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24件
安達としまむら
著者 入間人間(著者) , raemz(イラスト)
体育館の二階。ここが私たちのお決まりの場所だ。今は授業中。当然、こんなとこで授業なんかやっていない。 ここで、私としまむらは友達になった。好きなテレビ番組や料理のことを話したり、たまに卓球したり。友情なんてものを育んだ。 頭を壁に当てたまま、私は小さく息を吐く。 なんだろうこの気持ち。昨日、しまむらとキスをする夢を見た。 別に私はそういうあれじゃないのだ。しまむらだってきっと違う。念を押すようだけど、私はそういうあれじゃない。 ただ、しまむらが友達という言葉を聞いて、私を最初に思い浮かべてほしい。ただ、それだけ。
安達としまむらSS2
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2023/11/18 05:15
A.D.A.Chito死間ムラ
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投稿者:一日一膳 - この投稿者のレビュー一覧を見る
11巻あとがきで、最終12巻の前に「寄り道的なもの」が来るかもしれない、と書かれていた、おそらくその2。
Blue-ray特典小説+αということらしいです。私は未読なので纏まってくれて嬉しいです。
99.9巻というのは、なるほど。最後まで読むとわかります。12巻以降に番外編がいくつか出るとしても、ここが最後なのですね。
色々な感想があるかと思いますが、これ以上の幸福はないのではないかと思いました。
2023/11/14 04:03
「寄り道的なもの」その1
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:一日一膳 - この投稿者のレビュー一覧を見る
11巻あとがきで、最終12巻の前に「寄り道的なもの」が来るかもしれない、と書かれていた、おそらくその1。
タイトル通り、1頁ほどの短さのものまで含めたショート・ショート集。ただ、ラストには1篇の中篇あり。数があるので、時期がかなりバラバラで、文中明記されているものも少ないですが、きちんと把握できます。
しまむらの転機は高2の夏休みの帰省だと思うのですが、その後どんどん沼にはまるように安達と釣り合いが取れていくようにも思えます。いや、しまむらは、単に覚悟を決めただけでしょうか。安達は、本当に最初だけクールでしたが、その後はご承知のとおりです。
ラストの中篇は、ある意味安達母娘の和解、とまではいかないでしょうか、言葉が見つかりませんが、これでお互いに少しでも心が軽くなるといいな、と思います。
引き続き99.9を読もうと思います。
2023/10/20 02:58
メイキング・オブ・しまむら
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投稿者:一日一膳 - この投稿者のレビュー一覧を見る
短編集。夏という季節を共通項にして、小学生、中学生、高校生、大学生のしまむらを追う。
安達との邂逅は高校の体育館2階ですが、小学しまちゃんとも、中学しまちゃんともニアミスしています。ほとんどトラップの如きさり気ない記述。
こうしてみると、しまむらにとってゴンもいかに大切な存在なのかが伝わります。安達の犬っぽさが幸いした面もあるのかな、と思ったり。
樽見でもなく、先輩でもなく、和服の女(好意は抱いてましたが)でもなく、付き合ったのは安達で、しまむらにとっても良かったのではないかな。前向きに生きることができるというのは、簡単そうで難しい。溢れる安達のエネルギーは、これからもしまむらを遠くに連れて行くことでしょう。