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4件
ダンス・ダンス・ダンス
著者 村上 春樹
『羊をめぐる冒険』から4年、激しく雪の降りしきる札幌の町から「僕」の新しい冒険が始まる。羊男、美少女、そしていくつかの殺人ーー。渋谷の雑踏からホノルルのダウンタウンまで、「僕」は奇妙で複雑なダンス・ステップを踏みながら、暗く危険な運命の迷路をすり抜けていく。70年代の魂の遍歴を辿った著者が80年代を舞台に、新たな価値を求めて闇と光の交錯を鮮やかに描きあげた話題作。
ダンス・ダンス・ダンス
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2025/03/17 00:51
今までにない虚無感
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投稿者:H2A - この投稿者のレビュー一覧を見る
この本は以前買ったくせに、結局読まないまま放り出したことがある。春樹作品で話し長い方かもしれないが、「ノルウェイの森」よりこちらがよほど良い。春樹節は健在だが、この作品にあるやるせなさ、人に対する孤独の表明の深刻さ、幻想的なイメージの描出が一段上になったと感じた。登場人物も魅力的で無理がなく、まあ人が案外簡単に死ぬのにこちらの世界にとどまり、成熟に近づいた。傑作ではないか。
2020/05/26 18:18
喪失感と再生と
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投稿者:アルファ - この投稿者のレビュー一覧を見る
しばらくぶりに再読。さまざまな発見あり、とてもよかった。
2020/04/23 22:53
ダンス・ダンス・ダンス
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投稿者:雄ヤギ - この投稿者のレビュー一覧を見る
物語の中の世界としては、『羊をめぐる冒険』の続きとなる。作者である村上春樹としては、間に『ノルウェイの森』を挟み、『ノルウェイの森』でヒートアップした世間に対する反応ともとられている。
『羊の森の冒険』が「青春との決別」をテーマとしていたならば、本作のテーマは世間の言う「成熟」への違和感だろうか。

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