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10件
殺戮の狂詩曲
著者 中山 七里
累計50万部突破、リーガルミステリーの最高峰「御子柴弁護士」シリ―ズ。
【偽善という言葉から、これほど遠い小説はない】
高級老人ホームで発生した、令和最悪の凶悪殺人事件。好人物を装っていた介護職員の心中に渦巻く邪悪。最低な被疑者への弁護を名乗り出た悪評塗れの弁護士・御子柴礼司が、胸に秘める驚愕の企みとは?
ミステリーという技法を用いることによってのみ可能な、命あるものへの賛歌である。―杉江松恋(文芸評論家)
ドラマ「悪魔の弁護人・御子柴礼司~贖罪の奏鳴曲」原作「御子柴弁護士」シリーズ、第6弾。
●御子柴礼司(みこしば・れいじ)
本シリーズの主人公。14歳の頃、幼女を殺害しその遺体を解体してばら撒き〈死体配達人〉と世間から呼称される。少年刑務所を経て、高額の報酬を得ながら、検察の見立てを次々ひっくり返す悪徳弁護士となる。
殺戮の狂詩曲
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2024/09/28 19:44
素晴らしい本です
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:a - この投稿者のレビュー一覧を見る
さすがの御子柴弁護士でも9人も惨殺した犯人を減刑出来る訳ないだろうと思いながら読み進めましたが、最後にオチがちゃんとついており納得です。素晴らしいです。
2024/03/24 16:25
結末はわかっていても
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:あおくま - この投稿者のレビュー一覧を見る
個人的に中山七里の様々なシリーズのなかでもこの御子柴礼司シリーズが一番好きです。御子柴の特異なキャラクターにも共感しながら読んでしまいます。被告人が死刑になることを望みつつ、どう御子柴が勝利するのか複雑な心境で読みました。被告人の死刑がほぼ確定しているのになぜ御子柴は彼を弁護するのか、どのように被告人の利益を実現するのか、固唾を飲んで見守るように読み終わりました。エピローグにも感動しました。劇的な展開はないけれど、御子柴礼司らしさ全開で素晴らしい話でした。
殺戮の狂詩曲
2023/09/01 22:02
死刑必至案件の弁護
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投稿者:咲耶子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
要介護者9人を惨殺した介護士の国選弁護を引き受けた御子柴ちゃん。売名のためとか自分で言ってるけれど、真意は何なのか。この事件の裏に潜んでいる真実は何なのか。
罵倒をひょうひょうと受け流し、地道に調査し、被疑者を追い詰め、検察を出し抜く、そんな御子柴ちゃんの姿がフルコースで読めます。
そして、本当の目的が最後の最後で。御子柴ちゃんの贖罪は続く。