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12件
フェア・ゲーム
著者 著:ジョシュ・ラニヨン , 訳:冬斗亜紀
元FBI特別捜査官で現在は大学で歴史を教えるエリオットの元に、失踪した学生の捜索依頼が持ち込まれた。
捜査協力にあたる担当捜査官を前にしたエリオットは動揺を隠せなかった。
そこには一番会いたくない、けれど決して忘れられない男、タッカーの姿があった。
タッカーはかつてのエリオットの同僚で恋人。
17ヵ月前、膝を砕かれ失意の底に沈んでいたエリオットに、冷たく背を向けた男――。
シアトルの大学を舞台に繰り広げられる、甘く激しい男たちのミステリー・ロマンス。
男たちの熱く狂おしい恋愛を描くモノクローム・ロマンス、第一弾!!
解説:三浦しをん
フェア・チャンス
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フェア・プレイ
2016/12/28 23:06
「フェア・ゲーム」続編が嬉しい。
6人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:やちゃまる - この投稿者のレビュー一覧を見る
「フェア・ゲーム」続編が嬉しい。エリオットとタッカーの仲が良いままでホッと一安心^^(ラニヨンさんの別シリーズの2人はなかなかくっつかなかったので・笑)
事件はエリオットの父親が絡んできて、解決に向かうまで何転もする。
面白いんだなー。それに加え、前作のサイコパスも物語に絡んでくる。
タッカーの生い立ちとか詳しく覚えていなかっただけに、思いのほか孤独な人生を送ってきたんだと改めて感じた。
それゆえにエリオットを大切にする思いが優しくて、タッカー、かっこいいなーって思いながら読んでました。
サイコパスの件がまだ完全に解決してない流れなので、続きがあれば是非翻訳出版して欲しいですーっ!
フェア・チャンス
2021/03/31 07:39
シリーズ最終巻
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:やじやじ - この投稿者のレビュー一覧を見る
All’s Fairシリーズの3作目
最終巻です。
この巻もがっつり厚くて読み応えがあります。
シリアルキラーのコーリアンがおこした事件の終結
個人的には・・・最後がちょっとひっかかるのですけど、
ちょっと消化不良気味な終わり方だと思います。
(終結したのか?っていう気持ちもあり)
これで完結なんだよね???って感じではありましたが。
今回はほぼタッカーが消えているので
いつもの二人の強烈な掛け合いが少な目でした。
エリオットはそのおかげで、
いつものつんつんな思考がはがれて、
エリオットは不審と混乱と悪い予感と心配でぐるぐるしながら
かけずり回るって感じでしたね。
少し素直になったかもですね。
タッカーは色々とありましたが、
エリオットが好きすぎる(笑)
まあ、愛し合っている二人なのでよし的です。
相変わらずローランドはいい感じだし。
(牛乳パックは笑えた!)
マコーレーは途中「お!!!」って感じだったのですが
ちょっと気の毒な感じでした。
二人の関係が深まって(玄関マットのあれ!)
エリオットのキャリアについても変化があり
タッカーの過去(母との関係)は途中のまま?なので
第二シーズンあっても良い気がします。
とはいえ、完結ということです。
余談ですがアートシリーズの
BAUのサム・ケネディが関わってきたのにはにやりと。
(まあ、実物は出てきませんでしたが)
同じ時代・世界に存在しているんだなぁって感じ
このシリーズで
すっかりジョシュ・ラニヨンにはまりました。
フェア・ゲーム
2021/03/19 06:14
ミステリーロマンス
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:やじやじ - この投稿者のレビュー一覧を見る
一言・・・面白かったです。
約435ページがっつり読み応えあります。
まさにミステリーロマンスです。
(ロマンスは「恋愛」という直裁的な意味で)
ミステリーで男同士の恋愛もしっかり描いている作品
本書解説の三浦しをんさんが暴走気味に
ほぼ書いてしまっている気がしますが(笑)
解説長いし・・・(笑)
元FBIで現在は大学教員のエリオットが、学生失踪事件の依頼を受け、
元恋人でFBI捜査官のタッカーと捜査協力することになる。
設定も主人公の年齢層が高いのも私の好み。
エリオットもタッカーも二人ともが男前
怪我をして内勤がいやでFBIを退職したエリオット
怪我をして受けた身体と精神の傷のせいもあるけれど
元々の性格も大きく影響していると思うツンツンな態度です。
全編通してエリオット視点なので、
タッカー「酷い奴」始まりなのですが
途中で本当は違うのではない?な感じになっていく。
タッカーの心の機微等々はエリオットを通してしかわからないのですが
それでも伝わってくる気持ちの描き方が良いなぁー
そして、エリオットがタッカーの告白に
震える唇で溜息を漏らすシーンは
身悶えするくらい甘いです。
とはいえ、男前同士でエリオットがかなりツンツンモードなので
甘々は期待してはいけないです。
この二人の関係と事件がリンクして展開していく。
ミステリーの内容については触れませんが、
しっかりした筋立てで破綻はないです。
誰が犯人だーの面白さも楽しめました。
さらに言うならば、
周囲の人間(父とか学長とか)や社会関係もしっかり描かれているので
その点でも深みがでて読み物としても満足がいくものでした。
ジョゼフ・ハンセンや
ジョナサン・ケラーマンを夢中に読んでいた頃を
思い出させてくれます。
(本を手放さざるを得なかったのが悔やまれる)
私こういうタイプの話大好きだったんだと思い出せてくれた作品でした。
ミステリーとロマンス(同性)の組み合わせが
私のツボでないわけがありません。
また、はまりそうな予感
まずは、このシリーズの続きを早く手に入れて
読みたいです!!!!