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バイオリニストの刺繍
国際的ヴァイオリニストの館原新良は、慰問で訪れた軽井沢で出来心から逃亡し、とある洋館に入り込む。そこには聴覚に障害のある美しい青年・吹野がひとりで暮らしていた。音のない世界とはどんなものか。館原には想像もつかず、そのまま身分を偽り住み着いてしまう。刺繍をする吹野のそばで穏やかな日々を送るうち、音だけでなく現実社会まで切り捨てているような吹野の頑なさをもどかしく感じ始める館原だが…?
バイオリニストの刺繍
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電子書籍バイオリニストの刺繍
2021/07/12 23:35
心が温かくなります。
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Sota - この投稿者のレビュー一覧を見る
聴覚障害者のこと、バイオリンのこと、知らないことが沢山あって、とても勉強になりました。
ろう者である吹野が、正しい日本語を習得するのに、どれほどの努力をしたのかと想像すると、それだけで、泣けてきます。彼が館原のコンサートへ行ったエピソードも、号泣でした。
ストーリーに出てきたクラシック曲をYouTubeで流しながら読み進めると、雰囲気が出て良かったです。
とても、良い作品でした。
一つ残念なのが、時折見せる吹野の笑顔のイラストが見たかったかな。
続編もあるという事で、楽しみです。
2024/01/15 11:46
これで安心
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:KoLe - この投稿者のレビュー一覧を見る
思いがけず続きが読めて嬉しかったです。紆余曲折の末、安心できるところまできたので気持ちよく読み終えました。作中に出る曲を動画で追いつつ、響になったつもりで楽しませてもらえました。
2023/08/02 17:59
続編
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Sota - この投稿者のレビュー一覧を見る
「バイオリニストの刺繍」の続編と知らず読み始めて、なんか読んだことあるな、と、あとがきを先に読んで続編だと知りました。
バイオリンではなく、ピアノですが、最近、初めてコンサートて生演奏を聞いただけあり、ルネとのコンサートの様子の描写に興奮しました!やはり、生は良いですね。
これって、まだ、続く感じなのかな?
2023/06/30 09:32
幸せ
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:こゆき - この投稿者のレビュー一覧を見る
幸せな二人を見て、私も癒されました。前作に引き続き、お互いを、想い合っている二人が、とても良い!!!まだまだ今後の二人も見ていたいです。良いお話でした。
2023/06/28 22:02
『バイオリニストの刺繍』の続篇
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ふる - この投稿者のレビュー一覧を見る
バイオリニストの館原と耳が聴こえない刺繍作家の吹野。今回は吹野視点。館原への想いがちゃんと伝わってきて、とても良かった。
電子書籍バイオリニストの刺繍
2022/07/06 12:30
すごくいい話!
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:おざわ - この投稿者のレビュー一覧を見る
世界的バイオリニスト(攻、新良)と聴覚障害者(受、響)というかなり難しい設定です。聴覚障害者として大変な努力をして、でも社会の中で「普通」に生きる難しさを知った響は、軽井沢の別荘で一人静かに暮らしています。突然あらわれたバイオリニストの新良は、そんな響に惹かれ、ぐんぐん響のこころに踏み込んできます。
このお話は攻めの新良視点なのですが、どうしようもなく響に惹かれていく、かたくなで清らかな存在の響の中に入っていきたいともがく新良がもう切なくて!新良はバイオリニストなので、音楽を通して世界を認識、理解しています。響の体を楽器を鳴らすように抱きます!!エッロ!
本のどこを開いても音があふれ出してくる、そんな作品です。
電子書籍バイオリニストの刺繍
2022/02/27 13:36
「焼きたてアツアツのカップル」byカイル
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:おはな - この投稿者のレビュー一覧を見る
クリスマスイブのショーの後、二人はどんな話をしたんだろう気になっていましたが、2話目に描かれていました。感動的でした。
あとがきの後に館原の帰国を待つ響が雪だるまを作っているかわいいイラストが載っています。
響は館原が大好きなんだと伝わってきました。
紙の本オリオンは恋を語る
2023/05/23 11:16
続編
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:桜橘 - この投稿者のレビュー一覧を見る
「バイオリニストの刺繍」続編です。
バイオリニスト館原新良と刺繍家吹野響。
3歳で聴覚をなくした響。静かに暮らしている軽井沢から恋人の新良のところを訪れ…改めて聴こえない自分と周囲との隔たりを思い出す。
聴こえないという静寂≒孤独という気持ちに襲われている響がせつなかった。
それでも今回は前作の頃の頑なな部分が緩んで、聴こえない自分に電話をかけてきた館原の様子がおかしい→すぐに家を飛び出して駆けつける、など行動的になっていて。
クラシック曲名が色々出て来て著者さん凄いな〜って聴いて曲のイメージがわかる人はもっと楽しめるんだろうな。探して聴いてみたい。
紙の本バイオリニストの刺繡
2021/06/30 12:22
二人の遠回りな恋の話
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:M - この投稿者のレビュー一覧を見る
仕事についてモヤモヤしてお疲れ気味な攻めが、ろう者の受けと出会う話。
受けは何故か不審者丸出しな攻めの滞在を許してくれて、
軽井沢での妙なバカンスが始まる。
人と距離を置いている受けの頑なな心をどう開くか、
読者側もハラハラしながら見守りました。
受けが言う都会の騒がしさの正体がとても切なくて印象的でした。