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15件
窓ぎわのトットちゃん 新組版
著者 黒柳徹子
戦後最大のベストセラー『窓ぎわのトットちゃん』。単行本、文庫、絵本の累計は800万部!35カ国以上で愛読されています。本書はその新組版。字が大きく絵も鮮やかになりました!トットちゃんがユニークな教育のトモエ学園で、友達とのびのび成長していく自伝的物語。深い愛情で子どもたちの個性を伸ばしていった校長先生が、トットちゃんに言い続けた言葉「きみは、本当は、いい子なんだよ」は、今も黒柳徹子さんの宝物です。
窓ぎわのトットちゃん 新組版
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窓ぎわのトットちゃん 新組版
2017/10/21 08:15
誰もがトットちゃん
8人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る
言うまでもなく戦後最大のベストセラーである。
どれくらい売れたかというと、1981年に単行本として刊行されて以降文庫本になったり児童向け書になったり英語版になったりとシリーズ総計で800万部を超えているというからすごい。
それにこれが一時的なものでなく今でも読まれ続けているというから、また驚く。
書いたのはタレントの黒柳徹子さん。
小さい頃自身「徹子」と言えずに「トット」と呼んだのが愛称の所以で、「窓ぎわ」というのは刊行当時流行っていた「窓際族」からとったという。
つまりトットちゃんと呼ばれた女の子は小学1年にして授業の妨げになると退学を命じられた、まさに「窓際族」だった。
そんな彼女をやさしく受け入れてくれたのが、小林宗作先生が創った「トモエ学園」だ。
この世紀の大ベストセラーはその「トモエ学園」でのエピソードを綴ったもので、トモエ学園のちょっと常識とはちがう教育の仕方なども紹介されている。
トットちゃんが規格外であったように、「トモエ学園」もまた規格外であったのだ。
のちにトットちゃんの退学に至るふるまいは「学習障害」とみられるようになったが、病気として名前がついたというだけで、それを受け入れるということは並大抵ではない。
小林先生が為したことは、トットちゃんのような子どもときちんと向き合ったということだ。
それはいつの時代でもそうだろう。
この作品は一時的な流行本ではない。
いつまでも変わらない、一冊だろう。
窓ぎわのトットちゃん 新組版
2015/10/31 23:32
再読したい本
5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:とんとんとん - この投稿者のレビュー一覧を見る
推薦図書でみたことはありましたが、実際に読んだことはありませんでした。
しかし、テレビで紹介されていたのをきっかけに興味がわいて手に取りました。
読み進めていくうちに、トットちゃんのわくわくしたり考えたりしたトットちゃん世界を見る視点、「君はほんとうはいい子なんだよ」というセリフや
先生の信じて見守る姿勢等、今だからこそ考えさせられる内容でした。
窓ぎわのトットちゃん 新組版
2023/06/16 09:10
こんな学校こそ人を育てる場所です
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:トマト - この投稿者のレビュー一覧を見る
今でいう発達障害と言われてしまいそうなトットちゃん。
そんなくくりなんてどうでもいい、むしろ、その人の個性としてどうしてみてくれないのか?
その子に合わなければ、合う場所に行けばいいし探せばいい。決まった場所に押し込めては伸びる子も伸びなくなってしまう。
トモエ学園はまさにトットちゃんにとって、最高の学校だった。
こういう学校がどんどん増えていけば未来が明るいと思えてきます。