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  • みんなの評価 5つ星のうち 3.6 22件

掏摸

著者 中村文則 (著)

東京を仕事場にする天才スリ師。ある日、彼は「最悪」の男と再会する。男の名は木崎、かつて仕事をともにした闇社会に生きる男。木崎は彼に、こう囁いた。「これから三つの仕事をこなせ。失敗すれば、お前を殺す。逃げれば、あの女と子供を殺す」――運命とはなにか、他人の人生を支配するとはどういうことなのか。そして、社会から外れた人々の切なる祈りとは……。その男、悪を超えた悪――絶対悪VS天才スリ師の戦いが、いま、始まる!!

掏摸

税込 495 4pt

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みんなのレビュー22件

みんなの評価3.6

評価内訳

掏摸

2013/11/03 11:21

設定が面白い大テーマ小説

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ががんぼ - この投稿者のレビュー一覧を見る

何と言ってもスリという設定がまず面白いと思う。

中村文則を読んだのは3冊だけで、その印象で言うのだが、
おそらくこの作者の描く主人公は、
常に世界との関わりにアンバランスなものを抱えている。
心の闇と言い換えてもいいかもしれない。
何か不全なものを背負っていて、そこで世界とどう付き合うか、と、
手さぐりするのが基本パタンのようにみえる。
それをどう表現するか。
「土の中の子供」ではそれが土の中という表象であり、『銃』では拾った銃だった。
ここではそれがスリという職業、あるいは行為になる。

そうしたスリのモチーフの使い方は、
ロベルト・ブレッソンの映画『スリ』でも同様だった。
この映画を中村は参考文献に挙げているが、映画から着想を得たものか、
それとも着想の後に映画を見て参考にしたものか、興味のあるところだ。

主人公西村に、木崎という悪役が絡む。
木崎は暗殺その他の手段で裏から国を牛耳ろうというテロリストで、
闇の帝王というところ。
物語は、この木崎と絡んでしまった西村がどうなるのか、という興味で展開する。
途中、話の展開はまったく読めず、スリリング。
結論については、読者それぞれに思うところがあるだろう。

その結末はやや曖昧である。

絶対の力を持つ木崎は、悪の権化にもみえるし、
悪意としか思えない運命の象徴でもあろうか。
西村の木崎との関わりは、だから西村の世界との関わり方を問うものでもある。
悪としての世界に絡め取られてしまった西村に救いがあるのかどうか。

話として面白かったし、作者も満足している旨の後書きがあるのだが、
一方、どこかもう一つ、狙った深みに到達できていないような印象が残った。
作者は大物への道を着実に歩んでいるように見えるが、
目指すものが大きいだけに、まだ未完とも思える。
しかしそれはやや物足りない気もする一方で、今後への期待感を増してもいるのだ。

いずれにしても、次を読んでみたいと思える作品だったし、
そして既に、グレードアップしているらしいより新しい作品もいくつかある。
まだまだ楽しみが続くということだから嬉しい。

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掏摸

2016/06/06 18:41

オススメです。

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:GORI - この投稿者のレビュー一覧を見る

最初の掏摸の場面で、すっかり心が持っていかれてしまった。
自分がいかにもその場面に立っているような臨場感、肌にピッタリ張り付くようなゾクゾクする表現。
この作者が創り出す世界にすっかりハマってしまった。

主人公が歩んできた月日が、
万引きをする子供を助けたり・掏摸を教えたり・金を与える事でその子と自分が同じような境遇だったと想像出来る。
自分と同じようなかわいそうな子供を助けるためなのか、
それとも今の自分を少しでも救うための優しさなのか。
主人公が抱える闇が読む者を迷わせ、読書の喜びに浸らせてくれる。

「教団X」ですっかりやられたが、
この作品はそこまでのこれでもかこれでもかといった作者の描く深い世界観は描かれていないものの、
良い意味で同じレベルの世界観が窺い知れる。

この作者の作品に魅力を感じている読者であれば、読むべき一冊と勧めたい。

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掏摸

2023/07/06 09:50

孤独な掏摸(スリ)の物語。

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:mitu - この投稿者のレビュー一覧を見る

孤独な掏摸(スリ)の物語。
誰にも頼らず、誰とも繋がらず、孤独に生きていくはずの男の前に、宿命に踊らされる母子が現れる。男は二人をほっとけなくなる。それが手枷足かせになるのがわかっていても。

決して表に出ることは無い裏社会の闇。その中で腕一本で生きていくことの孤独。
頼れるのは己の腕のみ。
常に危険との隣り合わせ。

痺れるような掏摸の現場。巧みな心理描写。ヒリヒリしながらページをめくった。

そして、節目節目で現れる少年が切ない。救いがない。
人を避けて生きてきたはずの男も、この少年をほっとけなくなる。
読んでいて苦しくなる。

そして浮かんだのは「因果応報」という言葉。
どんな腕利きの掏摸職人でも、例え金持ちだけ狙っていたとしても、犯罪は犯罪。悪因は悪因。そこからは逃れられない。主人公も重々わかっていたはず。しかし、厳しき因果がついてまわる。

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