運命の絵
著者 中野京子
『怖い絵』の中野京子が、名画の奥に潜む画家の息吹と人間ドラマに迫る!
命懸けの闘い、とめられぬ恋、英雄達の葛藤、そして、流転の始まり……。ルノワールやムンク、モローなど名だたる画家による“運命”の絵。それは、世紀の瞬間を捉えた名画であり、描いた者の人生を一変させた作品である。絵画エッセイの名手による新シリーズ。絵画は36点をすべてカラー掲載。
【本書の掲載絵画】
ルノワール『シャルパンティエ婦人と子どもたち』
ムンク『叫び』
ジェローム『差し下ろされた親指』
ベッリーニ『好機』
ダヴィッド『書斎のナポレオン一世』
モロー『オイディプスとスフィンクス』
アングル『パオロとフランチェスカ』
ブリューロフ『ポンペイ最後の日』
など
解説・竹下美佐
※この電子書籍は2017年3月に文藝春秋より刊行された単行本を改題した文庫版を底本としています。
運命の絵 なぜ、ままならない
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運命の絵 もう逃れられない
2022/05/28 20:30
怖い絵もあり
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:earosmith - この投稿者のレビュー一覧を見る
中野京子さんの「運命の絵」シリーズですが、「メデューサの首」のような怖い絵も載っています。文庫なので絵は小さいですが、全てカラーなのが嬉しいです。絵を読み解く中野京さんの解説はやはり読み応えがありとても楽しめました。
運命の絵
2020/08/15 14:42
幸福の記録
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る
表紙になったパトロン家族を描いたルノアール作品が印象に残った。
当時画壇に認められていなかったルノアールのこの作品が官展に出品されたのはパトロンを慮った主催側だという。
自分たちの家族の姿を官展に出すのは画壇にすれは眉をひそめる行為だっただろう。
この作品が描かれた時期からパトロン一家は衰えていき、ルノアールは光の当たる場所へ駆け上がった。
この絵はパトロン一家の幸福の瞬間。ルノアールの養分になった記録でもある。
まさに運命の絵。
運命の絵
2020/01/28 14:45
面白い
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:earosmith - この投稿者のレビュー一覧を見る
絵が全てカラーなのが良いです。他の本にも出ていた絵もあれば、初めて見る絵もあり、とても興味深く読みました。