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24件
読書する人だけがたどり着ける場所
著者 齋藤孝
●読書術の大家が、ネット時代に教える「だからこそ本を読む」理由
「ネットがあるのになぜ本を読むのか」。
そんな話もありますが、本当にそうでしょうか?
私たちは日々情報には触れていますが、そこで何が残っているのかというと、
ただ無為に情報を消費しているだけ、のような状況もあります。
本を読むことでしか学べないことは、確実にあります。
文学・読書の大家である齋藤先生が、今の時代だからこそ勧める「読書する理由」と、
「人生と知性に深みをつくる読書」の仕方を紹介します。
読書する人だけがたどり着ける場所
05/08まで通常1,045円
税込 523 円 4ptワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
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読書する人だけがたどり着ける場所
2019/04/13 15:54
なっとく
5人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Otto - この投稿者のレビュー一覧を見る
非常に納得させられる本であった。確かに、なるほど、と思いながら読めた。このレビューなどにも意味があるようで、もっともっと本を読んでレビューを書きたくなった。
読書する人だけがたどり着ける場所
2021/10/12 08:49
読書好きでも、そうでねなくても。 簡単に読めて深く応用できる、老若男女に向けられた究極のガイドブック。
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:mitu - この投稿者のレビュー一覧を見る
「本を読まなくても、ネットでいいじゃん」
「読書時間ゼロ」の大学生が過半数を超えたという調査結果に、著者は愕然としたという。
そして、力を込めて語る。
ネットで読むことと読書との重大な違いは「向かい方」なのだと。
ネットで文章を読むとき、人はただの「消費者」。何も身についていかない。
逃げ出さずに最後まで人の話を聞くように一切の本を読めば、それは「体験」として残る。
自分一人の体験には限界があるが、読書を通して実際の体験を積むように、人生観、人間観を深め、想像力を豊かにし、人格を大きくしていけるのだ。
コミュニケーション能力は文字で磨かれる。
センスには限りがあるが、知性は万人に開かれている。
一流の人の「認識力」を身につける。
一冊の本から、連綿と続く「精神文化」につながる。
本を読んだら、人に語る。語る相手がいなければネットのレビューを読んでもいい。玉石混交でもそれにツッコミを入れながら。
その本のポップを書く。
好きな文章を3つ選ぶ。
声に出して読んでみる。
1テーマで5冊読めば「Aランク」の知識が身につく。
ベストセラーでブームに乗る。
本屋で「出会い頭」に会った本で知識を広げる。
偉大な人の器に触れる。
勝ち負けよりも「生き方」「人生の価値」を問い深める。
不朽の名著に難しくても挑戦していく。
読書好きでも、そうでねなくても。
簡単に読めて深く応用できる、老若男女に向けられた究極のガイドブック。
読書する人だけがたどり着ける場所
2021/01/10 23:16
読んで正解。
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:岩波文庫愛好家 - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は以前から認識していましたが、今一つ乗り気ではありませんでした。が、意を決して購入してみよう、と発起し読み進めてみた所、一気に読了してしまいました。タイトルは知っていたものの未読の本が結構多く紹介されており、本書をきっかけに読んでいく事にしました。
本書が良かった点は、本の紹介がテーマ別(深くなる読書、思考力を深める読書、知識を深める読書、人格を深める読書、人生を深める読書、)にあったという事です。更には本を何故読んだ方が良いかも切々と記されていた点も挙げられます。
私自身が何故読書をするのか、読書で何を得たいのか、それらを著者が代弁していたので、共感を得た事も納得のポイントです。