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2件
古事記
著者 倉野憲司 (校注)
八世紀初めに成立した現存するわが国最古の歴史書・文学書.数多い口伝えを天武天皇が稗田阿礼に命じて覚えさせ,元明天皇が太安麻侶に書きとめさせたもの.天地開闢に始まり,伊邪那岐命・伊邪那美命の国生み神話,須佐之男命の大蛇退治等,神代より推古天皇に至る皇室の系図を中心に,わが国古代の神話・伝説・歌謡を広く収録.
古事記
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古事記
2001/11/01 03:51
記紀
7人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:LR45 - この投稿者のレビュー一覧を見る
古事記は日本書紀と較べてファンタジックで面白いと思う。ほんの数ページ読むと日本人なら誰でも知ってるであろう神話が出てきて退屈しない。また注釈の構成も本文の下にあって良い。漢文の読み下し文なので古文調というか比較的小難しいイメージを受けるが、日本語を読める人ならば古文ができなくてもなんとか大意は取れると思う。
古事記
2020/05/01 11:17
我が国最古の歴史書『古事記』を現代語訳・解説付きで読みやすくした書です!
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、我が国最古と言われる歴史書であり、また文学書としての価値も高い『古事記』の現代語訳版です。『古事記』は、『日本書紀』とともに我が国の最も古い正史とされているものです。8世紀頃に、天武天皇が稗田阿礼に命じて伝承の数々を覚えさせ、元明天皇が太安万侶に書き留めさせたものと言われています。同書には、「別天つ神五柱」、「神世七代」、「伊邪那岐命と伊邪那美命」、「天照大神と須佐之男命」、「大国主神」、「葦原中国平定」、「迩迩芸命」、「火遠理命」、「神武天皇」、「綏靖天皇」といったテーマから構成され、我が国の歴史・神話がよく理解できます。
古事記
2002/06/10 23:18
日本最古の歴史・文学書
5人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くろこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
日本最古の歴史・文学書 ★★★
天皇の命により稗田阿礼が暗唱し、それを太安万侶が書き留めた、帝記と旧辞を合わせた日本最古の…といえば誰もが一度は覚えた記憶があるはず。神代からの皇族の流れを中心に、神話・伝説・歌謡を幅広く集めた有名な書物です。
イザナギ・イザナミの国生みやヤマタノオロチ、黄泉国の話などは文化の伝承性を感じさせ、また現在までに様々な作品に影響を与え、日本文化のルーツとなっていると思います。今なお不明な点もあり偽書説も唱えられていますが、本物であっても偽物であってもとても面白い文献であることに変わりはないでしょう。
存在を覚えるだけで、なかなか個人の読書対象になっていないと思いますが、授業を離れて読むと結構面白かったりします。
古事記の序文の中に稗田阿礼の紹介文として「…一度見たり読んだものはすぐ口にでき、聞いたものは暗唱した…」というような記述がありますが、ここを読むたびに「一体どうゆう頭の造りをしとるんだこの人は!」と思ってしまいます。
暗記の嫌いな人としては本当—に羨ましい!!