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9件
COLD
著者 木原音瀬 (著)
事故で記憶をなくした高久透は、友達だと名乗る年上の男・藤島に引き取られる。藤島は極端に無口なうえ、透の「過去」を何ひとつ教えてくれず、透はどこにも居場所がないような寂しさを募らせる。しかし藤島とともに暮らすうち、彼の中に不器用な優しさを見いだして――。過去と現在が複雑に絡み合うあの超話題作が電子で登場!
COLD FEVER【イラスト入り】
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COLD FEVER 新装版
2016/08/31 20:11
本領発揮
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:10 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ついに来たか…!という感じでした…
1ページ目からどん底ですのでどうぞ覚悟して読んで下さい。
あとがきで木原先生も書かれているように、1・2巻はこの3巻のために書いたそうです。
うん、おかしいと思ってた…
木原先生信者なので、1・2巻の甘々な展開もいつどん底に突き落とされるんだろう…と素直な気持ちで読めなかったのですが、3巻を読んで衝撃。
正直ここまでするとは思わなかった…
本当に容赦ないです。
辛くて苦しくて…
もう止めて…!と何度も叫びたくなりました…
切ないとかではなく、恐怖で泣きました。
ページをめくるのが怖すぎて震えました。
でも誰に怒りを向けたらいいのかわからなくて…
絶頂期と比べれば幸せなエンドとは言えないのかもしれないけれど、2人にできる最良の形でエンドを迎えることができて良かったと思います。
モヤっとした気持ちが少し残った気もしますが、この後余韻に浸る暇なくスピンオフの”COLD HEART”シリーズを読んでしまい、そちらの衝撃が強すぎたので詳しいことは覚えていません。
今作で透が嫌いになってしまった人も”COLD HEART”シリーズを読めばきっと透が良い人に思えるはず…!
今作のCPが脇として出てくるのですが、ちゃんと常識人で、上手くやっているようで安心しました。
COLD FEVER 新装版
2015/10/31 22:09
COLDシリーズ3作目
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:onew - この投稿者のレビュー一覧を見る
木原音瀬さんの作品はどれも好きだけれど、COLDシリーズの第3巻は嗚咽をもらしながら読み終えた印象深い作品のひとつ。SLEEP、LIGHTと読み終え、幸せな二人の絶頂期を知っているだけに余計に辛い。FEVERは透視点だけど、言葉や行動の端々に藤島がどれほど6年間の透との思い出を大切にしていたかが痛い程分かる。シリーズを通して大きく心が揺れ動いた作品。
2015/03/18 16:06
ハマります!
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Sota - この投稿者のレビュー一覧を見る
評価の高い作品だったので、気になっていましたが、高評価に値する作品だと思いました。
Cold Sleepでは、透目線だったのが、Clod Lightでは藤島目線で過去の話も織り交ぜながら進行していきます。
なぜ藤島が透と必要以上に近づこうとしなかったのかが、これを読めば納得します。
藤島の母親の行動に度肝の抜かれ、こんなの大丈夫なの??と、恐ろしくなりました。でも、この母親の存在が無ければ、この話は成り立たないので、貴重なわき役なのでしょう。
まだ、Cold Feverは読んでないので、早く読みたいです!