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  • みんなの評価 5つ星のうち 4.3 4件

私の個人主義

著者 夏目漱石

文豪漱石は、座談や講演の名手としても定評があった。身近の事がらを糸口に、深い識見や主張を盛り込み、やがて独創的な思想の高みへと導く。その語り口は機知と諧謔に富み、聴者を決してあきさせない。漱石の根本思想たる近代個人主義の考え方を論じた「私の個人主義」、先見に富む優れた文明批評の「現代日本の開化」、他に「道楽と職業」「中味と形式」「文芸と道徳」など魅力あふれる5つの講演を収録。

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みんなのレビュー4件

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評価内訳

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私の個人主義

2009/05/15 14:37

夏目漱石という人が滲み出ている講演集

9人中、8人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:simplegg - この投稿者のレビュー一覧を見る

どうしてか前々からこの本に惹かれているところがありまして、ようやく読むに至ったわけですが,予想以上に面白い。

この本は講演の名手とも言われる漱石の講演を集めたものです。講演とういうものの性質上,多種多様の価値観をもった大衆に向けて
話をしなければならないことになります。漱石はこういう講演の場で,自分の見識・考え方を日常にある例を用いわかりやすく,面白く述べています。語り口は穏やかで、時として鋭い。

僕自身も漱石の鋭い洞察に驚きながら、自分自身を反省しながら読む感じでした。なかなか自分の意見や、漱石の意見に対する反発といったものが湧いてこないのが,まだまだ未熟なところであろうと思います。

ひとつ例に挙げれば,学習院で行われた「私の個人主義」という演題で漱石は”自由”、”個性”といった話題について触れています。僕自身、世で溢れるこの手の言葉には常々違和感を覚えます。言葉がひとり歩きしているように思えるからです。

漱石はこれらの言葉の本質とはなにかをしっかりと分析し、それに立脚してこれらの本当のあり方を述べます。明晰でいて、本質を見極めようという真摯な話で、とてもためになりました。内容は読んでいただきたいと思います。

漱石は全体を通して、体裁や見栄にといったものに気をとられず、自分自身に立脚した話をします。「私の個人主義」というある種過激なタイトルですが,こういう意味で漱石は「私は個人主義を公言して憚らないつもり」と述べているのではないかと思いました。

「個人主義は時に寂しいものである」といったなんとも人らしい一面をも見せる漱石の講演を一度聞いてみてはいかがでしょうか。

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私の個人主義

2004/06/12 07:55

漱石の講演集

5人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:明けの明星 - この投稿者のレビュー一覧を見る

漱石の「個人主義」は、他人も尊重する個人主義です。まず、そこは明白に書かれているのだから、読み違えてはいけないと思います。
「個と全」というのは、たいへんな問題だろうと思います。「全」は見方によっていろいろ違ってくるでしょう。国家、社会といったものから、もっと小さく見て、世間や学校、もっと大きく見るならば、人類全般━━これらは、個に対して全といってよいと思います。
漱石は、この個と全を秤にかけて、個の方が大事だ、と決め付けているのではありません。
漱石が「自己本位」という言葉を発見して、「その時私の不安は全く消えました。」と書いているのは、当時の日本の状況を抜きにしては、十分に理解できないところでしょう。当時の日本は西欧文明というものに、完全に圧倒されていた。それほど、西欧は日本の百歩も千歩も先を進んでいるように思われた、というわけです。科学や学問の方面だけでなく、文学のほうでも、西欧の影響が強かったのです。
まずそれがひとつと、それから、日本がその頃、色んな面で、時代の分岐点にあったということが留意されるべきです。日本の発展の方向性を決める、という非常に重い任務が、当時の明示のエリートには課せられていた(んだろうと思います)。
漱石はかなりの秀才で、英語を勉強するために、ロンドンへ留学しました。そこでたいへんなカルチャーショックを受け、劣等感を抱き、日本の未来を憂えるというのは、十分想像できることだと思います。
ここで、「自己本位」という言葉が生きてくる。そのような意味にとらなければいけないと思います。
…………
「現代日本の開化」では漱石は、開化は生活を便利にするが、その内実の苦労はますますひどくなるばかりだと言う。そのうえ「西洋の開化(すなわち一般の開化)は内発的であって、日本の開化は外発的で」あり、急速に西洋に追いつこうとする日本は、西洋本位になって「皮相上滑りの開化」をしている、と漱石は指摘する。「ただ上皮を滑って行き、また滑るまいと思って踏張るために神経衰弱になる」。
「私の個人主義」は漱石の若い頃の回想を基にしたもので、人間漱石を知るうえで非常に参考になるものだ。漱石は大学時代に英文学を専攻したが結局文学が何かわからなかった。これは西洋的「文学」に対する正当な懐疑だと言える。この懐疑が一因となって漱石は不安な日々を送るが、ロンドン留学中に「自己本位」という言葉を発見してこの不安から脱する。初期の漱石は自由闊達に筆を動かし、『猫』『ヨウ虚集』『草枕』『坊ちゃん』などの、「文学」という枠に囚われない破格の作品を書いていく。これは漱石の拠って立つところが「個人主義」だったから可能だった。後に『明暗』などで示される「則天去私」の境地は、このような「個人主義」との対照において理解しなければ意味がない。
他の講演も非常に面白いので、ぜひ読み飛ばさずに読んでみてください。

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私の個人主義

2019/12/13 22:48

思想家のような漱石の一面

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:岩波文庫愛好家 - この投稿者のレビュー一覧を見る

漱石の書はほぼ制覇したと自認していましたが、本書を知り、見落としていた自分を恥じました。
 本のタイトル『私の個人主義』は、最終章にあり、これ以外に『道楽と職業』『現代日本の開化』『中味と形式』『文芸と道徳』が収録されています。全て講演の内容です。明石・和歌山・堺・大阪という関西(馴染みの関西というだけで親近感も増長!)での講演、最終章のみ学習院での講演です。
 漱石の晩年期の講演とのことで、それ以前迄に数々の著述作品をリリースしてきた当人の集大成的な講演内容に、非常に大きな感銘を受けました。本書に出逢えて良かったです。
 漱石の殆どの作品を中学生頃迄に読了していて理解に乏しかったので、徐々に再読していきます!

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