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29件
ビギナーズ 日本の思想
『茶の本』(全訳)と『東洋の理想』(抄訳)を、読みやすい訳文と解説で読む! ロマンチックで波乱に富んだ生涯を、エピソードと証言で綴った読み物風伝記も付載。天心の思想と人物が理解できる入門書。
道元「赴粥飯法」 ビギナーズ 日本の思想
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文明論之概略
2017/12/12 22:29
卓越した思想家、福沢諭吉
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Takeshita - この投稿者のレビュー一覧を見る
有名な本だが、文語文と福沢独特のレトリックの難解さで今まで敬遠していたが、読みやすい現代文で面白く読了した。やはり丸山真男が一番評価する思想家だけのことはある。近代西洋文明と経済学を明治初めにこれだけ正しく理解していた日本人、いや東洋人は福沢以外には居なかったのではないか。特に過去の日本の政治の金の使い方が、社会資本の整備に向けられなかったことに西洋文明との差が生じたことを指摘したくだりには150年の時を超えて感心した。読み継がれるべき名著。
新訳弓と禅
2016/09/22 10:37
読みやすい
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:mah - この投稿者のレビュー一覧を見る
旧版のものももっているが、こちらのほうが読みやすい。
あいかわらずの名言のオンパレード。
今のマインドフルネスの先駆け。
ただ、意味がわかって読まないと、
それとかあれとか言われても分からない。
「私」が射るのではなくて、「それ」が射る。
空海「三教指帰」
2021/01/09 16:19
若き空海が人生とは何かについて熱く語った『三教指帰』の現代語訳版です!
3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、日本に真言密教をもたらした僧侶・空海が、渡唐前の青年時代に著した名著『三教指帰』の現代語訳版です。放蕩息子を改心させようと、儒者・道士・仏教者がそれぞれ説得するのですが、結局、最後に息子を納得させたのは仏教者でした。空海はここで人生の目的という視点から儒教・道教・仏教の三つの教えを比較し始めます。そして、それぞれの特徴を明らかにしながら、自分の進むべき道をはっきりと打ち出していく青年の空海の意気込みが理解できます。全編を通じて、空海が感じた生きるとはどういうことかが熱く説かれた一冊です!