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8件
ミミズクと夜の王
著者 著者:紅玉 いづき , イラスト:磯野 宏夫
魔物のはびこる夜の森に、一人の少女が訪れる。 額には 「332」 の焼き印、両手両足には外されることのない鎖。 自らをミミズクと名乗る少女は、美しき魔物の王にその身を差し出す。 願いはたった、一つだけ。 「あたしのこと、食べてくれませんかぁ」 死にたがりやのミミズクと、人間嫌いの夜の王。 全ての始まりは、美しい月夜だった。 ―― それは、絶望の果てからはじまる、小さな少女の崩壊と再生の物語。
鳥籠巫女と聖剣の騎士
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2017/12/02 17:45
人によっては平坦すぎる
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投稿者:Scythe Harpoon - この投稿者のレビュー一覧を見る
読後感のよいファンタジーで、どこか懐かしいような、お伽噺のような、そしてファンタジーラノベらしく話の規模も大きい話でした。優しい物語といえばいいんでしょうか。
しかしそれは裏を返せば、刺激のない平坦な、既視感のあるベタなお話ということです。私のように全く合わないという人もいることでしょう。「夜の王」という言葉からかなり壮大かつ難解な、哲学的な物語かと思ってましたがそうではなく、また序盤の展開から沈鬱な方向に突き抜けるのかと思ったらそうでもなく。個人的には期待外れでした。
癖が強すぎるのではなく逆に無いが故に万人受けする話ではないです。
ミミズクと夜の王
2015/03/26 14:34
痛みを伴うからこそ見えるもの
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:september - この投稿者のレビュー一覧を見る
こんなおとぎ話があっていいのだろうか。静まり返った森、真っ暗な夜から始まるまっすぐなミミズクと不器用な夜の王のお話。痛みを伴うからこそ見えるものがある、だからこんな世界でも美しい。
ミミズクと夜の王
2017/04/11 16:06
忘れられない物語です
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たち - この投稿者のレビュー一覧を見る
大好きなお話です!
少し読みにくいところ(文に違和感を感じる)もあるにはあるのですが、どんどん引き込まれて、私の場合はあまり気になりませんでした。←偉そうなこと言ってごめんなさい!!
それ以上にこの話がきれいなんです。
登場人物たちの愛しいこと。きづかない優しさにすれ違ってしまうのをみると、なんともいえない気持ちになります。皆、相手のことを思っているのに。
この物語は教えてくれました。
助けて、と言えば手を差し伸べてくれる人がいることを。
だからこそ、逃げないで想いを伝えることがどれだけ大切かを。
きれいごとかもしれないですが、そんな『きれいごと』こそ今の時代には必要だと思います。
きっと、読み終わったあと自分にとっての大切な人が思い浮かんできますよ。
皆さんにとっても、忘れられない物語になることを願っています(´∀`=)