- みんなの評価
23件
コーヒーの科学 「おいしさ」はどこで生まれるのか
著者 旦部幸博
今では、我々の生活に欠かすことのできない嗜好品となったコーヒー。その独特の香味はどのように生まれるのだろうか。自家焙煎店で培われた職人の技術と知恵を、科学の視点で徹底分析。味をコントロールし、自分好みのコーヒーを淹れる秘訣が見えてくる。科学論文に基づく知見を踏まえて、コーヒーのさまざまな謎に迫る!
コーヒーの科学 「おいしさ」はどこで生まれるのか
ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
コーヒーの科学 「おいしさ」はどこで生まれるのか
2016/08/02 21:12
自分好みのおいしいコーヒーを追求したくなる1冊
12人中、11人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:迷子の子猫ちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
私は、コーヒーを毎日1~4杯嗜む。全く飲まない日もあるが、それも1週間に1日~2日である。コーヒーを飲むときは、ブラック。20代からインスタントコーヒーを飲み始めて、30代後半からコーヒーショップで豆を挽いてもらい家で抽出して飲むようになって、10年以上になる。私自身のコーヒー歴を振り返ると、焙煎方法とか、抽出方法にこだわらず、ただコーヒーを好んで飲むだけ。本書を手に取ったのは、コーヒーを長年嗜んでいる割に、コーヒーのことをよくわかっていなかったから。
著者は、滋賀医科大学の講師で、専門はがんに関する遺伝子学、微生物学。著者自身、「典型的な「理系人間」」というように、コーヒーを科学的に研究し分析し得た知識を「エスプレッソみたいにぎゅっと凝縮」して詰め込んだのが本書である。
●第1章 コーヒーってなんだろう? 《コラム:動物の○○から採る最高級コーヒー》
●第2章 コーヒーノキとコーヒー豆 《コラム:コーヒーゲノムプロジェクト》、《コラム:丸豆・象豆・貝殻豆》
●第3章 コーヒーの歴史《コラム:もう一つのコーヒーのはじまり》
●第4章 コーヒーの「おいしさ」《コラム:味覚の生理学》、《コラム:ラプソディ・イン・ブルーマウンテン》
●第5章 おいしさを生み出すコーヒーの成分
●第6章 焙煎の科学《コラム:自分好みのコーヒー探しは焙煎度から》、《コラム:熱の伝わり方と加熱》
●第7章 コーヒーの抽出《コラム:コーヒーとプリンタの意外な接点》、《コラム:日本流ドリップの起源を探せ》
●第8章 コーヒーと健康《グリーンコーヒー・スキャンダル》
コーヒーに対する「おいしい、まずい」という嗜好には、焙煎度によって好みが別れるというように、私自身、浅煎り好きか、深煎り好きかと問われたら、深煎り好きである。いろいろな焙煎度のものを試したことがないので、本書で紹介している《家庭焙煎してみよう》をみると、生豆を入手し、手網を使って焙煎するやり方なら、私でも出来そうだ。是非一度挑戦してみたい。「コーヒーを飲むとヒトはどうなるか」という医学的な観点(カフェイン中毒やカフェイン離脱など)からいろいろなメリットやデメリットなど、わかりやすく詳しく解説していて、健康面を気にする私にとってタメになる情報であった。コーヒーを科学的に解き明かしていく本書は、文系の私には難しいかなと躊躇したが、おいしいコーヒーを追求するために科学的な情報は必要不可欠かも。本書で得たコーヒーの知識を参考に、自分好みのおいしいコーヒーを、豆と焙煎度から、深く追求してみたい。
コーヒーの科学 「おいしさ」はどこで生まれるのか
2016/11/28 18:00
科学者の啓発に脱帽します
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:木置場住人 - この投稿者のレビュー一覧を見る
漠然と好きだったコーヒーの「おいしさの正体」がなんだっだのかを知ることができました。
おいしさを感じるのは脳ですから、こうした科学の視点からの学習も必要だと納得しました。
脳が学んだことで、読了後にはもっと深く味わいを感じることができると思います。
コーヒーの科学 「おいしさ」はどこで生まれるのか
2018/05/21 18:06
コーヒーに、科学的知識のスパイスを!
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:野間丸男 - この投稿者のレビュー一覧を見る
コーヒーは、なぜおいしいのか?
「コーヒーのおいしさ」の主役は何か?
おいしさを生み出すコーヒーの成分は何だ?
科学的コーヒーの抽出方法は?
コーヒーは、健康に良いのか?
研究者の目で、グラフや成分データでコーヒーを分析、
コーヒーに関する知識の幅を広げてくれる。
コーヒーの味わい方が変わる!