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ナチスの財宝
著者 篠田航一
美術館建設の野望を抱いていたヒトラーが、各地で略奪した美術品60万点のうち、現在も未発見のナチス財宝は10万点を数える。今なおトレジャー・ハンターたちを惹きつけてやまない有名な「琥珀の間」など「消えた宝」のゆくえを追う、ベルリン特派員(執筆当時)の毎日新聞記者によるルポルタージュ。ナチスと東ドイツの「亡霊」が浮かび上がってくる、教科書や歴史書には載っていないドイツ史がここに――。(講談社現代新書)
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ナチスの財宝
2018/08/30 18:03
トレジャーハンター
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投稿者:6EQUJ5 - この投稿者のレビュー一覧を見る
第二次世界大戦中、ナチス-ドイツが集めた莫大な財宝。行方不明となった伝説的な秘宝の数々を探る、ミステリー小説のような一冊です。
構成は、
第1章 「琥珀の間」を追え
第2章 消えた「コッホ・コレクション」
第3章 ナチス残党と「闇の組織」
第4章 ロンメル将軍の秘宝
第5章 ヒトラー、美術館建設の野望
と、なかなか盛りだくさん。
特に気になるのは、やはり「琥珀の間」。ドイツ人が夢見、ロシア人が完成させた、全面琥珀張りの部屋と中を装飾していた宝物群。現在の価値で3億ユーロ(約390億円)の価値があるといわれる秘宝。まさにヨーロッパ版の徳川埋蔵金のような存在です。
本書のプロローグは面白く、展開に期待したのですが、結局のところ謎は謎のまま。懸命なレポートではありますが、私にとっては残念な一冊でした。

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