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12件
七つの魔剣が支配する
著者 宇野朴人(著者) , ミユキルリア(イラスト)
春――。名門キンバリー魔法学校に、今年も新入生がやってくる。黒いローブを身に纏い、腰に白杖と杖剣を一振りずつ。胸には誇りと使命を秘めて。魔法使いの卵たちを迎えるのは、満開の桜と魔法生物のパレード。喧噪の中、周囲の新入生たちと交誼を結ぶオリバーは、一人の少女に目を留める。腰に日本刀を提げたサムライ少女、ナナオ。二人の魔剣を巡る物語が、今始まる──。
七つの魔剣が支配するXIV
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七つの魔剣が支配する 7
2021/07/20 19:01
復讐と対比的な勝利
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:renomu - この投稿者のレビュー一覧を見る
今回は、復讐という大筋にはあまり関係ない(ようにみえる)お話。あまり盛り上がらんのかなと思っていると、
オリバー自身の母との記憶がオリバーを救うという展開となり、魂魄から流れ込む母の断片による自分自身を否定した結果の勝利ではなく、自分自身の母の記憶が導いた勝利という点が復讐と対比的で、
いつもと違いオリバーが自己を信じられた、すなわち肯定できたと感じたからか、
はたまた魂魄融合に依らない母クロエとの確かな繋がりを実感できたからか、
よくわからないがとりあえず感動してしまった。
また、ユーリィが倒れた原因はデメトリオに植え付けられた過度の好奇心っぽいので、ユーリィのいつもの純粋さが命を脅かすことが実感でき、背筋が寒くなった。
2024/07/11 00:16
【激動の祝祭が開幕し、過去に縛られる屍漁りは何を企むか?】
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:えびし - この投稿者のレビュー一覧を見る
決戦リーグが大々的に始まり、豪華な報酬と特殊なルールを設けて、一連の教師殺しを炙り出す中、屍漁りの魔人が暗躍する物語。
危険には相応の見返りがある。
だからこそ、キンバリー生は自らを苦境に置く。
ユーリィが追いかける骨抜き事件の犯人と目されるサイラスは、人骨を集め不穏を企む。
一方で特殊な環境渦巻く決戦リーグで、オリバー達は報酬を求める以上に、己の結実を試す。
研鑽と修練の日々を凌駕する強敵達と火花を散らし。
祝祭で各々の思惑が錯綜し、命賭けの闘争が滾るのだ。
2023/07/31 17:26
原初より連なる性の終着たる生
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:coco - この投稿者のレビュー一覧を見る
キンバリー魔法学校の学校生活はまだ序盤。だというのに、先輩達のこの結末!
涙無しには読めなかった……
これからオリバー達6人はどうなってしまうのか。
第3巻でこの結末ということは6人を待つ運命が思いやられる。