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11件
真史と歩シリーズ
著者 川澄浩平(著)
わたし、海砂真史(うみすなまふみ)には、ちょっと変わった幼馴染みがいる。幼稚園の頃から妙に大人びていて頭の切れる子供だった彼とは、別々の小学校に入って以来、長いこと会っていなかった。変わった子だと思っていたけど、中学生になってからは、どういう理由からか学校にもあまり行っていないらしい。しかし、ある日わたしの許に届いた差出人不明のラブレターをめぐって、わたしと彼――鳥飼歩(とりかいあゆむ)は、九年ぶりに再会を果たす。日々のなかで出会うささやかな謎を通して、少年少女たちが新たな扉を開く瞬間を切り取った、4つの物語。第28回鮎川哲也賞受賞作。
探偵は友人ではない
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2025/02/18 11:43
氷菓、的な
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投稿者:hid - この投稿者のレビュー一覧を見る
米澤さんや坂木さんのエッセンスが感じられる作品。
中学生だけど、実家が裕福で、頭脳が相当優秀って設定にすることで、
思考範囲・行動範囲のハンデを乗り越えさせてる。
探偵は友人ではない
2021/10/17 17:18
良かったーーー!
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たけとり - この投稿者のレビュー一覧を見る
日常ミステリものなんだけど、2巻目のこっちでは中学生の青春ものの面も前より出ていて、自分学生時代が懐かしくなる…。
あと2話目では、名前こそ全く出てこないものの、探偵の彼とはまた違う性格と才能を持つ生徒が出てきて、そこからいろいろな生徒がいるということ、そしてそれらの才能も自分を気にしてくれてくれる誰かとの出会いが大事だということを痛感させられる…。
探偵は教室にいない
2021/10/17 17:15
続刊も出ていて文庫化もして嬉しい
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投稿者:たけとり - この投稿者のレビュー一覧を見る
とても良かった。自分の中学生時代の感情を思い出させる。日常の謎系だけれども、謎の内容によっては真相がすべて解明されるわけではなく、「おそらくこうだろうけれどあくまで推測」という建前で余韻を持たせているのが良かった。
最後の章で、話の中心人物ではあるけれど直接面識は無かったメンバーと顔を合わせるという展開も面白かった。しかし屍人荘の翌年の鮎川哲也賞受賞作がコレなのが面白い。改題された今のタイトルの方が断然良いと思う。