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  • みんなの評価 5つ星のうち 4.4 5件

ユルスナールの靴

著者 須賀敦子

デビュー後十年を待たずに惜しまれつつ逝った筆者の最後の著作。二十世紀フランスを代表する文学者ユルスナールの軌跡に、自らを重ねて、文学と人生の光と影を鮮やかに綴る長篇作品。

ユルスナールの靴

税込 704 6pt

ユルスナールの靴

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みんなのレビュー5件

みんなの評価4.4

評価内訳

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ユルスナールの靴

2001/06/21 11:57

須賀さん、素敵なごちそうをありがとう。ウンベルト・サバの詩やアントニオ・タブッキの小説のようにこの作家の小説もありがたく味わってみたいと思います。

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:中村びわ(JPIC読書アドバイザー) - この投稿者のレビュー一覧を見る

 須賀さんの書いたエッセイはどれも硬質な輝きを放ち、読む者を上質な人間に押し上げてくれるようだ。だけど、私はこの方の書いたものを読んでいると不思議な感じがしてくることがある。こんないいもの、手軽に読ませてもらっていいのだろうか…と。

 それはちょうどこんな感じにもたとえられる。
 須賀さんの食卓に、一口サイズに作られた海老しんじょだとか、摘みたてのベビーリーフのサラダとか、柔らかな和牛のみそ焼きとか、ルビーのようにつやつやのさくらんぼなどのご馳走が並んでいる。須賀さんが「さあ、ゆっくり味わいましょうか」という段になって、鼻に汗をかいた私が「おなかすいた」と言いながら飛び込んでいくような気分。ぶしつけな私に、須賀さんは「どうぞ召し上がって」と何の翳りもなく微笑むのだ。
 そのようにして、須賀さんは何人もの極上の文学や風景、建物や友人を読み手に差し出してくれたような感じがする。

 須賀さんがユルスナールという作家と自分との出遭いを描いた箇所がある。長くなるが引用してみる。
<だれの周囲にも、たぶん、名は以前から耳にしていても、じっさいには読む機会にめぐりあうことなく、歳月がすぎるといった作家や作品はたくさんあるだろう。そのあいだも、その人の名や作品についての文章を読んだり、それらが話に出たりするたびに、じっさいの作品を読んでみたい衝動はうごめいても、そこに到らないまま時間はすぎる。じぶんと本のあいだが、どうしても埋まらないのだ。
 マルグリット・ユルスナールという作家は、私にとって、まさにそういう人物のひとりだった>

 渋澤龍彦のエッセイで知ったユルスナールの名、代表作『ハドリアヌス帝の回想』−−須賀さんのこのエッセイを読まなければ、おそらく私もこの作家とはニアミスしただけに終わってしまっていたことと思う。

 この本は、「本読み」の羅針盤である須賀敦子さんがユルスナールという類いない作家に、いかに心を添わせて作品を読み込み、血肉にして自分の生活の中と思念の中で関わり合い、作家の影を求めて旅をしたかという記録を1冊にまとめたものである。

 ミステリーのようなタイトルは、ヨーロッパの良家の人びとにとっての靴のエピソードとともに、いつもながらどこか切ない須賀さんの少女時代からの靴に関する記憶をたどりながら、<きっちり足に合った靴さえあれば、じぶんはどこまでも歩いていけるはずだ>という書き出しの言葉を何回も意識させ、ひとりの女性が、ひとりの人間がたどっていく先を照らしだすようである。

 ベルギーという国の地理的位置と心理的位置、雪のように白いリネンの文化的な意味、50年代の留学の様子、亡命者にとっての言語、アテネの神殿テセイオンの存在、ピラネージという銅版画家が描いた世界など、須賀さんの食卓に並べられたものは「好奇心」「知識欲」を存分に満たしてくれる。

 この次須賀さんの別の本を手に取るまで、鼻の頭の汗はふいて息を整えておきたいと思う。ふさわしい読み手になれるよう…。

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ユルスナールの靴

2022/01/23 22:52

書き出しの文章

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:aki - この投稿者のレビュー一覧を見る

書き出しの文章が大好きです。

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ユルスナールの靴

2020/07/07 09:50

須賀敦子氏の晩年に著された、20世紀を代表するフランスの作家ユルスナールの軌跡を辿った作品です!

1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る

本書は、昭和期に活躍された随筆家で、イタリア文学者の須賀敦子氏の作品です。同書は、20世紀のフランスを代表する作家マグリット・ユルスナールに魅せられた筆者が、作家と作中人物の精神の遍歴を自らの生きた軌跡と重ね、パリ、アレキサンドリア、ローマ、アテネ、そして作家終焉の地マウント・デザート島へと記憶の断片を紡いだ作品となっています。世の流れに逆らうことによって、文章を熟成させていった一人の女性への深い共感が読者にひしひしと伝わってきます。同書の内容構成は、「フランドルの海」、「1929年」、「砂漠を行くものたち」、「皇帝のあとを追って」、「木立のなかの神殿」、「黒い廃墟」、「死んだ子供の肖像」、「小さな白い家」となっており、興味深い話が進んでいきます。

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