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2件
カント 実践理性批判
『純粋理性批判』において認識原理の批判を行なったカントは「第二批判」とよばれている本書において道徳原理の批判を主題とする.義務のための義務を説いた崇高な道徳観が厳密な論理によって展開されているばかりでなく,その行論の間にこの哲人の深い人間洞察をうかがうことができる.倫理学史上の不朽の古典.
カント 実践理性批判
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実践理性批判
2020/03/03 21:15
確かにごもっとも!・・だと解釈しましたが。
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:岩波文庫愛好家 - この投稿者のレビュー一覧を見る
以前に『道徳形而上学原論』を読了していましたが、あちらの方がテーマを狭域に絞っていたので、理解し易かったと本書を読了してから思い起こしました。唯一後悔は、本書の至る所で『純粋理性批判』の引用箇所が散見されたので、『純粋~』を未読の自分としては失敗感がありました(とは言え『純粋』は上中下巻と3冊あるので、かなりの勇気がいります・・)。
本書も全体としては判りにくいという印象を受けましたが、それは独特の文体(文章表現)に依る事であり、咀嚼すれば案外至極真っ当な事を述べている点に気付きます。読み進めているうちに流し読みが出来る様になりました。その弊害は突っ込んだ理解に到達し得なくなるという点です。一方で良い点は何となく謂わんとしている事が判るという点です。
本書に出てくる『道徳的法則』は、かなりストイックなものですが、そういう考え方もあるよね、という理解で先ずは良いのではないでしょうか。これからの更なる人生経験と、またもう一度本書を読み返す段になって、今よりも深く理解に及べたらいいなぁ、と思います。
実践理性批判
2023/07/26 15:38
哲学か倫理学の授業にて使用しました。
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Order 6601 - この投稿者のレビュー一覧を見る
哲学か、倫理学の授業において、使用した文献です。その他にも、カントの純粋理性批判の上・中・下巻も併用したため、非常に専門的な知識を学ぶことができました。