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満洲 マンチュリアの起源・植民・覇権
著者 小峰和夫
ヌルハチの決起に始まり北京に都を置いた清朝にとって、満洲は聖なる「封禁の地」だった。しかし漢族の入植で満漢の一体化は進み、辛亥革命の後は日中米英露が覇権を争う。狩猟採集を生業とした女真族の故地は、いかにして「中国の一部」となり、「極東の火薬庫」と化したのか。「満珠」建国から「満洲国」崩壊へと至る、世界史の中のマンチュリア通史。(講談社学術文庫)
満洲 マンチュリアの起源・植民・覇権
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2020/12/17 12:19
満州の歴史
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:福原京だるま - この投稿者のレビュー一覧を見る
清建国後の満州が満州人の故地として特別視される一方で満州人の多くが北京に行ってしまったせいで荒廃してしまった。その状況で耕地の労働力として漢族を導入しなければいけないという状況と満州が漢族と同化してしまうのを防ぐという矛盾に清が苦しむ様子が興味深かった。その後日本やロシアといった外国勢力の資本が入り込み変容していく様子も興味深かった
満洲 マンチュリアの起源・植民・覇権
2023/09/04 13:16
面白い満洲の通史
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
女真族が支配していた土地、そしてヌルハチが建国した清国の聖地、満洲。しかし漢族が入植をはじめ、中華民国建国後は世界の帝国主義国が覇権を競う場所になり、面白い満洲の通史だ