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17件
ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。
著者 辻村深月
地元を飛び出した娘と、残った娘。幼馴染みの二人の人生はもう交わることなどないと思っていた。あの事件が起こるまでは。チエミが母親を殺し、失踪してから半年。みずほの脳裏に浮かんだのはチエミと交わした幼い約束。彼女が逃げ続ける理由が明らかになるとき、全ての娘は救われる。著者の新たな代表作。(講談社文庫)
ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。
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2016/11/03 17:13
ただのミステリーじゃなかった
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ヒトコ - この投稿者のレビュー一覧を見る
進学や恋愛問題がらみで疎遠になってしまったけれど、幼馴染の親友だったはずの女友達。
彼女が起こした事件とその後の失踪。その行方を探すうち、明らかになって行く彼女や自分に対する周囲の感情。羨望と軽蔑、嫉妬と保身。女友達の面倒くささという思い当たる節の色々。母娘関係の難しさもしかり。けれどそこには、信頼や愛情もあるのか。
無機質なタイトル、その意味にじわーっと感じるものがあった。
ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。
2013/04/10 00:15
読み返したい
6人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:とうきび - この投稿者のレビュー一覧を見る
辻村深月がさらに好きになりました。
歳をとって、また10年後くらいに必ず読み返したい。
そうしたらきっとまた新しい想いになるのだろうと思う。
ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。
2018/03/30 10:31
読む年齢によって感想も変わるんだろうなあ
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:papanpa - この投稿者のレビュー一覧を見る
辻村さんの作品は私には当たり外れが激しいのですが、これは大当たりのほうの作品でした。久しぶりに胸がギューッと締め付けられました。
20代、30代、50代と読む年齢によって感想も変わるんだろうなあと思わせる作品です。
一気読みの面白さでした、おすすめです。