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宮沢賢治詩集
著者 谷川徹三編
野や山を友とする自然体験,法華経に傾倒した宗教体験,貧しい東北農民を眼前にみる社会体験の三位一体の上に発想・表現される宮沢賢治(一八九六‐一九三三)の独特の魅力に満ちた詩群から一四六篇を収録.一瞬一瞬心に映るものの中に万象の永遠の姿をみるという賢治の世界は,今日ますますその不思議な輝きを増し,読者をとらえてはなさない.
宮沢賢治詩集
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宮沢賢治詩集 改版
2020/05/03 09:55
宮沢賢治の「一瞬一瞬心に映るものの中に万象の永遠の姿をみる」という世界が味わえる一冊です!
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、『銀河鉄道の夜』や『風の又三郎』でお馴染みの童話作家であり、また詩人でもあった宮沢賢治氏の詩集です。宮沢賢治氏は、仏教(法華経)信仰と農民生活に根ざした創作を行ったことで知られており、作品中に登場する架空の理想郷に、郷里の岩手県をモチーフとしてイーハトーブと名付けたことでも有名です。彼は、生涯において多くの詩を創作していますが、それらはみな、野や山を友とする自然体験、法華経に傾倒した宗教体験、貧しい東北農民を眼前にみる社会体験の三位一体の上に作られたものです。同書には、多くの詩の中から146篇を厳選し、収録しています。ぜひ、同書を読まれて、宮沢賢治氏の、「一瞬一瞬心に映るものの中に万象の永遠の姿をみる」という世界を思う存分に味わってください。