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忌館 ホラー作家の棲む家
著者 三津田信三 (著)
本格ミステリーとホラー融合の愉悦 “作家三部作”第一作。後日譚「西日」収録。主人公は“三津田信三”! 奇妙な原稿が、ある新人賞に投稿された。“私”は友人から応募者の名が「三津田信三」だと知らされるが、身に覚えがない。そのころ偶然に探しあてた洋館を舞台に、“私”は怪奇小説を書きはじめるのだが……。本格ミステリーとホラーが見事に融合する三津田信三ワールドの記念すべき最初の作品が遂に登場。
忌館 ホラー作家の棲む家
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紙の本忌館 ホラー作家の棲む家
2022/11/30 14:41
ミステリ要素のあるホラー小説かな
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たけとり - この投稿者のレビュー一覧を見る
面白かった。続きが気になって先に結末見ちゃうんじゃなかったな…w
残りの読書が作業になってしまった…。
作中に出てくる本を先に読んでいて、そこから三津田信三さんを認識したので懐かしい…。あと自分は作者三部作の最後の蛇棺葬と百蛇堂から読んでしまったので、「作者助かるんだ?」と思ってしまった。でもこれ三部作の一作目なのだから、それはそうw
それはさておき、因果関係が判明していくのと、作者パートと創作パートがつながる展開と文章が良かった。特に後日談「西日」は入れ子構造的なホラーになっているのが良かった。
電子書籍忌館 ホラー作家の棲む家
2020/06/28 11:55
にちゃり……
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ワシ - この投稿者のレビュー一覧を見る
虚実ない交ぜで、作中作に作者自身も混ぜ込んだ意欲的な実験作。
一部は実際の事件を組み入れていて、デビュー作ならではという勢いも改めて感じさせられた。
同時に詰め込みすぎた、情報が多すぎて冗長の感がないではない。
『**の如き##するもの』の刀城言耶シリーズはピンと来るモノがなく、気が付くとこの手の家にまつわる作ばかり読んでいる。
それにしても、にちゃりとはどんな笑いなのか?それが憤怒に変わる瞬間とは。
この辺に想いを巡らせると夜も眠れない。
本作も含め、どうにも作者に扱われる少年は不遇というか過酷すぎる目に遭わせられている気がする。
いっそ殺してくれた方が楽…な気がしないでもない。男児に親でも殺されたのかと邪推してしまうくらいに。
紙の本忌館 ホラー作家の棲む家
2018/04/14 13:48
ゾクッとするストーリー
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たっきい - この投稿者のレビュー一覧を見る
小説の中の現実と小説の中で作家が書く小説の世界が交互に展開され、途中どちらがどちらなのか分からなくなります。それが後半収斂されていき、結末は・・・。三津田ワールド全開のなんかゾクッとするストーリー。ただ、最後はやや消化不良の感がしたのが残念なところでした。