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102歳、一人暮らし。哲代おばあちゃんの心も体もさびない生き方
よく寝てよく食べよくしゃべる。
こんなかわいいおばあちゃんになりたい!
「中国新聞」に“人生100年時代のモデル”として密着記事が連載され、
RCCテレビ「イマナマ!」にも出演し、広島で大人気!
102歳の哲代おばあちゃん、初めての本。
自分らしくご機嫌に老いるためのヒントが満載。
尾道市の山あいの町で畑仕事をしながら一人暮らしを続ける
哲代おばあちゃんの日常を追いながら、「長生きできる八つの習慣」
「生き方上手になる五つの心得」「私らしくいるための五カ条」などを紹介。
哲代おばあちゃんの名言やチャーミングな写真がてんこ盛りで、
読めば「うまいこと老いる」極意がわかり、元気がもらえます。
哲代おばあちゃんの「おいしい長生きレシピ」もカラーで掲載!
「老いるとできないことは増えるし、心がふさぐ日もあります。
でもね、嘆いてもしょうがない。私は自分を励ます名人になって、
心をご機嫌にしておくんです。人を変えることはできませんが、
自分のことは操作できますけえな。
そんなおばあさんのひとり言を集めたような本でございます。
あの世で夫も大笑いして読んでくれとることでしょう」(はじめに より)
石井哲代(いしい・てつよ)
1920年、広島県の府中市上下町生まれ。
20歳で小学校 教員になり、56歳で退職してからは畑仕事。
近所の人からはいまだに「先生」と呼ばれている。
26歳で同じく教員の良英さんと結婚。子どもはおらず、
20年前に夫が亡くなってからは、親戚や近所の人に支えられながら
一人暮らしをしている。100歳を越えても元気な姿が
「中国新聞」やテレビなどで紹介されて話題に。
102歳、一人暮らし。哲代おばあちゃんの心も体もさびない生き方
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102歳、一人暮らし。 哲代おばあちゃんの心も体もさびない生き方
2024/05/23 23:07
孤独ではないが 覚悟が必要だ
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投稿者:清高 - この投稿者のレビュー一覧を見る
1.内容
本書の著者は、102歳(刊行当時)のおばあちゃんである石井哲代と、中国新聞社である。というわけで、広島県在住の石井は一人暮らしである。102歳であるから当然「施設に入るという選択が頭から離れなんだ」(p.67)という状況である。そんな石井がどのような生活を送っているか、そしてどんなことを考えているかを、中国新聞が取材しており、それをまとめたものである。
2.評価
よく、孤独を避けろだとか、体を動かせだとかが、筆者の印象では長寿の秘訣とされるが、そういうことが実践できていることがわかる。一人暮らしだからずっと一人でいるわけではなく、姪の助けを借りたり、人と集まったりして生活しているのだ。また、万年床にせず、農作業や草むしりをしたりして、可能な限り体を動かすのが、おそらく長寿にいいであろうことがわかる。そんな生活も、中国新聞の取材記者によると「相当な覚悟でもって大切に積み重ねてきた日々」(p.65)なのだという。漫然と生活してはいけないと背筋が伸びる思いである。
以上の通り、一人暮らしに限らないが(残念ながら、配偶者やパートナーに先立たれて一人暮らしになることはあろう)、長寿の秘訣や、それを実践するのに覚悟がいることがわかる本なので、5点とする。
なお、「哲代おばあちゃんのおいしい長生きレシピ」(p.146-153)もあるが、筆者は実践していないので、評価はしない。