- みんなの評価
4件
東京裁判の全貌
現代に至るまでの日本人の戦争観と歴史意識の原点にもなった極東国際軍事裁判。絞首刑七名、終身禁固刑十六名という判決において何がどのように裁かれたのか、その全経過を克明に解き明かす。
東京裁判の全貌
ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
東京裁判の全貌
2020/07/05 10:18
東京裁判の詳細を入手可能な史料を駆使して再現した貴重な一冊です!
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、第二次世界大戦で日本が降伏した後の1946年(昭和21年)5月3日から1948年(昭和23年)11月12日にかけて行われた連合国が「戦争犯罪人」として指定した日本の指導者などを裁いた一審制の極東国際軍事裁判、通称、東京裁判の詳細を解説した貴重な一冊です。この裁判は、連合国によって東京に設置された極東国際軍事法廷により、東条英機元内閣総理大臣を始めとする、日本の指導者28名を、「平和愛好諸国民の利益並びに日本国民自身の利益を毀損」した「侵略戦争」を起こす「共同謀議」を「1928年(昭和3年)1月1日から1945年(昭和20年)9月2日」にかけて行ったとして、平和に対する罪(A級犯罪)、人道に対する罪(C級犯罪)および通常の戦争犯罪(B級犯罪)の容疑で裁いたものです。「平和に対する罪」で有罪になった被告人は23名、通常の戦争犯罪行為で有罪になった被告人は7名、人道に対する罪で起訴された被告人はいません。裁判中に病死した2名と病気によって免訴された1名を除く25名が有罪判決を受け、うち7名が死刑となった裁判です。日本政府及び国会は1952年(昭和27年)に発効した日本国との平和条約第11条によりこのthe judgmentsを受諾し、異議を申し立てる立場にないという見解を示ししました。このような裁判の詳細を様々な史料を駆使して非常に詳しく再現した貴重な一冊です!ぜひ、読んでみてください。
東京裁判の全貌
2023/01/08 05:21
記録
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:七無齋 - この投稿者のレビュー一覧を見る
流石に裁判内容の詳細はすべては記されていないが巻末年表と共に裁判の経緯流れはよくわかる。ポツダム宣言の全文掲載など史料的にも価値あり。裁判意義そのものには否定的でもある。
東京裁判の全貌
2015/10/17 20:52
東京裁判の全貌
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たかちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
東京裁判について学校などでは余り詳しく学習する機会がありませんでしたが、当書は偏った見方ではなく比較的客観的でわかりやすくまとめられています。文庫本にコンパクトにまとめられている点についても評価できます。