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電子書籍

アドリアン・イングリッシュ

著者 著:ジョシュ・ラニヨン,訳:冬斗亜紀,イラスト:草間さかえ

LAでミステリ専門の書店を営みながら小説を書くアドリアン・イングリッシュの元をふたりの刑事が訪れる。
従業員であり友人のロバートが惨殺されたのだ。
前日レストランで口論して別れたアドリアンに、殺人課の刑事・リオーダンは疑いの眼差しを向ける。
調査に乗り出したアドリアンだったが、犯人の深い憎悪と狂気はやがてアドリアンに向かう。
彼の危機に飛び込んで来たのは !?
それぞれの運命と向き合う男たちを描き上げたM/Mロマンスの金字塔、ついに刊行。

アドリアン・イングリッシュ(1) 天使の影

税込 880 8pt

アドリアン・イングリッシュ(1) 天使の影

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みんなのレビュー23件

みんなの評価4.5

評価内訳

  • 星 5 (11件)
  • 星 4 (8件)
  • 星 3 (2件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)

紙の本悪魔の聖餐

2015/08/19 12:43

悪魔の正餐

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:貧乏でもルンルン - この投稿者のレビュー一覧を見る

このシリーズ大好き! 登場人物は魅力的だし、謎解きへ持って行くストーリー展開も面白い!

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シリーズ5

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Sota - この投稿者のレビュー一覧を見る

完結しましたね。
大好きなシリーズだったので、少し寂しい気もします。
ジェイクを通して、たとえアメリカであろうと、マイノリティでいることの辛さが、ひしひしと伝わってきて、読んでて、切なくなりました。
これが、現実なのでしょうね。
でも、その分、ラストのハッピーエンドが、心に沁みました。

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シリーズ4

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Sota - この投稿者のレビュー一覧を見る

今回は、全てラストシーンのための布石と考えても良いのでは?と思うくらい、感動的なラストでした!
犯人は、策略家で、とても悪い印象を持ったのですが、それだからこそ、ストーリーも面白かったのでしょうね。
クライマックスのクルージングは、どうなるのかハラハラで、読み応えがありました。
丸く収まった感があるので、シリーズ5では、どう展開していくのか、楽しみです。

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シリーズ2

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Sota - この投稿者のレビュー一覧を見る

表紙が良いですねぇ〜
これが、この巻の全てを表現してますね。
今回も、ジョニーロケッツ!クラフト社のマカロニ&チーズ!懐かしい〜 ハイウェイ210は、よく使ってたから、情景が浮かんできます。
オカルト感満載のアンガスが絡んだ話だと思ったら、カルト集団が関係してるんですね。ありがちな話ですが、でも面白い!
しをんさんが書いていましたが、アドリアンのセリフは考えさせせられますね。

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シリーズ1

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Sota - この投稿者のレビュー一覧を見る

初M/M小説です。
翻訳モノは難しくて、躊躇していたのですが、在住したことのあるLAが舞台ということもあり、懐かしく読めました。
ストーリーも面白いのですが、その中に出てくる、ベンチュラ・ブルバードだったり、サラ・マクラクランの歌だったり(理解してもらうためか、原題で表記されてなかったので、一瞬悩みましたが)、ゾディアックだったり・・・LA在住時代を思い出させてくれました。
海外小説は、文化背景が難しくて、理解出来にくい印象があるのですが、これに関しては、個人的に良く知っていることもあり、楽しく読めました。

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表紙目当てがハマりました

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:名無し - この投稿者のレビュー一覧を見る

草間先生の表紙が凄く素敵で、でも海外ものに手を出したことなかったので二の足を踏んでましたが、びっくりするくらい嵌りました。元々の作品も好みなんだろうけど、訳者も上手い(原作に合ってる)と思う。

この巻は主役の二人の出会い編。事件の被疑者と担当刑事として出会うので、当然甘い雰囲気ではなかった二人がとりあえずくっつく迄。続きは次巻持ち越しですが、持ち越して次から甘い関係になるかと思いきや大きな障害があり、それを乗り越えるまでが事件と絡めつつシリーズ全五巻を通して書かれます。

斜に構えてるとまではないが、なんとなく物事に予防線はってるようなとこのあるアドリアン(受け)と、実は屈折して拗らせてるジェイク(攻め)。と書くと、なんだか始終暗い二人組みたいですが、普段から陰があるわけでもなく、二人共人物が造り込まれてて魅力的に書かれてます。
この二人は事件が起きるたびに「素人が事件に首を突っ込むな」という点で何度も口論や喧嘩もしますが、なんだかんだ(歯軋りしつつ?)譲ってしまって助けちゃうジェイクはホントにアドリアンにべた惚れなんだと思う。
だからこそ、二人の間の障害が二人共にとって凄く重い。ヤキモキしながら、ラブだけではないミステリの楽しさもあって逸って一気読みしてしまう作品です

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紙の本瞑き流れ

2021/05/26 05:46

チャンドラーにのせて

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:やじやじ - この投稿者のレビュー一覧を見る

シリーズ5(完結巻)

ネタバレあり
(ミステリーの部分はいたしません)
完結の章です。
今回の事件は今までと違って50年も前の白骨死体
そうきましたかな事件です。

前巻の終わりで今回は息がつけてな感じになるのかと思ったら
そうは問屋は卸さない感じです。
今回はアドリアンがかなりもだもだしています。
ジェイクはカミングアウトをして
仕事も結婚生活も(貯金も!)失って
でも、あっさりハッピーにはならないのです。
この作品一貫してアドリアンの視点なので
ジェイクの気持ちはアドリアンの目を通してしかわからないのですが
この巻はそんなジェイクの気持ちが開示されるのが印象的
(アドリアン視点であるのは間違いないのですが
アドリアンも読者も見せてもらえなかったジェイクのことが
良くわかるのです)
ここらへんの書き方がすごいうまいです。
しかも全巻通しての気持ちが詳らかになる。
人生のキャリアを失った後でも、ジェイクに残ったもの。
(「時間をくれ」と言われていても、
夜中の3時にすぐに駆けつけられる男なんですよね)
最後にジェイクが最初の出会いのことを語ることでこの物語は
輪になった感があります。
そして、最後でアドリアンが感じた思い・・・

アドリアンは元彼との関係精算の巻もかねているのか
メルまでも登場!
あの別れ方したのに・・・そうなるのかって思ったら
やっぱりそれ見て引くんだ・・・おまえって感じになっていました。
最初の別れの理由は致し方ないかなぁって思っていたのですが
今回は減点ものでした。
ガイとの関係はまあどっちもどっちかなぁ
とはいえ、ガイは真剣にアドリアンをパートナーにと願っていたので
その点ではアドリアンが減点なんですけど
その後のピーターの件ではアドリアンの方に挙手なんですけどね
・・・
結局アドリアンもジェイクから離れたくないのだから仕方ないです。

この話は50年前の事件ものということもあわせて
チャンドラーが敬意をこめてちりばめられていました。
(アドリアン・イングリッシュはシリーズ通して色々な作家さんのことが
ちりばめられていてその点でも私の心に色々触れてくる作品でした)

ようやくここまで来たかという読み終わりでした。
翻訳者の冬斗さんの解説も良かったです。

そして、改めて表紙を並べてみると
二人の関係性がはっきり表れていて良いなぁって。

最後に全巻通してジェイクがアドリアンのことを「ベイビー」って呼ぶのが
とても好きでした。
これってジェイクの「愛している」って言葉なんだろうなぁって思った瞬間から。
切なさと愛しさを込めて。

最後まで読み切って満足のシリーズでした。

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紙の本悪魔の聖餐

2021/05/25 07:02

クリスマスに・・・

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:やじやじ - この投稿者のレビュー一覧を見る

ネタバレあり
(ミステリーの部分はいたしません)

シリーズ3

前半はアドリアン自身がいうとおりゆったり甘いので・・・
このまま二人の関係はって思っていたところに
パンチをくらわされるので痛すぎるのです。
大体半分くらいのところからもう切り裂かれるような痛みです。
覚悟して読んでも・・・かなり抉られます。
しかもクリスマスにですよ!
やっぱりジェイクはクローゼットから出てこないのかぁ・・・って感じです。
ジェイクに頭をくしゃっと撫でられただけで、
アドリアンは苛々とした気持ちが簡単に晴れてしまうのに!!

今回はずっと存在自体が怪しかったアンガスが事件に絡んできた。
しかもサタニズム関連事件で!(らしずぎて・・・)
サタニズム関連事件がクリスマスシーズンとかぶせて来ているのが
示唆にとんでいてまた面白いなぁって思いました
(ここら辺は文化的背景が違うので、
きっと本国の人が読んだらもっと深く感じるところがあるのではって思いますが)

新たなガイという教授という存在も出てきて
今後どうなるんだーってところで終わってしまいました。
(なのですぐに読みます)

三浦しをんさんの解説が読者としての文章で熱いです
(次巻が出るまで不慮の事故で死んだりしないようと書いてあるのですが
確かに・・・この先読めなかったら・・・辛すぎますね
シリーズすべてそろってから読めることはある意味幸せです)

こちらは個人的に心を抉られたのですが、
ジョセフ・ハンセンの最後について書かれていた部分。
しばらく、抉られた傷から見えない血が流れておりました。
アドリアン・イングリッシュは色々と昔なじみの作家とか作品が
ちりばめられていて、そこも琴線に触れる作品です

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紙の本海賊王の死

2021/05/25 07:02

「本当のさようならだよ」

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:やじやじ - この投稿者のレビュー一覧を見る

シリーズ4

ネタバレあり
(ミステリーの部分はいたしません)
が・・・今回犯人すぐにわかってしまい・・・
(登場の瞬間に)
とは言っても事件も始まったばかりで、
これは単なる「こいつ犯人だろう」的な私の勘なのですけど。
時々ミステリー読んでいると本から醸し出されるのです。
とはいえ、事件自体が見えてるわけではないので
その部分は問題ではありません。

二人の決裂(と言って良いのか不明ではありますが)
2年経過している。
ああ、ガイとそういう関係が続いているのかとか色々あります。
(病気明けとはいえ、全然反応しないアドリアンが・・・
身体が正直すぎる)
一番驚いたのは「友人としていたかった」って
ジェイクが願っていたところです。
あんた、そんな勝手な・・・って思わず唸ってしまいました。
そう思いながらもクローゼットから出ることなく、
でも手放したくないって・・・気持ちは切なくもあるのです。
そして、「本当のさようならだよ」ってアドリアンが言うところがもう抉られましたね。
ポールの存在がまたジェイクの歪な人生の象徴のようです。
ジェイクも今までの人生のつけを払わされている気がしますし。
でも色々と抉られれながら、
最後にたどり付いたところでようやく息をつける感じです。
いや、どちらもぼろぼろな感じではありますけど。
(一人は身体がぼろぼろで一人はキャリアがぼろぼろだ)

さて最後の1巻読みたいと思います。

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紙の本死者の囁き

2021/05/23 05:52

糖度高めの巻

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:やじやじ - この投稿者のレビュー一覧を見る

ネタバレあり
(ミステリーの部分はいたしません)

シリーズ2

またもや、事件(しかも殺人)を引き寄せるアドリアン
(事件がアドリアンに寄ってくるのか?)
休暇を取ってまでそのアドリアンを田舎に追ってくるジェイク

アドリアンがどうして田舎へ逃げてきたのかを考えるって思いながら
ジェイクがしっかり追っかけてきてしかも休暇をとって側にいるというというあたりの
心情を思う。(アドリアン視点なのでジェイクの心情の真は見えにくくはあるのですが)
でもジェイクには結婚の予定もあるし、クローゼットから出てくる気配はない。
とはいえ、関係は一歩進んで。
他のレビューを見たら「シリーズ最甘の巻」ってあったのと
5巻そろえて表紙裏を読んでしまった身としては痛いところもあるのですが
まあ、そこは頭の隅に追いやって甘さを堪能。
多分この甘さはホームグランドでないというところから発生している気もする。
LAにいたままではこうはならなかっただろうと思うから。

事件に関しては・・・
内容はともかく、アドリアンは巻き込まれるというより
引き寄せている感がやっぱり強い
(いや、かき回しているのか?)
身体が弱いのだから、無理しないように・・・って思うけど
ジェイクは心配でならないだろうなぁって思う
アドリアン視点なのでジェイクのそこら辺は書かれてないのですが
行動や言葉のはしばしにそれは見られる。
いや、見た目や態度はいかにも雄の警官なんですけどね。
(いびきとか、もりもりがつがつ食べるところとか・・・
セクシーな雄ってところなんでしょう)

個人的ツボは祖母の書斎!!!のシーン
思わず声を上げてしまいました。
祖母がいっきに私に寄ってきた
(お友達になれそうだ!!!!)
コーネル・ウールリッチの「黒衣の花嫁」に始まり、
アガサ・クリスティ、レイモンド・チャンドラー
レックス・スタウト!!
そして、本はないけれどアドリアンがかたる
ジョゼフ・ハンセン(ブラッドステッターシリーズ!!!)
私の心の中の書棚の奥の方に風が通った感じ。
こうした本達が私の中の書棚にいて
(物量的に現実的な書棚からは消えてしまったものも多いけれど)
こういうところで蘇ってきます。
このアドリアン・イングリッシュもその書棚の中に新しくおかれております。

で・・甘さ堪能しました。
このまま関係が・・・って思いたいのですけど・・・。
さて、覚悟を決めて3巻目読まないとです。

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幸せを願う

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:まぐろ - この投稿者のレビュー一覧を見る

ミステリーは全然読まないんですが、一気に読んでしまいました…。
ガイとの関係やジェイクとの関係でかなり切ないところもありました。
早くアドリアンに幸せになってほしい。
続編も読みたいと思います。

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シリーズ2

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Sota - この投稿者のレビュー一覧を見る

今回は、カリフォルニアの田舎町が舞台ですたね。
調べてみたのですが、見つからなかったので、架空の町かな?
ゴールドラッシュ時代のことがベースになってて、アメリカの歴史を垣間見た感じがしました。
今でも、田舎だと、伝道師ジョン・ホーディのような考え方の人が居るのでしょうか?
ま、トランプが当選する国だから、あり得るのかな。

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色々と「?」はあれど、ちゃんと楽しめた

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:モウ子。 - この投稿者のレビュー一覧を見る

本筋とは関係ないが、ここまで無能な派遣社員を次々に寄越す派遣会社ってそちらのお国ではありなの!?...ってなおバカな疑問を抱きつつも、またしてもベタなカルト集団や恋敵の出現にそこそこ胸を踊らせ?読んだ。首をひねりたくなることは多々あるも、ここまでのクオリティのBLって中々ないんだから、我満!

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ベタな展開なのに、しっかり楽しめた!

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:モウ子。 - この投稿者のレビュー一覧を見る

微妙だった二人の関係がどうなるのか、気になる~って思いをしっかり満足させてくれつつ、またも事件に巻き込まれていくという、ベタであっても面白い展開! 相変わらず面倒臭いキャラが個人的には好きではないけど、それでもちゃんと楽しめた。

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キャラは好きではないが、ヒットには納得

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:モウ子。 - この投稿者のレビュー一覧を見る

小生意気キャラや嫌味であてこすりなセリフは、ある一定量を越えるとうんざりする。そういう意味ではかなりストレスを抱えながら読み進めたが、それでも引き込まれてしまう物語としての魅力は大きい。二人の行末が気になるし、早く次回作が読みたくもなる。BLミステリーとして大人気なのも納得!

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