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9件
ジョン・マン
著者 山本 一力
土佐に生まれた作家が渾身の筆で描いた初の歴史大河小説。わずか14歳。寺子屋にも満足に通えなかった貧しい漁師が鎖国日本から身ひとつで漂流。初めて西洋文明(アメリカ)の中で暮らした日本人となり、初めて欧米の高等教育を受けた日本人となり、初めて世界の大洋を巡った日本人となり、ゴールドラッシュのカリフォルニアで金を掘り、唯一、自力で帰国を果たした日本人漂流民となった。帰国から2年後、あのペリー艦隊がやってくる。この男がいなければ、日本は植民地になっていたかもしれない。
ジョン・マン 7 邂逅編
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ジョン・マン 1 波濤編
2023/10/02 10:22
同時並行
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投稿者:Koukun - この投稿者のレビュー一覧を見る
土佐国の人 万次郎とアメリカの捕鯨船の話が同時進行で進んでゆく第一巻である。同時並行という記述方式はややもすると話が混同されやすいが、本書はアメリカと日本というかけ離れた舞台なので混同することはなく、大変に面白く読めた。まだまだ序盤であるが次巻以降が気になる。
ジョン・マン 3 望郷編
2021/02/28 20:56
ジョン・マン 3 望郷編
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投稿者:雨読 - この投稿者のレビュー一覧を見る
万次郎は共に救助された仲間全員のハワイから日本への船賃を稼ぐために、ひとり、アメリカの捕鯨船ジョン・ハウランド号の乗組員となり、英語を覚え、南氷洋の凍える寒さを経て、船上の先輩らと信頼関係を築いた万次郎は、海の男として成長し、アメリカ大陸の土を踏むことになる。
ジョン・マン 5 立志編
2019/09/22 16:46
ジョン・マン 5 立志編
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投稿者:雨読 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ジョン万次郎は、バートレット・アカデミーに合格し入学を果たす。未来の二等航海士を養成する学校である。
実習船での航海でランチを作る料理当番は皆が嫌厭するが、万次郎はあえて志願し誰も思いつかなかった甲板で魚を釣りそれを料理して皆に振舞って絶賛を浴びる。
ホイットフィールド船長は新造船ウイリアム&エリザ号での船長として捕鯨航海のオファーを受け長期出航をすることになる。
万次郎は船長宅を出て樽造り職人の店で住み込みで働きながら通学ことになる。
逆境にも明るく前向きに振舞う万次郎は頼りがいがあり好感が持てます。