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2件
冥土めぐり
著者 鹿島田真希
子供の頃、家族で行った海に臨むホテル。そこは母親にとって、一族の栄華を象徴する特別な場所だった。今も過去を忘れようとしない残酷な母と弟から逃れ、太一と結婚した奈津子は、久々に思い出の地を訪ねてみる…。車椅子の夫とめぐる“失われた時”への旅を通して、家族の歴史を生き直す奈津子を描く、感動の芥川賞受賞作。
冥土めぐり
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冥土めぐり
2020/06/18 13:01
先を見通せない不安感や圧迫感が見事に表現された作品です!
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、『6000度の愛』(三島由紀夫賞)、『ピカルディーの三度』(野間文芸新人賞)、そして同書『冥土めぐり』(芥川賞)といった傑作で純文学新人賞三冠作家となった鹿島田真希氏の作品です。同書には、表題作のほかに、根津に暮らす四姉妹とよそ者との遭遇を描いた「99の接吻」が収録されています。どちらもあえて狭い範囲に舞台を限定し、一種の閉塞感をもって書かれているようです。先を見通せない不安感や圧迫感を、見事に表現するのが鹿島田文学の真骨頂です。ぜひ、一度、読んでみてください。
冥土めぐり
2024/09/27 23:01
何が書きたいのかよく分かりません
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:まなしお - この投稿者のレビュー一覧を見る
「冥土めぐり」は、タイトルの意味がよく分かりませんでした。併録してある「99の接吻」も何が書きたいのかよく分かりませんでした。