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北欧神話と伝説
著者 ヴィルヘルム・グレンベック , 山室静
荒涼峻厳な世界で育まれた北の民の精神を語るエッダ、サガ、神話、伝説を読む。ヨーロッパ北部周縁の民=ゲルマン人は、キリスト教とは異なる独自の北方的世界観を有していた。古の神々と英雄を謳い伝える『エッダ』と『サガ』。善悪二元の対立抗争、馬への強い信仰、バイキングに受け継がれた復讐の義務……。荒涼にして寒貧な世界で育まれた峻厳偉大なる精神を描く伝説の魅力に迫る。北欧人の奥深い神話と信仰世界への入門書。(講談社学術文庫)
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北欧神話と伝説
2020/03/12 08:55
独自の神々を信仰し、独自の世界観を創造してきたゲルマン人の神話の世界を紹介した画期的な一冊です!
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、ヨーロッパ北部の荒涼とした土地で育ってきた「北欧の民」と呼ばれるゲルマン人の奥深い神話と信仰の世界を垣間見せてくれる入門書です。ゲルマン人の域てきた世界は、キリスト教世界とは全く異なった独自の北方的世界観をもっていたと同書の著者は主張しています。彼らは、古の神話を収録した『エッダ』や『サガ』に記述された神々を信仰し、善悪二元の対立を好み、バイキングのような復讐の義務を背負っていきてきたとも言われています。こうした人々に代々に受け継がれてきた神話や神々の世界を同書にて紹介していきます。「巨人にさらわれたイドゥン」、「スッツングの蜜酒」、「フレイの恋人」、「バルデルの死」、「ロキの処罰」など、私たちがまだまだ知らない神話が沢山収録されています。興味深い一冊です!
2024/12/01 20:02
今再び
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投稿者:ないものねだり - この投稿者のレビュー一覧を見る
ヴァイキングの移動範囲を示した地図を見た事がある。地中海東部で上陸し内陸には進んでいなかった。巨人族との戦い。文字を与えた小人族。トロイの様に現実なら、どんな勢力がいたのだろう。