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文明の十字路=中央アジアの歴史
著者 岩村忍
ヨーロッパ、インド、中国、中東の文明圏の彼方で、生き抜いてきた遊牧民たちの領域が中央アジアである。絹と黄金を運んだ悠久の交易路シルクロード。多くの民族と文化の邂逅と衝突。アレクサンドロス大王とチンギス・ハーンの侵攻……。仏教・ゾロアスター教・マニ教・ネストリウス派そしてイスラムもこの地を経由した。中央アジアの雄大な歴史をコンパクトにまとめた入門書。(講談社学術文庫)
文明の十字路=中央アジアの歴史
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文明の十字路=中央アジアの歴史
2020/03/13 08:56
中央アジアの歴史を丁寧に教示してくれる一冊です!
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、古代からアジアとヨーロッパを繋いできたシルクロードが通る中央アジアの歴史をコンパクトに、分かり易く纏めた入門書です。中央アジア地域は、遊牧民が暮らす地域でしたが、古代から交易路として栄え、また同時に多くの民族的対立が起こった地域でもあります。そのような地域を歴史を丁寧にひも解いて解説したのが同書です。内容構成は、「第1章 先史時代の中央アジア」、「第2章 オアシス都市と遊牧民」、「第3章 遊牧国家の発達」、「第4章 シルクロード」、「第5章 イスラム勢力の展開」、「第6章 地上最大の征服者」、「第7章 ウズベク王朝と帝政ロシア」、「第8章 近代の東トルキスタン」、「第9章 アフガニスタンをめぐるイギリスとロシア」、「第10章 二十世紀の西トルキスタン」となっており、私たちがまだまだ知らない歴史を教示してくれます!
文明の十字路=中央アジアの歴史
2020/07/05 07:30
中央アジアとは
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:藤和 - この投稿者のレビュー一覧を見る
この本のわりとはじめの方にも書かれているけれど、中央アジアを定義するのはとても難しい。その難しい中でも、なんとか歴史をとりまとめている本。
時々中国やロシアなどの周辺国に触れつつ、古代から現代までを案内している。
章立てだけでなく、細かい節に分けてくれているのでよみやすい。