- みんなの評価
3件
火蛾
著者 古泉 迦十
12世紀の中東。
聖者たちの伝記記録編纂を志す詩人のファリードは、伝説の聖者の教派につらなるという男を訪ねる。
男が語ったのは、アリーという若き行者の《物語》──姿を顕さぬ導師と四人の修行者だけが住まう《山》の、
閉ざされた穹盧(きゆうろ)の中で起きた連続殺人だった!
未だかつて誰も目にしたことのない鮮麗な本格世界を展開する、第17回メフィスト賞受賞作がついに文庫化。
解説:佳多山大地
火蛾
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火蛾
2024/04/28 18:54
これは多重解決なのか
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:しゅんじ - この投稿者のレビュー一覧を見る
メフィスト賞消化計画第3弾。ノベルズで呼んでるはずなんだが、まあ20年前だもんな。改めて読んでもぶっとんでいるな。中世イスラム圏を舞台にしただけでもアレだけど、スーフィズムの教義と事件解決がセットになっているのも凄いな。形而上と形而下の多重解決(というのかな?)。新作も楽しみ。
火蛾
2024/02/16 17:02
安易に勧められる作品ではないかな
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:栄本勇人 - この投稿者のレビュー一覧を見る
「評価に困る」という感想が真っ先に浮かんでしまうが、納得感もあり、楽しく読むことが出来た。名作復刊の流れがこのまま続いてほしい。
火蛾
2024/01/19 23:28
イスラム×ミステリー
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
私にとって当たり外れの大きいメフィスト賞受賞作品。
舞台は12世紀の中東。
イスラム神秘主義修行者を描いた物語なのですが、そもそもイスラム世界に明るい日本人なんているのだろうか?
これを題材に持ってくる辺り、さすがメフィスト賞って感じはしますが・・・
イスラム知識皆無でも問題なく読めます、というレビューは散見されますが、それにしては専門用語が説明もなく頻繁に登場しますし、説明されていたとしてもよく意味がわからないものが多いし・・・