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4件
竜の医師団
著者 庵野ゆき(著)
この世は竜の創りしもの。竜のあるところに豊穣あり。だが竜が病む時、彼らは破壊をもたらす。〈竜ノ医師団〉とは竜の病を退ける者。極北の国カランバス。虐げられし民ヤポネ人の少年リョウは、憲兵から逃れ必死で飛空船の発着場を目指していた。〈竜ノ医師団〉は治外法権、飛空船で辿り着き入団できれば、ヤポネ人でも道が開ける。発着場に向かう途中リョウは、上流階級のお坊ちゃんレオニートに出会う。彼も医師団に入団したいというのだ。二人は協力して船に乗りこむが……。『水使いの森』で第4回創元ファンタジイ新人賞優秀賞受賞の著者が贈る、竜の医師を目指す少年たちの物語。/【目次】プロローグ/カルテ1 咽喉(のど)の痛みと、竜の爆炎/カルテ2 全身の痒(かゆ)みと、竜の爪/カルテ3 もの忘れ、ふらつき、そして竜巻(たつまき)/解説=小出和代
竜の医師団4
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2024/04/28 22:25
竜の医師団っていうタイトルからとても惹かれる
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投稿者:甘栗 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ファンタジー作品を読んでいると竜が出てくることはよくあることだけれど、この作品に出てくる竜と人はより身近で、だからこそ竜の動きひとつで人の世への影響も大きくて、そういう世界がとても想像しやすく読みやすいお話でした。
あと竜がとてもかわいいおじいちゃん。
別に竜と喋ったり交流があるわけじゃないけど、医師団の人達から見たら竜も人間のおじいちゃんおばあちゃん達と変わらないんだなと思えてきたり(まあ同じ事しても被害の大きさは全然違うけれど)
作者様は共同ペンネームで一人は現役のお医者様だそうで、竜の病気や体調不良を違和感なく読み進められるのはそういった土台の知識があってこそなんだろうなと思う。
最後とても気になる終わり方をしたので、すぐ続きを読もうと思います。
半月で2巻発売ってとても早い。
竜の医師団 2
2024/05/04 17:09
スケールが違う竜の治療
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投稿者:たっきい - この投稿者のレビュー一覧を見る
前回に引き続き、軽妙なテンポで展開される安定の面白さ。今回のハイライトは、カテーテル治療のようなものをイメージして、竜の血管の中に機械と一緒に人が入って治療するというもの。うーんスケールが違う。キャラも安定してきて、まだまだ続きそうな予感が。早く次が読みたいです!
竜の医師団 1
2024/04/13 07:00
圧巻の勇姿
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投稿者:たっきい - この投稿者のレビュー一覧を見る
これはハマりました!ちょっとしたアニメを見ているようなワクワクするファンタジー。すごく面白かったです!まず、竜の病気を治す医師団という発想が面白い。当然話のスケールも人の場合と異なります。人間は生きても100年、竜はうん千年。症状を聞き出すまで半年必要とのこと。そして魅力的なのは、なんと言っても竜の描写。まさにそこにいるかのように雄大に、生き生きと描かれています!第3話で竜が飛び立つ描写は圧巻です。第2巻もますます楽しみです!