が居た事を知る取り調べを担当した刑事は、自らの過ちと向き合い前進していく姿を描いたミステリーです。素晴らしいですね。
テミスの剣
2023/02/06 09:12
やばい!
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちょびリッチ君 - この投稿者のレビュー一覧を見る
すごく重い内容でした。
検察、裁判所まで巻き込んでのサスペンス。
渡瀬刑事の正義はすごくかっこいい!
もっと先生の作品を読んでみたいと思いましたね。