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分子進化のほぼ中立説 偶然と淘汰の進化モデル
著者 太田朋子
遺伝子から、生物進化を考える。自然淘汰だけで、進化は語れるだろうか? どんなに優れた形質でも、子に受け継がれなくては、その形質は絶えてしまう。受け継がれるかどうかは、確率が支配する。集団遺伝学の第一人者が提唱する偶然と淘汰の新しい進化モデルを解説する。(ブルーバックス・2009年5月刊)※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
分子進化のほぼ中立説 偶然と淘汰の進化モデル
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分子進化のほぼ中立説 偶然と淘汰の進化モデル
2020/02/22 08:59
自然淘汰といよりも、遺伝子の変化によって生物の進化が起こったという「ほぼ中立説」理論を丁寧に解説してくれます!
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、生物の進化を遺伝子に視点を当てて考察した一冊です。従来、生物の進化は自然淘汰によって起こってきたと信じられていましたが、1968年に国立遺伝学研究所の木村資生氏によって提唱された遺伝子によって起こるという「中立説」はこれまでの生物研究に大きな衝撃を与えました。その後、同書の著者である太田氏が研究を続けた結果導き出されたのが「ほぼ中立説」なのです。同書では、「集団遺伝学とは」、「中立説提唱の前後」、「ほぼ中立説の始まり」、「ほぼ中立説の予測の検証」、「遺伝子重複による進化」、「遺伝子発現調節の進化」、「自然淘汰検出の集団遺伝学」、「ヒトゲノムの特徴」、「ロバストネス、エピジェネティクス、そして形態の進化」といった内容で、分かり易く遺伝子から見た生物進化について解説してくれます!
2023/12/25 09:09
分子レベルで見た進化
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:福原京だるま - この投稿者のレビュー一覧を見る
進化がどのように起きるのかの過程を分子レベルから解析している。中立的な変異とやや有害な変異を組み合わせたほぼ中立進化という説明が難しかったが面白く感じた。