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竜馬がゆく

著者 司馬遼太郎 (著)

総発行部数2500万部超! 坂本竜馬の奇蹟の生涯を壮大なスケールで描く、司馬文学の金字塔、遂に電子化!

土佐の郷士の次男坊に生まれながら、ついには維新回天の立役者となった坂本竜馬の奇蹟の生涯を、激動期に生きた多数の青春群像とともに壮大なスケールで描きあげる。司馬遼太郎の永遠のベストセラーが半世紀の時を経て、電子版で新たによみがえる!

第1巻/生まれ落ちたときから背中一面に旋毛がはえていたため、豪気な父は、”千里の駿馬”になるかもしれないと、竜馬と名付けた。が、十二になっても寝小便する。近所の子から「坂本の寝小便ったれ」「坂本の泣き虫」 とからかわれ泣かされて帰ってくる。字を満足に覚えられず、寺子屋の師匠に見捨てられる。そんな竜馬は、十四歳の時に小栗流の道場に通いはじめてから、にわかに顔つきまで変わっていった。竜馬は強い――。幼年時代から、江戸での剣術修業、奥手だった青年時代、人斬り以蔵、桂小五郎との出会いなどを描くシリーズ第1作

竜馬がゆく(一)

税込 800 7pt

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みんなのレビュー44件

みんなの評価4.6

評価内訳

竜馬がゆく 新装版 1

2009/05/09 03:45

竜馬像の原型

10人中、10人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:白みそ - この投稿者のレビュー一覧を見る

ある小説の登場前後で、歴史上の人物の評価が一変することがまれにある。
例えば、吉川英治が宮本武蔵を描かなければ「五輪の書」が現在のように広く読まれることはなかったであろう。吉川英治が描いた武蔵は、現代の日本人が描く武蔵像そのものであるといっても言い過ぎではない。
坂本竜馬についても、同じことが言える。司馬遼太郎が描く竜馬は現代の日本人の竜馬像そのものといえるだろう。
だが、どれだけ史料を渉猟しても、小説である以上、それは作者が創作した世界であり、その小説が優れたものであればあるほど、作者の創造力がその世界に巧みに組み込まれているものなのだ。
司馬遼太郎が描く竜馬は魅力的である。もちろん、竜馬がもともと魅力的な人物でなければ司馬が小説の主人公に選ぶことはなかったであろうが、史料の中に埋もれかけ、教科書や百科事典の中にしか記されない人物になりかねなかった人物をこれほど生きいきした姿で描く司馬遼太郎の想像力は驚嘆に値する。
多くの読者が、小説であると知りながら、司馬の描く竜馬が坂本竜馬そのものであるという感覚にとらわれるのは、史料という縦糸と自己の創造力という横糸を巧みに織りあげた作者の力量ゆえであろう。
司馬は吉川の作り上げた武蔵像に挑戦するように「真説 宮本武蔵」を著した。司馬の作り上げた竜馬像に挑戦し成功する小説家は現れるであろうか。

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竜馬がゆく 新装版 1

2006/10/09 20:13

竜馬がゆく

8人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:しん - この投稿者のレビュー一覧を見る

この本を読み幕末という時代に興味を持ちました。
今までこれほど影響を受けた本はありません。
読めば読むほど引き込まれていく。
そんな魅力のある本です。

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竜馬がゆく 新装版 8

2009/12/09 13:47

男たちのそれぞれの志(こころざし)

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:桔梗 - この投稿者のレビュー一覧を見る

幕末という激変する時代 
それぞれに己を貫き 駆け抜けた男たちの姿は実に魅力的

特に竜馬の生き生きとした姿 そして“志”に共感

おのおのがその志のままに生きよというのが竜馬の基本的な考え
フィールドやアプローチの仕方はそれぞれでも それを理解し認めて生かしてくれる 
そんな心寛やかな竜馬だから人が集まったのだろう

そうして持ち寄られた人々の知恵と力によってなされた偉業 薩長連合とそれにつづく大政奉還
それが竜馬の念願であったのかと思いきや その後の新政府の計画には自分の名を連ねず『世界の海援隊をやりたい』と言う

皆が幕府を倒し新しい政府を 新しい日本の国づくりをという時に 
彼が見ていたのは 海の向こう
なんという大きさだろう

そして 海の向こうへという思いを暗殺という形で断ち切られた竜馬
さぞかし無念だったろうと思って読み進めていたが それはどうやら違う

この世に生を受けたのは何か事を成すためと思い生きていた彼には 
途中で命を落とすことは 怖いことでも何でもなかったのかもしれない
むしろ 何もせず面白みのない平凡な日々を送ることの方が嫌だったのだろう


『面白き こともなき世をおもしろく 住みなすものは 心なりけり』

高杉晋作の残した言葉のとおり
自分の人生 心もち次第でおもしろくもなればつまらなくもなる
おもしろく生きるためにも ぜひ心の真ん中に“志”を

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竜馬がゆく 新装版 1

2020/08/23 09:20

いきなり痛快な剣士の生い立ちに魅了された

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:大阪の北国ファン - この投稿者のレビュー一覧を見る

身の回りでよくみる有名な竜馬の写真。その風貌だけではそれほど豪傑な人柄とは思えなかったことと、文庫8巻分の長さに圧倒されていたことで食わず嫌い的にこの本を手に取ることを避けていた。しかし同じく風貌だけで少し敬遠していた高杉晋作を『世に棲む日々』で読み、その生き方に感銘を受けたあと、同じく幕末を動かした竜馬を読まなければと思い立ち手に取った。
今まで読まなかったことが迂闊だった。巻を開き、いきなり数ページ目から面白い。竜馬の素直で飾らない生き方、そして剣士として成長していく過程を武市半平太、桂小五郎など剣の達人たちとの息をのむような出会いや、魅力溢れる女性たちとの甘酸っぱいやりとりなどが織り交ぜられながら描かれていく。
片道20分ばかりの毎日の電車の中でページをめくる速度はどんどん上がってゆき、数日で読み終えてしまった。それほど痛快で面白く、また全くの素人である私も剣道の世界の精神的深さとその歴史に引きずりこまれていった。
司馬先生の代表作を食わず嫌いした自分を恥ずかしく思った一冊だった。

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竜馬がゆく(一)

2019/02/05 09:20

永遠のバイブル

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

この小説で龍馬が人気者になってから「実は坂本龍馬なんて、すごい人じゃなかったんですよ」的な本がたくさん出版されたと思いますが、そんなことは関係ありません。私が尊敬するのはいつまでも、司馬氏の本に出てくる龍馬なのですから

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竜馬がゆく 新装版 8

2020/11/14 12:55

頂上に駆け上り、長い登山は成功した。そして主人公が消える寂しさが残った。

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:大阪の北国ファン - この投稿者のレビュー一覧を見る

目の前で壮大なスケールで展開した物語が、あっという間に終わった。
竜馬と中岡慎太郎が両輪を回し、爆走してきた革命が大政奉還をもって終結した。
いや終結させた という方が正しいだろう。
その直前には岩倉具視による公卿工作、越前藩主松平春嶽公の大きな器が竜馬を支える場面など、読みどころも多いが手に汗握る頂上直前の舞台は目まぐるしく展開していく。お田鶴さまの不意の来訪に慌てる竜馬の姿など和めるシーンが笑いを誘ったりもする。
よく竜馬殺害の真犯人を探すなどという娯楽に過ぎないテレビ番組をみかけるが、既に慶喜による奉還の意思表明が行われたあとのことであり、現代からみればこの蛮行はその妨害にも役立たなければ、何のためにもなっていないことがよくわかる。歴史がそれを証明している。とすればそれは 私怨により、貴重な人物たちを単に殺めた愚にもつかない犯行であったと言っていいだろう。そのような、人ひとりの命が余りにも軽かった時代の過ちを今日生きる我々も胸に留め、身の回りにある「暴力」や「武力行使」などという言葉自体に怒りを燃やす生き方をすべき とこの物語りを読んで考えた。深読み過ぎるとは思いながらも、憎しみと分断が募る現代への警鐘かとも受け止めた。「おれはそんなことまで考えちょらん」と竜馬にも司馬先生にも笑われそうだが。
物語は少々の後日譚とともにそこで終わるが、後奏のほとんどないあっさりとした幕切れだった。ベートーベン第九の第四楽章の終わりに似ている。余韻は深い。

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竜馬がゆく 新装版 5

2020/10/04 17:35

幕末に向けて重量級の薩摩、長州が音を立てて動き始めた。しかし竜馬の周りの人間関係も目が離せない。

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:大阪の北国ファン - この投稿者のレビュー一覧を見る

この巻はまず長州藩を巡る動向から幕を開ける。
政治的な信条も主義も持たない単なる武力軍団、頭脳もない殺し屋集団である新選組がそのーダー網にかかった長州・土佐浪士を中心とした集会に踏込む池田屋ノ変、そして薩摩藩の政治工作によって京都を追われた長州藩が再興をかけ、敗れ去った蛤御門ノ変へと展開してゆく。
われらの竜馬と勝先生は神戸や大坂、江戸を忙しく駆け回り京都の情勢がわからない。が、彼らの神戸海軍塾の塾生の数名がこの長州の動きにくみしたことから、後にその責任を追及されることになる。
そして本巻で最も重要なのは竜馬と西郷吉之助が出会い、それぞれに惹かれあっていくところである。
しかしながら読んでいて愉しいのは、いそがしく駆け抜けていく竜馬の旅の足跡を追っていく寺田屋のおりょう、そして龍馬に好意以上の感情を抱くお登勢、思わぬ登場で読者のどきもを抜くお田鶴さま、それぞれの竜馬を挟んでの機微に富んだ心情の遣り取りである。これは司馬先生の人物活写力そのものであり、今回も脱帽させられた。
また西郷どんは薩摩ことばを喋り、竜馬は土佐ことばを話し、それぞれ朴訥な性格が活き活きと表現されている。司馬先生はモンゴル語学科の出身ながら、日本語方言まで使い分けるバイリンガルだったかと見直した次第である。
いま、河原町三条から三条通りを高瀬川に向かってすぐの池田屋は居酒屋のチェーン店の経営になるが、それらしい店構えが復活しており懐古の情に駆られる。またそこから高瀬川沿いを少し北に上って御池通りを越えたところには桂小五郎の愛した婦人の名を冠した料亭幾松がある。ここは鴨川堤への抜け穴があることで知られている。また鴨川とは反対側の高瀬川には当時の高瀬舟を浮かべた一の舟入の入り口があり、当時の伏見と京を結ぶ船運の様子が再現されている。
この辺りの高瀬川はソメイヨシノやオオシマザクラが植えられていて、祇園東山の円山公園と同じ時に見事な都心の花見が楽しめる。それが散ったあと1-2週間後には同じこの場所で、これまた見事な八重桜が満開を迎える。無念にも散っていった志士たちの思いを慰めるかのような大輪の八重桜が華々しさの中に悲哀を語っているかのように感じる。
この巻を読んでから、それぞれ歩いて数分の距離にあるこれらの地を訪ねて幕末の一舞台に思いを馳せるのも一興である。

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竜馬がゆく 新装版 1

2011/09/21 03:18

僕は、司馬さんの作品から大いに日本史を学んだ。司馬さん、ありがとう。

6人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:トグサ - この投稿者のレビュー一覧を見る

司馬作品ほど日本人によく読まれている作家はいないと思います。
僕は、漱石と並んで、司馬さんは、偉大な国民的作家であると思っています。

が、今は、『この国かたち』の影響でしょうか。
ネットを中心に活動している、にわか保守(保守陣営には、高坂正堯さんはじめ学ぶべき人は大勢いるので、失礼のないように便宜的にこう呼ばせてもらいます。)に、おもちゃか何かのように扱われ、また、ほとんど『この国のかたち』の類の本を、ほんの少しなぞっただけの左翼連中に、心ない攻撃をされている現状は、とてもやるせない気持ちで一杯です。

もともと司馬さんが、過去の日本人を躍動感溢れ描いたのは、司馬さんの「敗戦で落ち込んだ日本人を少しでも勇気づけたい」という心意気がありました。

現在、”原発”の是非を中心に、被災者の人々の心とは、無縁な形で、ネット上では心無い無責任な言葉が交わされています。

今後、司馬さんのような心意気を持った作家なり芸術家が果たして現れるでしょうか。

また、司馬さんには直観像資質という特異な才能があり、膨大な資料を読みほぐしてから、作品を構築しています。
直観像資質:自分が読んだ本が映像として頭の中に映り、この資質の持ち主は、この映像をなぞることによって、その本の内容を再現できる。
余談ですが、少年Aもこの特異的才能の持ち主であったらしい。

司馬さんと同じ関西人である僕は、司馬さんと同じく腹黒い徳川家康が大嫌いです。
関西以外の人には、中々理解してもらえないのですが、あの大坂の陣が負けたことを口惜しくて口惜しくて仕方ないという関西人は、少なくないのではないでしょうか。

最近、何か本になりましたね^^

さてはて、肝心の『竜馬がゆく』ですが、何故、本棚に全巻揃っていたのか、今では定かではありませんが、ふとなにげなく第1巻をとってみると、みるみるその世界にはまり込み、面白くて面白くて、全巻、読み通すのに、1週間もかからなかったと思います。

山本周五郎の市井の歴史に埋もれた人を描く作品は、たしかに面白いのですが、僕にとってどうも貧乏臭く感じていました。

吉川英治の『宮本武蔵』は、全て全てそう描いているわけではないだろうが、聖人君子の立派な話を読まされているようで、『宮本武蔵』は半ば義務感で読み終えました。

ところが、司馬さんの作品は違う。
司馬作品の主人公たちには、躍動感溢れ、わくわくさせられ、胸踊るのである。
また、ステロタイプされない人物ばかりです。
豪傑と呼ばれる人物にも、どこかおかしみがあり、人間的かわいらしさを併せ持つのである。
果たして、今盛んに叫ばれている正々堂々とした武士なんて、ほんとに実在したのでしょうか?
司馬作品に登場する武士は、『竜馬がゆく』は、どこな爽やかですが、他の作品では、大抵、抜け目なく、時に卑怯な手も使う一筋縄で行かない手練の者たちばかりでした。
そうじゃないと、彼らは生き残れなかった。

今では、“命”こそ極上の価値で、長生きすることのみが至上命題となっているようですが、我々には、命を賭してでも守らなければならないものがあるはず。

自分の国??
はぁ??
僕にとって、それは名誉や誇りであるかもしれない。

僕の最も尊敬する人物。
真田幸村親子。

今、歴女と呼ばれる人たちが出没し、再び歴史にスポットライトが当たっているようですが、ゲーム上の人物だけではなく、九度山の不遇時代、大名という身分であった幸村が、どんな心情で金の無心をしていたかなどにも思いを馳せて欲しい。

大阪の陣で、幸村が思いを描いていたのは、歴史上に自分の名を残すのだいう想いのみのはず。
それは、あるいは誇りのようなものかも知れない。
話は、大分それますが、ルース・ベネディクト『菊と刀』で一般に流布されている(実際の内容は違うらしいですが)「日本人の恥の文化」。
たしかに、そのような世間様に恥ずかしいという、いわば横のベクトルが働く”恥”の文化を、かつては持っていたように思います。
でも、僕は前々から思っていたのですが、われわれは、ご先祖様に恥ずかしい、末代までの恥という、いわば縦へと連なる“恥”の文化も持つ。
縦へと連なる“恥”の文化は、倫理、人間としての誇りを生み出すのではないでしょうか。
バブル以降、日本人は変質してしまい、こんな事を言ってみても虚しいばかりですが。

これも司馬の作品に詳しいが、真田幸村は、しかし、決して圧倒的不利な状況でも、籠城を主張したり、負けない戦さを主張したのではない。
家康の首を取りに行ったのである。

あの時、秀頼が太閤桐の家紋をつけた旗を掲げて、戦場に、ほんの少し登場していてくれたりしたら・・・。

なにも武人だけではない、わが街にも、命をもって江戸まで出かけ直訴した人々も存在する。

僕は、今の日本史などほとんど解っていないであろう連中が、“日本大好き、日本大好き”と連呼する状況を、とても苦々しく思っています。

日本史を知ろうと思う方には、是非、司馬作品をお勧めします。
面白くて、愉快で、それでいて学べる。

他に、読んだ時の詳しい印象を忘れてしまったのですが、やはり『坂の上の雲』。
『新選組血風録』なんか読むと、戦地で散るよりも内規で粛清されたものの方が圧倒的に多い、この異常集団の特異さが解ると思います。
僕の記憶が確かなら、どこかの作品で「新選組」のことを、司馬は単なる“人斬り集団”と切って捨てていたはずだ。
だが、この集団がおそらく今日の武士のイメージを形作ったのであろう、桜の花のように、儚い命で消えていく彼らは、やはり美しい。
また、乃木のことを司馬は、どうしようもない無能な人と描いていたはずだ。
そういう事を、今日のにわか保守の面々は、知っているのであろうか。

意外なところでは『項羽と劉邦』も、とても面白かったです。
歴史は、なにも武将然とした項羽に傾かなかった。
ほんと歴史は、奥深く、興味が尽きない。
『国盗り物語』で乱世に生きる人々のしたたかさを堪能するのもいい。

歴史上の出来事において、推し量るとき、現代の尺度、価値観でもってすべきでない。
そんな歴史を語る上でのイロハも司馬さんから学びました。

昔の日本人が持っていた判官びいき。
勝者よりも敗者に愛着を感じる心情。
司馬の作品は、確かに誰もが知る英雄たちを扱いながら、そんな心情に彩られている。
ちなみに、判官とは、源義経のことである。

僕自身の興味は、もはや大名や偉大な人物よりも、江戸の粋な町人、歴史自体への流れ、の方へ行っているが、ティーン・エイジャーの頃に、司馬遼太郎に出会えたことに、感謝のしようがない。

歴史に「もし、たら」など存在しないのかも知れない。
しかし、後世の人間が、歴史について、様々な想像を巡らすことほど楽しいものはない。

今は、幸村が九度山で軍略本を一心不乱に読んで耐え忍んでいたような時期なのかも知れない。

なんで、こんな日本になってしまったのやら。

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竜馬がゆく 新装版 7

2020/11/01 17:35

幕末の大物が次々に登場し 物語はいよいよクライマックスに向かって進む

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:大阪の北国ファン - この投稿者のレビュー一覧を見る

この巻あたりから歴史が淡々と積み重ねられていくような展開となる。激動の幕末が佳境に入るところであり大詰め感を感じさせるが、レビュアー諸氏が仰るとおり、前巻までの如く登場人物が生き生きと活躍し、その痛快な生き様に触れて愉しく読み進めてきた部分がやや減少する感じは否めない。
しかし冒頭の長州藩との停戦交渉を命懸けで請け負った勝海舟のあっけらかんとした生き様、部下の苦労に報いようとしない“賢王“慶喜の立ち居振る舞い、悪辣な切れ者官僚小栗上野介、気まぐれな老公山内容堂、そして自ら座乗したいろは丸がその何倍も大きな、しかも御三家の紀州藩船に衝突され転覆した償いを国際公法に基づいて賠償させようとした竜馬の気合い、など読者も感情移入過多となる個所も散りばめられており、減ったとはいえその部分はあっという間にページが進む。
本巻では五代友厚、後藤象二郎、岩倉具視などの幕末の重要人物が満を持して登場しクライマックスへの階段を登っていく。特に後半では土佐浪士中岡慎太郎が準主役級の活躍をし、薩摩・長州両藩を巻き込みながら明治維新に向かって突き進む。
祇園円山公園の奥まったところに竜馬と慎太郎の姿を活劇のように描写した石像がある。早春にはソメイヨシノと枝垂桜に、そして晩秋には錦繍の紅葉に囲まれたその像を見ながら、二人の具体的な接点はどのようなものだったのかと気になっていたが、本巻を読んで理解が深まった。その像の記憶映像を辿り、上方に向かう船中で八策をものし、大政奉還を大きな力で進めた竜馬の鮮烈な生きざまを思った。

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竜馬がゆく 新装版 6

2020/10/18 19:09

いよいよ幕末の大動乱が幕を上げた

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:大阪の北国ファン - この投稿者のレビュー一覧を見る

いよいよこの6巻になって幕末の大動乱の本編が幕を開ける。もちろん5巻までの面白くて読むのを中断できない筋書きがあってこそのメインイベントであるのは言を待たない。
薩摩の謀りごとによって幕賊となり政界で失脚した長州、その恨みを払拭させ政敵薩摩と手を握らせる工作に成功し成立させた薩長同盟。幕府捕吏に踏み込まれおりょうの機転で九死に一生を得た有名な伏見寺田屋事件。そしてほぼ一人で幕府軍船団を撃破した第二次長州征討など痛快なほどの竜馬の活躍が描かれていく。
西郷吉之助はもちろん、桂小五郎や高杉晋作も個性豊かに描かれる。また幕府方で重要な高級官僚である小栗上野介も登場する。合間をぬって登場するお田鶴さまやおりょう、そして竜馬に好意を寄せる長崎のお元などの女性陣との挿話が花を添える。
大きく変動していく幕末の動きが幕を開けた。藩と幕府という狭い視野から抜け出せなかった将軍や武士たちの偏狭な心ざまを、「世界の日本」という大海原から眺めている竜馬の大きな器が駆逐していく。胸のすくような痛快な物語だった。

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竜馬がゆく 新装版 3

2020/09/13 18:20

形を見せ始めた自分自身の理想像に向かって竜馬が大きく飛躍する

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:大阪の北国ファン - この投稿者のレビュー一覧を見る

土佐を脱藩し下関に入るところから幕を開ける。巻の初めに某大企業グループの創始者岩崎弥太郎が役回りを演じるが、その性格は醜悪に描かれる。そんなに酷い人物だったのかと現下の当該グループの繁栄ぶりからは想像もつかない人物像に驚かされた。
物語は伏見の寺田屋を舞台とした薩摩藩志士浪士団の「粛清」騒動、薩摩藩行列に英国人が不敬を働いた生麦事件などを織り交ぜながら、当巻の最大の読みどころである勝海舟との邂逅につながっていく。ネタばれを回避するためにこれ以上は書かないが、勝の気さくな人柄と大きな人物像に竜馬が惚れ込んでいくさまが非常に愉しい。勝と出会ったことで、竜馬の中にあった自分の理想像が初めて具体的な形を見せ始めたといえるだろう。
幕末に生きたすべての人々の狭い世界観を遙かにに超越し、初めて「日本全体」の理想像と自分の生き方を重ねた二人の二人三脚の挑戦がスタートした。続巻が楽しみである。

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竜馬がゆく 新装版 8

2015/03/29 11:42

坂本龍馬の人生を見届けた

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:maxelchan - この投稿者のレビュー一覧を見る

龍馬の人生をかけた大仕事がクライマックスを迎え、とうとう大政奉還の成る最終巻。尊皇攘夷、薩長同盟、倒幕運動、…歴史の授業で丸暗記してきた単語たちの裏にこれ程までにドラマがあったのかと心が震えた。特に大政奉還が物語の中で成立した瞬間、まるでその場にいるかのような興奮を覚え、涙が溢れた。幕末を生き命を懸けて国を変えようと奔走し、日本という国を迫り来る外国に明け渡すことなく我々に遺してくれた先人たちには心から感謝申し上げたい。一生のうちにそう何度も出逢えないであろう人生観を変えてくれる壮大な物語であった。

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竜馬がゆく 新装版 1

2005/01/18 23:23

大人になる前に志を学ぶための必読書

2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:kaz0775 - この投稿者のレビュー一覧を見る

大人(社会人)になる前にこの本を読んでおくことを強く奨める。幕末の動乱期。坂本龍馬の偉業を一言でいえば、尊皇攘夷派と開国派、ポスト政権をねらう薩摩、長州の対立を収束させた陰の立役者。現政権の敵・味方、正義や生硬な理念を振りかざすのでなく、動物的感覚で時流を判断して、世の中の流れに関わっていく志には文句なしに引きつけられる。

彼の判断の価値基準はいったい何だったろうか。文章の表層には現れていないが、それは、教義、イデオロギーではなく、資本主義の経済の論理と感じる。理屈で押し通す長州、薩摩を説き伏せたのも最後は現実的な損得のロジックだった。清河八郎に集められた浪人が行き場をなくしたとき,北海道開拓をその行き先として提案したり、亀岡社中という貿易会社を興して軍事力ならぬ経済力で組織の力をアピールした事から、彼は資本主義が日本の富国だけでなく、社会として国民の利になることを実践した最初の日本人のように思える。

彼が生きていた時代、人を動かす動機づけは、封建制に基づく立場の利害は当然の事として、自分が属する組織との一体感、献身の美徳であった。ゆえに幕末の騒動時に水戸学派のような狂信的な国粋主義が跋扈していたわけで、竜馬がその異様な盛り上がりを冷静に傍観していたのは評価すべきことだ。

思想の異なる藩、国家が連係するには、あくまでも現実的な(経済的な)交渉こそが意味を持つことを竜馬はみぬいていた。

「竜馬がゆく」のあちこちに影のように登場する岩崎弥太郎は、その後、後藤象二郎の庇護のもと、生きながらえて、日本の資本主義経済社会を築いていく。ある意味では竜馬が光だとすると、彼は影のような存在である。歴史の皮肉なところは、光が先に消え、影だけが残ったことだ。

現在の社会もみると、資本主義は世界を譴責し、多くの課題を我々に提示している。これは竜馬が我々に残した課題かもしれない。本書を読んだ若人がその課題を解きほどく志を抱いてほしいと願ってやまない。

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竜馬がゆく 新装版 1

2003/11/09 01:06

まさしく“歴史は小説よりドラマティックなのかもしれない。”

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:トラキチ - この投稿者のレビュー一覧を見る

激動の時代を生き抜いた幕末の若者たちが次々と登場してくるシーンは読んでいてワクワクさせてくれる。

1巻目は竜馬が土佐から江戸に出て、千葉道場に入門、一旦土佐に戻ってふたたび江戸に戻り、安政諸流試合で桂小五郎と対戦するまでを描いている。
年齢で言えば、19歳から23歳当たりまでで、時代的にはペリーが浦賀に来航した年前後。

竜馬自身、剣術に励み、思想的にはまだ固まってない感もあるが、持ち前の独特の物怖じしない気性は存分に発揮されていて、とにかく爽快に読める点が嬉しい限りである。

とにかく本書はいろんなエピソードが怒涛の如く読者の前に提供される。
個人的には桂小五郎との運命的な出会いが印象的だ。

また、女性に対する初心な気持ちなんかも読んでいて面白い。
共に竜馬に惚れるさな子の意地らしさとお田鶴の切なさ、あと冒頭における姉の乙女の一本気な性格も印象的だ。

このシリーズの魅力のひとつに次々と史上の有名人物が出てくる点があげれると思うが、三菱王国を築いた岩崎弥太郎が出てきたシーンなんかは思わず驚愕した。

司馬さんは、1巻目は竜馬の自由奔放さを読者に垣間見させたかったのだと思っております。

ひとつ褒め称えたいのは、あるエピソードがあって、その事後談を結構わかりやすく読者に提供してくれるのも司馬文学の特徴であるような気がした。

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竜馬がゆく 新装版 8

2002/08/01 02:24

かわいそうじゃないか

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:一社会人 - この投稿者のレビュー一覧を見る

「長州がかわいそうじゃないか」
朴訥なこの一言が日本の歴史を回転したのです。言葉は言葉そのものではなく、言葉を発する人間が、その重みを決めるのです。
司馬遼太郎さんのいうとおりです。最近ジョー&飛雄馬がはやり、ポスターなんかで「男ならたとえどぶの中で死のうとも前のめりに死ね!」ってな言葉が竜馬の言葉として紹介されたりして、思わず思い出して投稿してしまいました。
日本男児なら読むべし!

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