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3件
グノーシス 古代キリスト教の〈異端思想〉
著者 筒井賢治
日本人研究者による待望の入門書、登場! 世界を創造した神は〈善〉か〈悪〉か? 「人間は<偽りの神>が創造した偽りの世界に墜とされている。われわれはこの汚れた地上を去り、真の故郷である<天上界>に還らなければならない」――誕生間もないキリスト教世界を席巻した<異端思想>。膨大な史料を博捜し、その実像に迫る。(講談社選書メチエ)
グノーシス 古代キリスト教の〈異端思想〉
05/22まで通常1,595円
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グノーシス 古代キリスト教の〈異端思想〉
2023/12/30 00:31
グノーシス入門としてオススメ
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:マルクス・アウレリウス - この投稿者のレビュー一覧を見る
グノーシスは非常に幅が広く、時代的にも長きに渡る思想傾向、運動であり、捉えどころがなく、どこから手を付けてよいか分からず、結局放り出してしまう、というような事になりかねないが、この本では叙述をウァレンティノス派、バシレイデース、マルキオンの3つに主に絞って紹介してくれているため、わかりやすく、入り口として申し分ない。この本で少しグノーシスに理解や興味が持てたら、勇気を持って、この思想の残した大海に漕ぎ出してみよう。きっとそう思わせてくれる力のある本だと思う。
2024/12/01 21:07
キリスト教グノーシス
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:福原京だるま - この投稿者のレビュー一覧を見る
2世紀ごろのキリスト教グノーシス思想がどのようなものだったのかいわゆる正統派が雑多な福音書を保持ているのに対してグノーシスと呼ばれる人たちがユダヤ教や矛盾している点を抜き取ろうと聖典を改変した様子など面白い
グノーシス 古代キリスト教の〈異端思想〉
2022/10/29 07:52
おもしろい
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:H2A - この投稿者のレビュー一覧を見る
グノーシスって何だ、という素朴な疑問にわかりやすく答えてくれる好著。初期のキリスト教では現在では異端とされる流派がいて独自の教説を説いていた。その主な3つの派の教説を解説。目から鱗というべき驚きの内容。とても刺激的。