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7件
こいしいたべもの
著者 森下典子
大人気『いとしいたべもの』の続編が、文庫オリジナルで登場!
母手作りの、バターがとろける甘いホットケーキ。父が大好きだった、少し焦げ目がついたビーフン。遅い青春時代に食べた、夜明けのぺヤング……。味の記憶をたどると、眠っていた思い出の扉が開き、胸いっぱいになった事はありませんか? 150篇のエッセイの中から22篇を厳選し、丁寧に推敲を重ね大幅に加筆修正した珠玉のエッセイを収録。著者自ら描いたイラストも、繊細なタッチの優しい絵で評判を呼んでいます。ほっこり、じんわりするカラーイラストエッセイ集です。
こいしいたべもの
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こいしいたべもの
2019/04/20 23:38
ちょっとせつないおいしいもの
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:あお - この投稿者のレビュー一覧を見る
いとしいたべものを購入し、読んだ瞬間すぐに欲しくなって一週間経たないうちに再び書店で買いました。今回は前回と違ってもっと著者さん本人のより内面の部分に踏み込んだお話になってるように思いました。ちょっとせつなくて一喜一憂してしまうお話たちです。相変わらず、読んだ後にお腹はすきますが。
こいしいたべもの
2019/09/06 07:21
ホットケーキに魅かれて
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る
食べ物は口で味わうということはわかっていますが、それだけではありません。
目で見て、鼻で匂いを嗅いで、音で聞いて味わうこともあります。
しかも、目で見るのはリアル映像画像でなくても、画であってもおいしさは滲んできます。エッセイストの森下典子さんの文庫オリジナルとなるこの作品の表紙を見ているだけで、ホットケーキの甘い匂いは切った時の弾力などを感じます。
食べ物エッセイのこの作品を読みたいと思ったのは、表紙のホットケーキがあまりにおいしそうだったから。
そんなおいしそうな食べ物の画がこの本のなかにはぎっしり詰まっています。
鎌倉名物鳩サブレー、桃饅頭、桜餅、カレーライス、コロッケパン、クリーム白玉あんみつ、芋きん、峠の釜めし、…、まだまだ…。
味わうということは文章を読むことでもできるということが、森下さんのエッセイでわかります。
桜餅の文章を引用してみます。
「口に入れると、プチッと葉が破れ、薄皮の弾力の中から、よく晒した餡子の甘さが現れる。葉っぱが破れるブチブチという食感に、上品な餡の甘さと、塩気のきいた葉の香りが混ざり合う。」
この文章を読んで、桜餅を食べたいと思わない人はいないのではないだろうか。
分が食べた桜餅の体験が森下さんの文章で再現される。
文章でおいしさを味わえるなんて最高だ。
画で見て、文章を読んで、満腹になることはなくても、「おいしかった」とは口に出ることまちがいなしの一冊です。
こいしいたべもの
2018/05/06 00:43
ゆっくりと…
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:FUMI - この投稿者のレビュー一覧を見る
ゆっくりと読み進めたい作品。
心が満たされていく感じのする作品である。
大切にしたいという感じがする。