- みんなの評価
2件
社会学的方法の規準
著者 デュルケーム,エミール , 菊谷 和宏
マックス・ウェーバーと並ぶ社会学の祖エミール・デュルケーム(1858-1917年)が1895年に世に問うたマニフェストの書、待望の新訳。『社会分業論』(1893年)で名を馳せたデュルケームは、その2年後、社会学に固有の対象である「社会的事実」の存在を宣言し、それを扱う方法を提示する。本書が与えた影響は計り知れない。この古典中の古典を第一級の専門家が明快な日本語にした決定版が完成!
社会学的方法の規準
ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
社会学的方法の規準
2020/03/07 11:54
社会学に大きな影響を与えたデュルケームの記念碑的一冊です!
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、「社会学の祖」として知られる偉大なるデュルケームが1895年に著した非常に影響力のある一冊です。デュルケームは、社会学というものを研究するにあたり、その対象として、社会学固有で、そこにしかないものとして「社会的事実」という存在を提唱しました。そして、その「社会的事実」とは、社会を構成しているのは個々人であり、しかしその個々人の総体がイコール社会ではなく、社会とはもはや生物有機体たる一つの全体であると主張しました。社会学というものに、その確固とした研究対象を与え、後の機能主義やシステム論、エスノメソドロジーなどに大きな影響を与えたデュルケームの記念碑的書とも言えます。
社会学的方法の規準
2018/10/17 11:23
定義とルールの混沌
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:とめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ある社会的事実の決定要因は、個人意識の状態の内にではなく、先行する社会的事実(歴史)の内に探求されなければならない。そして、社会学が要求するのは、ただ因果律の原理を社会現象に適用するのを認めることのみ。現代社会を読み解くヒントを与えると共に賛否両論ありそうな書。