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2件
東浩紀アーカイブス
著者 東浩紀
衝撃のデビュー「ソルジェニーツィン試論」、ポストモダン社会と来るべき世界を語る「郵便的不安たち」など、初期の主要な仕事を収録。思想、批評、サブカルを郵便的に横断する闘いは、ここから始まる!
サイバースペースはなぜそう呼ばれるか+
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郵便的不安たちβ
2020/06/27 09:54
『存在論的、郵便的』を著した東浩紀氏の90年代の思想とオタク文化を横断的に論じた画期的な書です!
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、『存在論的、郵便的』(サントリー学芸賞)、『クォンタム・ファミリーズ』)(三島賞)などの哲学的名作を次々に発表してこられた作家であり、評論家である東浩紀氏の作品です。同書は、著者が1990年代の現代思想とオタク文化を横断的に論じた画期的な書で、デビュー以来の主要な論考に現代の情報を追加した最新作が収録されています。同書の構成は、「棲み分ける批評」、「ポストモダン再考―棲み分ける批評2」、「ソルジェニーツィン試論―確率の手触り」、「写生文的認識と恋愛」、「庵野秀明はいかにして80年代日本アニメを終わらせたか」、「アニメ的なもの、アニメ的でないもの」、「存在論的、広告的」、「新しい若者のモデル―宮台真司との対話」、「特別インタビュー 90年代を振りかえる」といったテーマで話が進みます。
サイバースペースはなぜそう呼ばれるか+
2020/06/02 10:04
これまでの情報社会論を大きく塗り替えた東浩紀氏による表題作をはじめ、論考や対談を収録した興味深い一冊です!
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、批評家であり、哲学者、小説家でもある東浩紀氏によって著され、従来の情報社会論を塗り替えるという大きな影響を与えた表題作『サイバースペースはなぜそう呼ばれるか』を中心にして、1990年代1990に著者が切り開いた情報論の核となる論考と対談を収録した興味深い一冊です。同書の構成は、「サイバースペースはなぜそう呼ばれるか」はもちろん、論考として、「精神分析の世紀」、「情報機械の世紀―ベンヤミンから無意識機械」、「想像界と動物的通路―形式化のデリダ的諸問題」、「スーパーフラットで思弁する」のほか、対談として、「精神分析の世界(斎藤環との対話)」、「可視的なものの世界(村上隆との対話)」、「謎解きの世界(法月綸太郎との対話)」となっています。