- みんなの評価
3件
サロメの断頭台
著者 夕木 春央
油絵画家の井口は、泥棒に転職した蓮野を連れて、数十年前に置時計を譲ってもらった、ロデウィック氏という発明家の富豪の元へ訪れる。
芸術に造詣の深いロデウィック氏は後日、井口の絵を見るために彼のアトリエに訪れるが、立てかけてあった絵を見て、「この絵とそっくりな作品を見た憶えがある」と気が付いてーー?
未発表の絵の謎を追って、井口と蓮野が大正時代を駆け回る!
『方舟』『十戒』で話題の夕木春央、最新作!
サロメの断頭台
05/08まで通常2,189円
税込 1,532 円 13ptワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
2024/07/30 13:49
油断してた
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:hid - この投稿者のレビュー一覧を見る
ちょっと抜けたところがいい味出してるなあなんて思って読んでたら、
最後はとんでもなかった。
「時計泥棒と悪人たち」を読んでからのほうが、より面白かったのかも。
サロメの断頭台
2024/03/27 21:02
大正長編ミステリ
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くみみ - この投稿者のレビュー一覧を見る
冴えない画家とイケメン泥棒が謎解きに奔走する、大人気大正ミステリシリーズ第4弾。
突如として盗作疑惑を突き付けられた画家・井口と、何故か井口を慕う掴み所のない元泥棒・蓮野の凸凹タッグ。盗作犯の捜索が大掛かりな贋作ビジネスに繋がり、戯曲『サロメ』に見立てた殺人事件へと発展していく、予測不能の冷酷で切ない長編ミステリ。
500ページ弱の中に細かく丁寧に点と線を忍ばせ、それがラストに向けてじわじわと浮き彫りにされていく、衝撃の連続の作品。思いがけない謎の数々は、はっきり言って推理出来るものではないと感じるレベルだが、すべて違和感(無理)がないのが凄い。盗作、贋作、謎の女優…情報量が多く詰め込み過ぎに感じる部分があったが、何故それが必要だったのかを最後にすべて知る事が出来る。キャラの容姿含めた個性が本作でより活きていて、どちらを先に考えたのか、用意周到さに感服。
ちょっと長いし、入り組んでいるから、このシリーズ初めてって人は『時計泥棒と悪人たち』みたいな連作短編集から入ると、キャラに親近感もわいて読みやすいと思います!
2024/12/24 00:13
大正ミステリー
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
画家と泥棒が登場します。そして、いろいろかくと、ネタバレになってしまうので、書けませんけど、個人的には、この作家さんの方舟とか、ほかの作品の方が良かったなあ、でした。でも、こういう終わり方も大正ミステリーだからこそ…