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確率・統計であばくギャンブルのからくり 「絶対儲かる必勝法」のウソ
著者 著:谷岡一郎
胴元は確実に儲かる。なぜか? 明日のレースに、まだ間に合う! 勝負に挑むギャンブラーはこれを読め! 胴元が確実に儲かるように設計されたギャンブルに、直感で挑んでは勝ち目はない。カタい目を押さえる流し買い、ワイド馬券や複勝転がし……、一見勝ちやすそうな手こそ負けへの近道とは、これいかに? 「必勝戦術」のあるゲーム、ないゲーム、スポーツ・ブッキングの仕組みなど、確率論で解き明かす、巧妙なからくりの数々。(ブルーバックス・2001年11月刊)※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。 文字サイズだけを拡大・縮小することはできませんので、予めご了承ください。 試し読みファイルにより、ご購入前にお手持ちの端末での表示をご確認ください。
確率・統計であばくギャンブルのからくり 「絶対儲かる必勝法」のウソ
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確率・統計であばくギャンブルのからくり 「絶対儲かる必勝法」のウソ
2020/02/25 09:00
ギャンブルの仕組みを確率論で解き明かす面白い一冊です!
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、ギャンブルやカジノなどのゲームにおける仕組みを確率論で解き明かした面白い一冊です。競馬や競輪、ボートレース、カジノ、宝くじ、など私たちの周りにはギャンブルに溢れています。一攫千金を狙えるとそれに嵌ってしまう人も少なくありません。しかし、こうしたギャンブルは必ず胴元が儲かる仕組みになっているのです。同書は、こうしたギャンブルの仕組みを分かり易く解説するとともに、必勝法があるゲームとないゲームなど、確率論を使って、その内実を明らかにしてくれる興味深い書です。
確率・統計であばくギャンブルのからくり 「絶対儲かる必勝法」のウソ
2004/02/04 06:01
ギャンブルを冷静に分析する、うさんくささ皆無の本
3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:うすかげよういちろう - この投稿者のレビュー一覧を見る
ギャンブルというのは、お金にせよ、オッズにせよ、数字が支配する世界であるから、本来は、数学的な世界なのである。
たいていのギャンブラーは、熱くなっているだけで、なんにも計算していないように見えても、頭の中では、相当な計算をしているはずだ。
ただ、その人なりの計算が、はたして数学的に妥当なのかどうか、それはわからない。
たぶん、結果が、すべてを物語っているだろう。
ギャンブルは、のめりこむと、生活資金のすべてを失う世界であるから、その計算というやつの妥当性は、たとえいくらかでも、確かめておきたいものだ。
そこに、本書のような、数学的、理性的に解説してくれる本があると助かる。
というか、ギャンブルに明確な指針をもたない、カンにたよる人々にいくらかでも指針を与えてくれる、数少ない本なのである。この本は。
なにせ、著者は、競馬情報を流して生活する人でもないし、まして予想屋でもないし、なんとかのブローカーでもないし、ノミ行為をするわけでもないし、ダフ屋でもない。
ギャンブルとは、いっさいの利害関係のない人なのだ。
かといって、ギャンブルを毛嫌いし、ギャンブルの絶滅を願っているわけでもない。
純粋に数学的な研究の対象として真摯に対応しているだけなのだ。
たとえば、確率統計での大数の法則、つまり、ギャンブルをやればやるほど、当たる率は、ある一定の値に近づくという法則を回避するには、どうするか?
なんていうテーマの記述には、正直、意外性を感じて笑ってしまった。
結局、ギャンブルとのつきあいかたが、健康的ですがすがしいのだ。
もっとも、ギャンブルには、楽しみの側面もあるわけだから、数学的な妥当性で割り切れるものでもないってことも確かではある。
そういった、余裕の読み方で、この本を読みたいものだ。
ただし、数学はけっこう難しいので覚悟は必要か。
確率・統計であばくギャンブルのからくり 「絶対儲かる必勝法」のウソ
2002/05/08 20:48
カジノから2回追い出されそうになった著者のブラックジャック必勝法、あります。
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:toricha - この投稿者のレビュー一覧を見る
たいがいのギャンブルは親(胴元)が有利になるように、ある場合はあからさまに、ある場合は微妙にルール設定がしてあるわけですが、ブラックジャックにおいては「場合によっては子が有利」なケースもあるそうで、難しい理屈は抜きにして、「どういう場合(テーブル上のカードの出方)には、自分はどうすべきか」が一覧表になって掲載されています。待望の必勝法です。でもこれをカジノで実践する場合、どうしても数を数える際に頭が動いてしまって、それで著者は2回、カジノからつまみ出されそうになったそうです。たしか映画「レインマン」でも、カジノで「カードのカウンティングはお断りだ」って例の兄弟が追い出されたと思います。でも、ばれなければ(気づかれなければ)大丈夫です。日本人はラスヴェガスに一日一億円くらいお金を落としていると読んだ記憶があります。是非、この必勝法で、一日一億円稼いで帰って来るようにならないでしょうか。いや、わたしは行くお金がないんです。あと「チンチロリンの勝ち方」も出ています。「よくやる」人は必読でしょう。それから「大穴狙い」は悪い作戦ではないそうです。わたしはこれだな。全然当たらないんですけど。引き続き、細いギャンブルで行きます。