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4件
逃亡
著者 吉村昭
戦争に圧しつぶされた人間の苦悩を描いた傑作
戦時下の緊迫した海軍航空隊で、若き整備兵が背負った過酷な運命とは?
軍用飛行機をバラせ……その男の言葉に若い整備兵は青ざめた。昭和19年、戦況の悪化にともない、切迫した空気の張りつめる霞ヶ浦海軍航空隊で、苛酷な日々を送る彼は、見知らぬ男の好意を受け入れたばかりに、飛行機を爆破して脱走するという運命を背負う。初期の力作長篇が待望の再登場。
解説・杉山隆男
逃亡
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2025/03/30 10:58
良いですね
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投稿者:a - この投稿者のレビュー一覧を見る
落下傘の持出から始まって軍用機爆破まで、ろくに素性も判らない男を信用して言うがままに利用され状況が悪化していく様は滑稽ですが、出逢いに運命的なものを感じてこの人に賭けてみようという気持ちは解る気がしましたね。
逃亡 新装版
2024/04/20 21:46
戦争の一面
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:バベル - この投稿者のレビュー一覧を見る
日本海軍、戦争から逃亡することが、明日の命も分からない状況に身をおくことになる恐ろしさを感じた。
逃亡 新装版
2019/08/31 02:51
戦時下の出来事であることを終始忘れて引き込まれる
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投稿者:ニック - この投稿者のレビュー一覧を見る
終電に乗り遅れたことがきっかけで若き整備兵が経験した逃亡体験を小説化。戦時下の出来事であることを終始忘れて引き込まれる面白さであった。