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6件
完全無罪
著者 大門 剛明
21年前の少女誘拐殺人事件の冤罪再審裁判に抜擢された期待の女性弁護士・松岡千紗。しかし、千紗はその事件で監禁された少女の一人だった。間一髪で自分を殺めたかも知れない容疑者に千紗は敢然と対峙する。罪を作り出す罪「冤罪」法廷が迎える衝撃の結末。大ベストセラー『雪冤』を超える慟哭の「冤罪」ミステリー。(文庫書下ろし)
死刑評決
05/08まで通常770円
税込 385 円 3ptワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
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完全無罪
2022/03/11 09:12
重々しい
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:岩波文庫愛好家 - この投稿者のレビュー一覧を見る
暗く、重々しい内容でした。陰鬱とは違う、人の深い闇といった感じです。
真犯人は意外でした。ちょっと気を衒った感はありましたが・・。
主人公の弁護士と被告人、更に警察担当者などといった数多くの登場人物がそれぞれ活き活きと描かれていた点が非常に良かったです。
それにしても人の執念には瞠目すべきものがある、とつくづく感じました。
死刑評決
2020/05/06 13:36
スピード感があり一気に読めました
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:もちっこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
何故か、中1の子供がラノベと一緒に買ってきた一冊。手に取った経緯・レジまで持っていった思いを聞いてみましたが、よくわからず……
「読めるのぉ?」と言いながら親が先に読んでしまいました。
初めての作者です。検索すると色々ドラマ化されたりしているんですね。
死刑という評決。(評決と判決は違うことは辞書が教えてくれました)人を裁くということはとても難しい。話に引き込まれた事もあるのかもしれませんが、読み終わってから、私ならどうする?このとき私がこの人だったらどうする?と、裁判員・弁護士・関係者とあらゆる立場に自分を置き換えてみても、人を裁くのは難しいとの結論しか出てこない。
本を片手に色々思いあぐねていた中で、最後にふと思い付いた事があります。日常生活での些細な出来事でも自分は判事であり裁判員であり検事や弁護士ではないかと。親であり社会人であるからには、様々な場面で決断を下す時があります。その時はあらゆる立場から考え想像し、自分の決断に責任を持ちたいと強く感じました。
さて、思春期・反抗期の子供はどんな感想を持つのか?読み終わるのが楽しみです。
完全無罪
2020/05/26 17:15
徹夜したくなった
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:deka - この投稿者のレビュー一覧を見る
久しぶりに徹夜してでも先を読みたくなった作品でした。
作者や作品について何も知らずたまたま書店で場所をとって陳列されていたから何となく買ってみた本だったからここまで引き込まれるとは思わなかった。
面白かった。