- みんなの評価
3件
好きと嫌いのあいだにシャンプーを置く
著者 著者:瀬那 和章
七年前、年下の男の子に、好きだといわれた。それから、手も握らせないまま恋人のような関係をずっと続けている。そして、私はまた、彼とは別の人を好きになる――〈表題作より〉。 好きな人と好きになりたい人が、どうして違うんだろう(長女)。かっこいいって、卑怯だぁ(次女)。恋は魔物の巣窟です(三女)。神戸の街を舞台に、一緒に暮らす三姉妹の恋の、始まりと、真ん中と、終わり。同じ時間を過ごす三人の恋を、三篇の短編で描く、切なく優しいラブストーリー。恋は、いつだって、私たちの心をつんとさらっていく。
好きと嫌いのあいだにシャンプーを置く
ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
2023/09/17 08:38
神戸に暮らす三姉妹の恋愛のお話が、同時刻でそれぞれを主人公に進んでいく。 しかし、ただの恋愛小説でない。
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:mitu - この投稿者のレビュー一覧を見る
神戸に暮らす三姉妹の恋愛のお話が、同時刻でそれぞれを主人公に進んでいく。
しかし、ただの恋愛小説でない。
姉妹それぞれの視点から、それぞれを見るなかで、姉の、妹の、末っ子のそれぞれの気持ちが描かれる。
仲がよくなんでも話せていると思っていたら、そうでもなかったり。 家族、特に兄弟姉妹は大人になると微妙な関係になる。
決して仲が悪いわけではないけれど。 そんな繊細な感情が描かれていて、二人の妹を持つ身としては、なんか痛かった。
好きと嫌いのあいだにシャンプーを置く
2022/06/06 10:00
姉妹それぞれの視点から、それぞれを見るなかで、姉の、妹の、末っ子のそれぞれの気持ちが描かれる。
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:mitu - この投稿者のレビュー一覧を見る
神戸に暮らす三姉妹の恋愛のお話が、同時刻でそれぞれを主人公に進んでいく。
しかし、ただの恋愛小説でない。
姉妹それぞれの視点から、それぞれを見るなかで、姉の、妹の、末っ子のそれぞれの気持ちが描かれる。
仲がよくなんでも話せていると思っていたら、そうでもなかったり。
家族、特に兄弟姉妹は大人になると微妙な関係になる。決して仲が悪いわけではないけれど。
そんな繊細な感情が描かれていて、二人の妹を持つ身としては、なんか痛かった。
2024/01/13 23:23
【人を好きになる事、一緒に暮らす中でその意味を考える】
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:えびし - この投稿者のレビュー一覧を見る
神戸の三姉妹の切ない恋の物語。
人と接する中で、どうしても好きと嫌いに分類してしまい、誰かと深く関わる事に怯える傾向がある。
そういった感情を共に暮らす中で、共有し打開策を考える。
神戸に住む三姉妹はそれぞれ違う人を好きになった。その恋愛は一筋縄ではいかない苦渋の選択。
相手の事を深く知る程に、恋にクーリングオフがあればと願う。
絶対に上手くいく恋愛など無く、時として痛みや傷として心に残る。
そんな時こそシチューを共に囲みながら。
長い夜を分かち合う事も出来る筈だ。