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電子書籍

世界

著者 西尾維新,TAGRO

禁じられた一線を現在進行形で踏み越えつつある兄妹、櫃内様刻と櫃内夜月。その友人、迎槻箱彦と琴原りりす。彼らの世界は学園内で起こった密室殺人事件によって決定的にひびわれていく……。様刻は保健室のひきこもり、病院坂黒猫とともに事件の解決に乗り出すが――?

きみとぼくの壊れた世界

税込 968 8pt

きみとぼくの壊れた世界

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みんなのレビュー24件

みんなの評価4.0

評価内訳

交点の殺人事件

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る

 予告では串中弔士が中学三年生の時の事件ということでしたが、実際にはあの事件から十四年後、私立女子高校の倫理教師となった串中弔士の周辺で起きる事件です。あの弔士くんが教師しかも倫理教師となり、かつ、スクールカウンセラーの真似事までしているという状況も意外ですが、合わせて、あの病院坂迷路のバックアップと名乗る人物、病院坂迷路が臨時教師として登場してきます。そして、事件は、串中先生と(巻き込まれた)病院坂先生が、同僚の遺体をバスケットゴールにひっかけられた状態で発見するところから、幕が開かれるのです。
 次々と起きる殺人事件が病院坂迷路の視点で語られ、畢竟、串中弔士も迷路の視点から描き直される。他者の目から見た自分。第三者的視点で見ているつもりが、いつの間にか反転してしまう。そして事件の終幕。通常いう意味でのミステリーではないと思うので、本格ミステリー好きには気に入られないかもしれない。
 十四年前に登場した人物やその関係者が様々な形で再登場し、描かれていない十四年間にどのようなやり取りが行われたのかを妄想させてくれます。

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電子書籍きみとぼくの壊れた世界

2021/02/19 14:43

良い意味で気持ち悪い

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:みnami - この投稿者のレビュー一覧を見る

語り手の櫃内様刻くんが、人間離れしているというか、何考えてるか分からなくて読んでて気持ち悪くて面白い。他にも夜月ちゃんや黒猫さんなど個性があるキャラばっかりで西尾維新ワールドをめっちゃ感じる。
戯言シリーズのいーちゃんに似てる。私にとっては、西尾維新作品の中でもかなり心に残る小説だった。
表紙の絵でちょっと読むのを後回しにしていたが早く読んでおけば良かったと後悔した。

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紙の本きみとぼくの壊れた世界

2003/11/27 22:04

清くも美しくもないが、正しい。

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:のらねこ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 饒舌と言葉遊びは相変わらずだが、今回はキャラクターの萌え要素強調や記号化はやや控えめの西尾維新。一人称の語り手の語彙が豊富でそれなりに格好がついた言い回しを多用するのにもかかわらず結構間が抜けているとところとか、基本的に人が好いあたりは「戯言遣い」シリーズの仕様を継承。
 世界なんてもんは基本的に最初っから壊れているもんで、いまさら「壊れてた」とタイトルで断るあたりが、なんというか、けっこう純真なんだねえ……。
 あるいは、自分を取り巻く世界が「あらかじめ壊れている」ことを自明なものして認識できるか否かが、「大人」と「子ども」のカテゴリの違いを分ける要素だ、ということなのかもしれないのだけど。というか、実際の生活上の些末事を片づけることに追われ、そうした違和感に頓着している暇や余裕もないのが、ごく普通の健全な状態の「大人」だと思う。所詮、「大人」と「子供」の違いなんて、「社会的なシステムにどの程度組み込まれているのか?」というシスティマティックな部分でしかないんだからさ。
 ともあれ、この作品の中の登場人物たちは、自分を取り巻く環境に程度の差こそあれ違和感や「抑圧されている」というプレッシャーを感じている。そのプレッシャーを跳ね返すために、世間一般がイメージするところのごく普通な高校生活をしていたり妹との関係に逃げたり保健室に引きこもったりする。多少の誇張やディフォルメはあるにせよ、この年頃のキャラクターを描く現代の作品としては、こうした描き方は、かなり正しい。描かれた事物が、必ずしも清くも正しくもない、という部分も含めて。
 それにしても、作中で「本格談義」がなされているほど「ミステリ」のお約束にかなり意識的であるのに、作中のメイントリックはぜんぜん凝ったものを使っていないあたりは「らしい」というべきか。その意味ではやはり、「ミステリ風味の味付けがなされた現代青春小説」と読むべきではないかな。

酩酊亭亭主

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紙の本きみとぼくの壊れた世界

2003/11/21 00:32

…西尾節炸裂…!!

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:言ノ刃 - この投稿者のレビュー一覧を見る

メフィストで体験版が掲載されていたのを偶然目撃して買って読んでから…ちょっと間が開きましたが…遂に刊行です!
この新刊、戯言シリーズとはまた一味も二味も違う世界で繰り広げられるのですが、やはり西尾氏独特の雰囲気が…。主人公視点からの語りはいつもの通り。
主人公・櫃内様刻(ひつうちさまとき)と妹の夜月(よるつき)との兄妹愛(?)っぷりがなんとも印象的…一体この二人はどうなってしまうのだろうと思わせられる所もあり。そして様刻を取り巻く友人達…中でも病院坂黒猫は強烈にキました! いい! ああいう謎めいてて「僕」口調で意味ありげ(時には意味不明??)なことを言うキャラは好きです!! しかし病院坂が表紙に来る、とは。
事件はいきなり唐突に起きて様刻と黒猫はそれを追い始めるのですが…やはり西尾氏、ストレートには進ませてはくれない。事件を追う途中でハプニングが起きたりしてしまうし…それは読んでもらえば明確になるのですが、印象的なのは病院坂の思考…かな? 随所で彼女は頭脳フル回転させてるので。その勢いは主人公の様刻を差し押さえるくらい。じっくり読んでいってみよう…。
この作品は一冊で完結していますが、この人物達で続編を書いて欲しいです。一発モノで終わるには惜しい気がします…是非。
最後に。読んでいるとわかりますが、この作品に出てくる高校が…何かの作品に出ていた高校とちょっと似ているので気にしてみると良いです…。

西尾ワールド全開な「きみとぼく」ミステリ、御覧あれ!!

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紙の本きみとぼくの壊れた世界

2003/11/20 14:47

ミステリーというより萌えキャラ命?

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:エルフ - この投稿者のレビュー一覧を見る

近親相姦、学園内売春、ひきこもり、苛め…アブノーマルで禁忌の世界がたっぷり。
正直、様刻と夜月の危ない世界は18歳未満は読むのを禁じた方がいいんじゃない?と思うくらいですね。
いや好きな人は好きな世界でしょうけど…。
そして萌える人は夜月と黒猫のブルマ姿に萌え萌えになるでしょう。

しかし戯言シリーズに続きこれまた濃いキャラばかりですよね。
でも「様刻=いーちゃん」、「黒猫+夜月=玖渚友」に重なっちゃいましたけど…。

さて今回の「きみとぼく」、ミステリとして誰が犯人でトリック云々は全てどうでもいいことなんです。
誰がどうして、何でそうしなければならなかったかが問題で、その結果のオマケのオマケが殺人事件なんですよね。
殺された方は可哀相ですが…。
そして犯人が分かった後で様刻がとる行動がタイトルに繋がるのですが、いーちゃんなら兎も角、様刻ってそんなに魅力的な男性なんですかね? モテモテではないですか。変態ちっくなのに。

ミステリのトリックだけみると答えはすぐに出るのですがそれでもラストまで裏切らない展開になるのは西尾維新の上手さなんでしょうね。
後、探偵編で語られた「ミステリ論」は良かったですね、あの部分だけでも読む価値はあるかもしれないです。

やっぱりこの独特の世界は西尾維新ならでは、JDCシリーズは期待外れだったけどこれは面白かったです。

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紙の本きみとぼくの壊れた世界

2003/11/14 11:05

やってくれたぜ。

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:小唄 - この投稿者のレビュー一覧を見る

やってくれたぜ西尾氏。
それが一言目かな。
戯言とは違う西尾維新の世界。
きみとぼくの壊れた世界。
ニシオニストなら一度ならず三度は読むべき。
評価は堂々と、5。

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紙の本きみとぼくが壊した世界

2008/12/01 20:14

正直、維新らしくないまともなミステリだと思います。萌え、的な要素が少ないし笑いも押さえ気味、そういう意味で★五つに出来ませんでした。

6人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:みーちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

遅れて来た西尾維新ファンの私ですが、個人的にはこのシリーズのイラスト、あんまり好きじゃありません。なんていうか可愛い、っていう感じがしないんです。やっぱりTAKEさんや、VOFANのほうがいいかな、特にVOFAN描く女の子の可愛さったらないもの、なんて思ったりして。

とりあえず装幀関係者を列記すれば Book Design Hiroto Kumagai Noriyuki Kamatsu、Cover Design Veia、Illustration TAGRO です。新潮社さんもですが、講談社さんもお好きですねえ、英語表記。必要なんですか?首ひねっちゃいます。そんなことで足並み揃えるより、出版界での年号表記廃止のほうが正しい気がするんですが・・・

閑話休題。カバー折り返しの言葉のタイポグラフィックを再現すると

 人生は
コールドゲーム
  なんです。>>>>>心当たりが
            あり過ぎます。

となります。ふむ、あまり努力してない気が・・・。そこでカバー後(ミルキイ・イソベによればカバー表4、というんだそうです)の案内に目を向けると

奇妙な相談を受け、
シャーロック・ホームズが
愛した街・ロンドンへと誘われた
病院坂黒猫と櫃内様刻。
次々と巻き起こる事件の謎解き合戦が
始まった!これぞ世界に囲われた
「きみとぼく」のための本格ミステリ!

となっていて、初出は小説現代特別増刊号「メフィスト」2008年5月号だそうです。げ、単行本一冊分丸ごと掲載!?なんて今、思いました。増刊号買うのとノベルズ買うのと、どっちが得なんだろうか、なんて思ったりもします。で、これ読んで首ひねってしまいました。病院坂黒猫と櫃内様刻って誰?

そういえば『きみとぼくの壊れた世界』『不気味で素朴な囲われた世界』のこと殆ど憶えていません。次女に確認しても、このシリーズについて彼女の評価は高くないのです。次女にとっては戯言シリーズこそ西尾維新であり、私にとってはやはり『化物語』シリーズこそが維新。だいいち、このシリーズ、『不気味で素朴な囲われた世界』しか読んでないし・・・

というわけで自分の読書メモ、チェック!はい。病院坂黒猫については、「迷路の従姉妹、18歳、女子高生」とあり、このお話に登場しない病院坂迷路については「中二、13歳。一人奇人。学ランに身を包む美少女」と書いてあります。ついでに書けば「ともかく迷路と、こぐ姉が素適」とコメントがあるものの、櫃内様刻についての記述なし。っていうことは殆ど前作と関係なし。

ま、シリーズ三作目なのでこれ以降のお話がすべて海外、ロンドンということになれば、このシリーズが学園ものっていう前提は見事に崩れるわけで、前の話と繋がらない!なんて文句いうこともないわけです。ふむ、私はなぜこんなドーデモイイようなこと考えてんだろ。でも何故ロンドン?それもシャーロック・ホームズ?

以下、簡単に各話の内容紹介をしますが、実はかなりマトモなミステリです。しかもメタ化している。なんていうか、私のイメージにある維新作品とは様子が違います。無論、かなり飛んだユーモアは健在ですし、高校生らしいっていうかブラックでセクシャルで危ない会話も健在なんですが、各話の繋がり方がかなり捻ってあって、ホンモノっぽい。

私としては、維新、ミステリでもやるじゃん、っていう感じで読み終わりました。ま、その分、オリジナリティは会話だけになっちゃたかな、それなら他の作品のほうが面白いのに、なんて思いもします。

以下、CONTENTSの簡単な内容紹介です。

007/せんたくもんだい編:ロンドンに向かう飛行機で起きた殺人事件。胸に突き刺さった凶器はどうやって機内に持ち込まれたのか。死体の隣に座った櫃内様刻と、通路側の席に座った病院坂黒猫の高校生コンビは・・・

059/あなうめもんだい編:ロンドン市内観光で思わぬ弱点を見せた黒猫、そして様刻が解き明かす作家の妻の死の謎。果たしてその推理に穴はないのか・・・

109/ちょうぶんもんだい編:ロゼッタストーンの前から動こうとしない串中弔士は女子の制服を着たかわいらしい中学一年の男の子。彼が披露するエージェントの倉庫での死、その真相は・・・

149/ろんぶんもんだい編:その小説を読んだものは必ず死ぬ、病院坂をロンドンに呼び寄せることになった作家の未完の本に挑む黒猫を待っていたのは・・・

183/まるばつもんだい編:様刻の文章にショックを受けた病院坂。そして彼女をなだめる櫃内。そんな二人を待ち受けていたのは新たな死・・・

213/えんでぃんぐ:さようならロンドン、そしてタダイマ、関西国際空港。帰国した二人は・・・

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紙の本不気味で素朴な囲われた世界

2007/11/02 06:08

前作を引き継ぐ二作目。そして病院坂、いいなぁ。

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ねねここねねこ - この投稿者のレビュー一覧を見る

『きみと僕の壊れた世界』西尾維新の作品でいちばんすきなのがこの前作。
シリーズ二作目のこのものは、推理小説への想いと考察という点で、前作からの提示に補強というものがなされていた。
表面の学園という空間と病院坂一族だけじゃない。中間までを読み、半ば予期していたのだが、やはりそうかといった感。登場人物のキャラクタを思って見てみれば、納得に近い(現在の推理小説において、作者たらん読者のそれぞれに究極の納得などできよう筈もない)ものを感じられるだろう。なるほどね。そうして書かれていたのなら帰結で飲み込みやすくもある、と。
ある意味、多く悪い意味において「現代らしい」ものを基盤に扱った作品に思う。つまりは「素朴で囲われている」得体の知れない「不気味な」感覚。繰り返される、「日常」と「異常」の言葉。そして「慣れる」こと、慣れることにも、慣れないことにも「慣れる」こと。刺激と非日常を求める。一瞬の異常に思った非日常も、慣れて日常になってしまう。そうした性質の不気味さ。囲われた先に囲いを思う構造。そしてそれから見るものは…。
読後感はよってそのまま。犯人は社会的に善人ではないし、そしてヒールの品格もない。前作からの提言をやはり思い出す。悪いものは、つまり…。そして囲いにある人物。その者は思想なきままに生を貪る。「人生はゲームと同じもの」かつて言った者は誰だったか。
小道具と設定の妙も活きて思える。そうして思えば文体も、なるほどと感じたところもあって思えた。
 
人間はとてもすてきだ。そしてすばらしいものだ。
そして同様に不気味だ。最悪の得体の知れないものでもある。
スリラとしての視点。だからこうして読みもする。
例え「推理小説」ではなくとも(まあ、推理小説なんだけど)、興味深い筋の作品だと思う。
そして構築されたもの。なるほど、中学生か…。西尾はこうして描いたが、それは思想的にどのような位置に呈しているのだろう。そのものが個々人の発達であることは言うまでもないものだが。
 
それぞれの歯車。囲まれた閉塞世界を構築する文の紡ぎは素晴らしい。そのような中で、言葉遊びのゲームがあること。閉塞と日常の中の飛躍、跳躍。二重三重に交錯し、内に垣間見る異能を思う。
骨太さはあまり思わないが、技巧的で優れた、西尾らしいタイプの作品ではないだろうか。
(萌え要素は良くはわからないけど…)

このシリーズ、やはり気に入るところのものだ。
読後に妙に絡みつく、粘りと湿度を思った上で。
 
そして思ったこと。やっぱり彼女が愛らしい。
病院坂、いいなぁ。

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維新の小説にしては、登場人物に可愛い少女が登場しない、っていうんでしょうか。それに七不思議について曖昧にしているところが、ね・・・

4人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:みーちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

前回、私は『きみとぼくが壊した世界』のなかでTAGROのイラストについて

遅れて来た西尾維新ファンの私ですが、個人的にはこのシリーズのイラスト、あんまり好きじゃありません。なんていうか可愛い、っていう感じがしないんです。やっぱりTAKEさんや、VOFANのほうがいいかな、特にVOFAN描く女の子の可愛さったらないもの、なんて思ったりして。

と書いていて、それは基本的に変わらないんですが、ちょっと今回は訂正します。カバー画が駄目。でも、本文中の白黒のイラスト、っていうか今回はきちんとコマ割されて各章の頭に見開きの頁が用意されているんで漫画のほうが当たっていると思いますが、これはいい。

こういうことって、漫画家にはよくあることなんです。あらためてカバー後ろの折り返しのTAGROについての注を見ると、まんが家、イラストレーターとあって「まんが家」のほうが頭にあります。我が家のコミックス・オタクの娘たちも「カバーは下手だよね、TAGRO」とバッサリ。やっぱね・・・

流れで装幀関係者を列記すれば Book Design Hiroto Kumagai Noriyuki Kamatsu、Cover Design Veia、Illustration TAGRO です。新潮社さんもですが、講談社さんもお好きですねえ、英語表記。必要なんですか?首ひねっちゃいます。これって護送船団方式というのが正しいでしょうか。そんなことで足並み揃えるより、奥付けの西暦表記統一のほうが正しい気がするんですが・・・

で、今回のお話。結構難しいです。舞台は教員数20、生徒数400という学校法人私立千載女学園で、病院坂迷路(バックアップ)が巻き込まれた名門女子校七不思議殺人事件が扱われます。普通、こういうお話の場合、小説の最初のほうで七不思議について解説があります。

たとえば田中啓文『私立伝奇学園高等学校民俗学研究会』シリーズ、或は篠田真由美『北斗学園七不思議』、物集高音『冥都七事件』、小説ではありませんが宮部みゆき『平成お徒歩日記』。殆どが章のタイトルや巻頭で歌などの例で挙げられる。でもこの小説ではそれがない。読んでいけば理由は分かるんですが、読者にすれば不自然といった感がついて回ります。

登場人物について簡単に書けば、まずメインは臨時講師(担当教科・英語)の病院坂迷路(バックアップ)です。ちなみに、(バックアップ)、という括弧書きには意味があります。そして御本体、病院坂迷路がいます。14年前、当時中学生の串中先生の上級生だったのが括弧なしの迷路です。

で、病院坂迷路(バックアップ)と一緒に事件に巻き込まれるのが、27歳の倫理教師かつスクールカウンセラーの串中弔士です。既に書きましたが、14年前、括弧なし迷路と同じ学校にいました。その時代からの知り合いがもう一人登場します。県警捜査課の刑事で、ふや子の叔父・伽島有郷です。

串中の中学時代の大親友・ふや子の親戚で、串中いわく「驚くなかれどんな嘘でも見抜くことができるという、恐るべきスキルを有する辣腕の刑事さん」だそうです。ふや子にダウト・スキルを伝授したともいい、二人は14年前の事件で知り合っています。ちなみに、私には初耳です。その話を読んでいないか、完全に忘れ去ったか、或はその話は未だ書かれていないか、このどれかでしょう。

最後に黒士という2歳の子どもが登場します。どういう存在かは読んで確かめてください。あとはカバー後の文章を借ります。

平和だったはずの私立千載女学園で、
不可思議かつ不可解な殺人事件が起こる。
そしてそこに勤務していたのは、
こともあろうか倫理教師となったあの串中弔士。
病院坂迷路を巻き込んだ事件から14年。
探偵ごっこの犯人捜しが再び始動。犯人は一体?!
これぞ世界に囲われた
「きみとぼく」のための本格ミステリー!

で、今回はカバー折り返しを再現してみます(前回は、私は挑戦しなかったので、bk-1始って以来のことではないでしょうか、こんな馬鹿な試みは)。

                   。NISIOISIN
                  す
                  で
〈〈〈〈〈 人生は          ず
      ノーゲーム       ら
       なんです。〉〉〉〉〉にあ
                 こ
                 こ
                 心

実物と比較してもらえば分かるんですが、けっこう健闘してると思います。ともかく、テキスト形式でこれをやるっていうのは、かなり無理あります。最後は CONTENTS

001/なまえ欄:倫理教師 串中弔士
021/だいいち問:国語教師 木々花美
053/だいに問:家庭科教師 通上黄桃
087/だいさん問:数学教師 日下部昇
125/だいよん問:体育教師 陣野経蔵、英語教師 鮫畑錨
153/だいご問:?
163/えんでぃんぐ:?
あとがき

でした。

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紙の本きみとぼくの壊れた世界

2004/02/05 02:28

閉ざされた世界

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:名乃 - この投稿者のレビュー一覧を見る

他の人の書評を読んでいてふと気が付いた。そういえばこの小説には「大人」がいない。櫃内家の両親のようにその存在は示されるけれど、小説の中に登場はしない。無駄だと言わんばかりに、排除されている。
そう、実際無駄なんだろうな。ここに大人の理由や理屈が入り込む余地はない。これは「少年少女」のための小説だ。危うくて、極端で、ずるくて、幼い。軽くて、懸命で、愚かで、孤独だ。
「少年少女」のための小説だとは思うけれど、渦中にいる人達よりもそんな頃を懐かしみたい人にお勧めしたい。

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紙の本きみとぼくの壊れた世界

2003/12/01 02:55

カオスの戯言コスモスのきみぼく

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:青木レフ - この投稿者のレビュー一覧を見る

面白さは間違いない。が、ノリきれなかった人も多くいるだろう。完全には
楽しめないカンジ。
ストーリー運びは巧みだ。キャラは描き分けられている。会話のテンポが良
いのはお互い了解事項が多いからで、大きなくくりで言えば同質なキャラ達
なのだろうが、その役割でくっきり分かたれている。無駄キャラがいない。
作者が昔「遠い人」と表現した天才も、その遠さを充分描写している。西尾
維新は描写レベルを上げた。
ところがラストで軽く裏切られた気になる。主人公を読み違えてた人にとって
は(俺だ)。小説だと思って主人公のキャラ属性を信じきっていると、ラストの
主人公が唐突に思えて充分なカタルシスが得られない。ご愁傷さま。
おそらく今回の西尾氏のターゲットはひどく絞られていて俺は射程外だった、
と推理している。「自分は世界と関係していないのではないかの恐怖」「世界
が終わった後に続いている感覚」等を共有する高校生限定本ではないか。そ
の感覚が薄いか無い人にとっては、程々のエンターティメントにしかならない
仕掛け。
イラストの見せ方も工夫がある。イラストなしで黒猫嬢が美少女ではない、と
いう読み方もしてみたかった気もするが。
(spelled from純粋呪文)

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紙の本きみとぼくの壊れた世界

2003/11/15 12:53

キャラクター小説としてのきみぼく

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:00J - この投稿者のレビュー一覧を見る

妹の勧めで購入してみました。ライトノベルというものを読まなくなって久しいので今どのようなものが主流かは知りませんが、この本の作者は恐ろしく文章がうまい。いわゆる言葉遊びとしてのうまさではありますが。
しかしながら読み終わったときに残るのはセリフではないのです。なんというか人物関係のようなものがそのむねに残るのです。キャラクターが生き生きと描かれているというのは少し違うのですよ(セリフという面から見ればその量に恐ろしく開きがありますし)。生き生きと描かれているのはむしろ人間関係なのです。まとめになってませんがサリンジャーがライトノベル書いたらこんな感じかなと言う作品なので「ライ麦」とか好きな人は読んでも損はないのでは?

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紙の本きみとぼくの壊れた世界

2003/11/28 00:29

これは無理

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:KUM - この投稿者のレビュー一覧を見る

最後まで読んでいません。私の読んだ所までだと、まだ事件も起きていません。
2ページぐらい読んで、他の本を読み始め、その本が読み終わったのでまたこの本に戻ってみましたが、更に2ページぐらい読んで、「これは無理なんじゃ……」と思いました。
それでも、書評が良いのでなんとか読み進み、現在76ページ。
これ以上は無理っぽいです。
そんな私が何で書評を書いているかと言うと、「最近人気のある西尾維新ってどんなのだろう?」と思っている方がいるならば、初めての西尾維新作品はこれにしないで欲しいからです。
どうせなら、著者のデビュー作「クビキリサイクル」にして下さい。
あれも紙一重だと思いましたが、そういうのを超越した魅力を感じました。
今回の「きみとぼくの壊れた世界」は、「クビキリサイクル」の痛い部分に全く抵抗の無い人でなければ耐えられないと思います。
兄と妹がアブノーマルな関係になりつつある事、それを問題にしているわけではありません。妹の性格が、痛すぎるのです。はっきり言って、「引き」ます。
でも、妹だけの問題なら、妹を無視して読み進めればいいのです。
それ以上に、主人公とその同級生達の会話が、「自分達は頭がいいんだ」というのをちらつかせた喋りが、痛くて痛くて、しかもそれがずっと続く事に耐えられなくなりました。
あらすじを読んだ時から嫌な予感がしていました。「禁じられた一線を現在進行形で踏み越えつつある」って、「つつある」は「現在進行形」とイコールで、「馬から落馬」的な表現だと感じました。もちろん、あらすじを書いたのは言葉を大切にする著者ではなく編集者なのでしょうが、こんな文章を書く者が編集する本って一体……?
最後まで読めば、素晴らしい作品だったのかも知れません。最後まで読まずに書評を書く事には問題があるとは重々承知しています。でもね。これを最後まで読むのは、無理だったんです。

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紙の本不気味で素朴な囲われた世界

2008/01/31 18:55

うひゃ、悪くはないけど、よくもない。『刀語』もそうだったけど、挿絵(古いな、イラストか・・・)に助けられている、っつうか。キミ、死に急ぐなかれ

3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:みーちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

『化物語』でその面白さを再認識させた西尾維新ですが、なぜかその後は鳴かず飛ばず。無論、『刀語』全12巻はその内容はともかく、無事2007年一年で出しきったわけですが、ポテンシャル低いまま。そんな状態に辟易していたところに飛び込んだ新刊ニュース、しかもノベルズ版とハードカバーの二本立て。

出版社、リキ入れてるわけです。期待が高まります。繰り返しますが、毎月頭発売の『刀語』の薄い内容にブルブル震えていたこの一年、でも考えてみれば、あの傑作『化物語』から一年経ったわけで、もうそろそろ一花咲く頃だろうな、って思うのが人情ですよね。もう裏切らないよね、維新・・・

ちなみに、帯の言葉は

退屈な“日常”はいらない。 欲しいのは、“異常”――。

西尾維新が今再び放つ「きみとぼく」本格ミステリ!

です。カバー後の案内は

時計塔が修理されない
上総園学園の2学期の音楽室。
そこから始まった病院坂迷路と串中弔士の関係。
歪な均衡を保つ学園の奇人三人衆、串中小串、童野黒理、崖村牢弥。
そして起こってしまった殺人事件。迷路と弔士による探偵ごっこの
犯人捜しが始まり、崩れたバランスがさらに崩れていく……。
これぞ世界に囲われた「きみとぼく」のための本格ミステリ!

カバー折り返しの言葉は

〈〈〈〈〈人生は
      心理ゲーム
       なんです。〉〉〉〉〉心当たりは
                  ありませんけど。
                   NISIOISIN

です。読み終わったところで、ふーっ。こんなものかなあ、と早速、維新大好き高二次女に渡しました。で、印象を確認。「あのね、維新ってバラツキが激しいわけ。特に、後半で崩れることが多いの。だから、期待しちゃいけないのね。それに、彼の代表作って言うのはもう完結しちゃった『クビキリサイクル』シリーズだし」と冷静。

とはいえ、楽しいところはあるわけです。たとえば、主な登場人物の人間関係を

ふや子さん→(畏敬)→崖村先輩
崖村先輩→(便利)→ふや子さん
ふや子さん→(苦手)→こぐ姉
こぐあね→(可愛い)→ふや子さん
ふや子さん→(ダウト!)→ろり先輩
ろり先輩→(天敵!)→ふや子さん

と示すあたり、私には才気と感じられますし

13頁、こぐ姉が駆使する口調について

ライトノベルのような音引き
純文学のごとき体言止め
翻訳小説よろしくの注釈
私小説を思わせる一人称
漢文らしき返り点
ファンタジー小説繋がりの幻想
BL小説チックな俺様
ケータイ小説によくある(笑)
SF小説的専門用語

といわれると、そうそう、と笑いたくなります。それにTAGROが描く迷路の絵が可愛くて、思わず大学一年長女に自慢げに見せてしまったし。でもなあ、死んじゃうんだなあ、好きだった連中が・・・。ま、これも次女に言わせれば、維新の小説って、結局みーんな死ぬんだよ、っていうことなんですが。

ま、皆さんの読後感想を聞きたいところです。あとはデータ編として羅列気味にまず、登場人物紹介。

串中弔士:ぼく、13歳、中一。
串中小串:こぐ姉、ぼくの姉、15歳、中三。UFO研の会長、奇人三人衆の一人。
童野黒理:ろり先輩、15歳。中三、幼き頃から嘘しか口にしないと決め、今まで実践。UFO研会員、奇人三人衆の一人。
崖村牢弥:15歳、中三。UFO研研究員、奇人三人衆の一人。
伽島不夜子:ぼくのクラスメイト、現役生徒会役員。
病院坂迷路:中二、13歳。一人奇人。学ランに身を包む美少女。
病院坂黒猫:迷路の従姉妹、18歳、女子高生。

ともかく迷路とこぐ姉が素適。CONTENTS等は
 
 007/もんだい編
093/大もんだい編
149/みかいけつ編
193/えんでぃんぐ
後書

Book Design Hiroto Kumagai Noriyuki Kamatsu
Cover Design Veia
Illustration TAGRO

です。

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紙の本不気味で素朴な囲われた世界

2007/10/17 21:12

主人公は西尾シリーズ過去最悪

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:朱色の猫 - この投稿者のレビュー一覧を見る

本筋はきみとぼくの壊れた世界より面白かったです。
しかし総じて見ると前作の方が良かった。
読後感は過去最悪かも知れませんね、良い意味でも悪い意味でも。
予想外、想定外な展開は読んでて楽しかったんですが

言葉遊びが不必要過ぎます。

序盤が言葉遊びだらけで読むのだれそうになりました。
あのやり取りはこのシリーズでは少し場違いだと思うんですけどね。
化物語の様に本筋より言葉遊びメインの物語なら良いんですが
このシリーズは一応ミステリーの分野にいる小説なんですから。

それと、「ミステリ小説~」がしつこいくらい出てきたのも不満。
氏の逃げ道に聞こえてしまうので、後書きにでも入れてください。

更に挿絵。毎回初めにあんなネタバレ絵を見たくありません。
ある程度ですがあれでストーリーラインが予想できてしまうんですよね。
絵を載せるなとは言いませんが、せめてオーソドックスな挿絵にして貰いたいです。

不満点多めですが、私はこのシリーズ好きなんで次作「きみとぼくと壊した世界」も期待してます。

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