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から騒ぎ
「確かに私はあらゆる女性に愛される,あなたは別だが」──アラゴンの貴族クローディオーとメシーナの知事の娘ヒーローは,互いに好意を寄せる仲.ベアトリスとベネディックは,会えば必ず激しい舌戦.シェイクスピア喜劇,屈指の機知溢れるやりとりで,二つの対照的な恋を描く.その台詞の躍動感をいきいきと正確に伝える新訳.
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2020/04/30 10:08
シェークスピアによる、名誉、恥、宮廷政治などに関する真剣な考察を含みつつも全体としては非常に陽気で楽しい傑作です!
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投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、イギリスのルネサンス期を代表する詩人・劇作家であったウィリアム・シェークスピアによる喜劇で、1590年代の終わりに上演され、書物になったのは1600年になってからです。同書は、二組の恋人同士を中心に展開する内容で、ベネディックとベアトリスが策略にかかって互いに対する愛を告白するようになる一方、クローディオが恋人ヒーローを不実だと思い込んで結婚の祭壇で拒絶します。ベネディックとベアトリスは協力してこの間違いを正し、最後は二組が結ばれるのをダンスで祝って終わるというストーリーです。この物語は、名誉、恥、宮廷政治などに関する真剣な考察を含みつつも、全体としては非常に陽気で楽しい作品であるため、一般的にシェイクスピアの喜劇の中でも最良の作品の一つと考えられています。ぜひ、この名作を今一度、読んでみられては如何でしょうか。