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電子書籍

ベルリン1933 壁を背にして

著者 クラウス・コルドン,酒寄進一

一九三二年,夏.世界恐慌のあおりでベルリンの街にも失業者があふれるなか,「よりよき未来」を約束するナチは急速に勢力を拡大していた.ヘレの弟ハンスは,悩みながらも社会に足を踏み入れていくが,やがて否応なく不穏な時代の流れに巻き込まれ…….ヒトラー政権奪取までのわずか数か月を,十五歳の視点で描く第二作.

ベルリン1933(上)

税込 1,320 12pt

ベルリン1933(上)

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評価内訳

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ナチスが政権をとり、ヒトラーが首相になった前後のドイツを15歳の少年の目を通して描いた傑作です!

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る

本書は、ドイツの小説家クラウス・コルドン氏によって著された代表作であると同時に大傑作とも言われる一冊です。岩波少年文庫では上下2巻シリーズで刊行されており、同書はその下巻です。内容は、ナチスが政権をとった後、主人公である15歳の少年が住むアパートの近所にも徐々にナチスの支持者が増えていきます。一方、ナチスに脅威を抱く人々も見られ、街には両者の深い亀裂が生まれ、それがどんどんと深くなってきます。そんな中、ヒトラーが首相に任命されます。主人公の少年はヒトラーにこの上ない恐怖を感じます。同書は、ちょうどヒトラーが政権をとった際のドイツ社会を15歳の少年の目を通してみていきます。ぜひ、多くの方に読んでいただきたい一大傑作の書です!

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「壁を背にして」~背水の陣のゲープハルト一家の行く末

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:kapa - この投稿者のレビュー一覧を見る

下巻はヒトラー内閣成立と松明行列という不穏な雰囲気で始まり、国会議事堂炎上により怒涛の展開となる。合法的に生まれたナチ政権に敵対するものは、非合法の烙印を押され、弾圧の対象になる。ゲープハルト一家も巻き込まれ、ハンスの身にも危険が迫る。第二部のタイトル「壁を背にして」Mit dem Ruecken zur Wandのとおり、背水の陣の展開となる。第一部では、ヘレは革命軍の伝令・武器弾薬運搬人となってベルリン市街地を駆け回るが、第二部では、ハンスは、兄ヘレと元赤い水兵で革命の闘士ハイナーの脱走とモスクワ亡命の手助けをする。この場面はハリウッド・スパイ映画さながらの緊迫した描写である。
第一部での言葉「たとえどんなことがあっても、闘っているのが自分一人じゃないことを示し続けるんだ。それがなければ、理想のためにがんばっても本当に意味がない。」を思い出したか、本作のライトモティーフになる、ヘレを革命へと誘った赤い水兵ハイナーの言葉「つまり未来に賭けるというんだな?」はハンスに受けつがれ、ミーチャと二人でナチにささやかながらも反撃の狼煙を上げ、これからも二人で抵抗することを誓う。わずか三人の「白バラ抵抗運動」を彷彿とさせる。そのメンバーの一人の名前はハンスであったのは、偶然か著者の仕掛けか。また、ヒトラーを攻撃する匿名の葉書を公共の建物に置いて立ち去る夫婦に抵抗運動もあった:『ベルリンに一人死す』(ハンス・ファラダ 著みすず書房)。絶望から希望へ。第三部に希望と未来はどのように引き継がれていくのだろうか。
第一部にもあったが、本書には著者のちょっとした「仕掛け」がある。よく読んで理解しないと、それとは認識できないが、なかなか含蓄のある「仕掛け」である。
ミーチャとのデートで見た映画がエイゼンシュテイン監督『戦艦ポチョムキン』。回想?映画は反乱軍の勝利で終わるが、実際にはその後反乱兵は逮捕されたという。著者はドイツ革命の一時の処理と挫折を暗示するものとして二人に見せたかったのかもしれない。
次にAEGで突撃隊に因縁をつけられたハンスに唯一味方となってくれたのが、ヴィリー・ヴェストホフという社会主義労働者党員。彼は1933年1月ヒトラー内閣成立を受けて、臆病で、意気地がなく、ろくでなしをこうもあっさりと強い男に変えてしまうドイツを見限り外国に逃亡する。この「ドイツ社会主義労働者党」Sozialistische Arbeiterpartei, SAは当時のいわゆる「破片政党」の一つだが、かつては社民党発足時の名称でもあった。また、この党で活動したのが、後に西ドイツ首相となる社民党のヴィリー・ブラントであった。実在したヴィリーはナチスの弾圧を受けドイツを脱出しスウェーデンで反ナチ活動をすることになるが、こちらのヴィリーはさっさと逃げてしまった。社民党に対する著者の皮肉なのだろうか。
前作でもそうだったが、本書でも、例えば突撃隊によるユダヤ人への罵詈雑言、また、テロの場面の表現など、映画だとR15指定とか、当時の社会情勢を理解るために、表現は変更していないとか、のコメントがあるだろうが、本書(たぶん原作にも)にはない。語り口のわかりやすさから少年少女向けではないと思うが、例えば、労働者の一夜を過ごした尻の大きい金髪娘のことを「そりゃもう、歩くパンケーキ」で、「機関車の緩衝器が二つ付いていたみたいなもの」のような想像力を掻き立てる下品で猥雑な発言をそのまま載せている。本当に少年少女向けなの、と思うが、本書は「銀の石筆賞」Zilveren Griffelという最も権威あるとされるオランダ国内の子どもの本の賞を受賞しているので、やはり少年少女向けなのだ。

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ゲープハルト一家の家族の分断

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:kapa - この投稿者のレビュー一覧を見る

前作で革命の挫折を目の当たりにして、ハンスの父親が、希望は明日や明後日じゃない、ずっと先につないでいる、自分たちが始めたことは、数週間や数か月で片づくものではない、何年も、いや、何十年もかかるかもしれない、未来に賭ける、と決意を話すが、歴史を知っている我々には、そのような「希望」はなかったことを知っている。皮肉なことに「よりよき未来」を約束し、希望を与えるナチが急速に勢力を拡大していた。
「ベルリン三部作」第二部は、1932年7月ナチスが第一党となった国会選挙から1933年1月ヒトラー政権誕生、そして独裁体制確立までの期間を描く。主人公は、第一部主人公ヘレにおむつを交換してもらったり、あやされたりされていた「ハンス坊や」。栄養失調や肺炎の危機にさらされながらも15歳の体操が得意な少年に成長し、当時ドイツの大企業の一つAEGで働くようになる。
第一部から15年後のドイツ、その間は激動の連続であった。ヴェルサイユ条約締結と巨額の賠償金負担、ハイパーインフレーション、シュトレーゼマン外交による平和実現と国際連盟加盟、政治的には社民党を中心とするワイマール連合による「相対的安定期」、「世界都市」ベルリンの繁栄と退廃…。そして1929年世界大恐慌と破局Zusammenbruchと混沌に向かう政治・経済・社会という周知のドイツ史は描かれない。相変わらず困窮を極めるゲープハルト一家、ヘレは結婚するもAEGを解雇され失業の身、政治的には妻ユッタとともに共産党を支持、一方当時の憧れの事務職となったマルタは、貧困から抜け出したいと上昇志向が強く、かつての子供時代の雰囲気のままやや蓮っ葉な性格で生真面目なハンスとはそりが合わない、また、一人家族ハインツ(ムルケル)も増え、ハンスから「坊や」は代替わり。こういった家族の変化と突撃隊が住むようになった集合住宅の変化に15年の変化は投影されている。
子供の目で見て、感覚で感じた激動の政治社会の物語であるが、前作と比べると、ハンスがヘレより大人である。家のために働きに出かけ、現実社会と否応なく向かい合っているし、周りには、父兄など革命・政治経験豊富な大人がいるから当然であろう。ハンスは、悩みながらも社会に足を踏み入れていく。前作のヘレの初恋は、本作でその続きはなく、短いエピソードで終わったが、ハンスのミーツェとの初恋は、出会った初日から絶好調で展開する。彼女がユダヤ出自であると聞けば、読者はその運命を心配せざるを得ない。しかし、未来を知らない彼女は、ハンスと手をたずさえ、時にはハンスを励ましながら、ともに困難な時代を生きていこうとする。第二部はこの二人が主人公である。
第二部では、前作の市街戦に代わり、突撃隊と共産党・社民党との街頭テロルの応酬が殺伐とした時代の背景。ハンスの周りの人の中にも、ナチスに飲み込まれていく。同じ集合住宅の住人、いい年になって仕事にもつかず、ぶらぶらしていた「ちびのルツ」が、突撃隊に入隊、そして「制服の魔力」により急に威張り散らすようになる。極めつけは前作で、ヘレの同級生でクラスから尊敬されていた、歯に衣を着せぬ体制批判をするフレヒジヒ先生を敬愛していたギュンター・ブレームがなんと突撃隊に入隊、しかもマルタの恋人となって、婚約・結婚、「赤い家族」ゲープハルト家の一員となってしまうのである。赤が黒・褐色に、黒・褐色が赤に、と鞍替えするのは当時よくあった話。しかし、それが家族の中に入ってくると、亀裂が生まれ、当時の社会と同様「分断」が始まる。「ドイツを分断する裂け目が、うちの家族にも入ったってことね。しかも、裂け目は日毎に深くなってる」

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ドイツの小説家クラウス・コルドン氏によるナチスの台頭前後のドイツを描いた傑作です!

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る

本書は、チューリッヒ児童文学賞やオランダ児童文学賞をはじめとした数多くの賞に輝いたドイツの小説家クラウス・コルドン氏による大著です。同書には、ドイツでナチスが台頭し、アドルフ・ヒトラーが首相になる前後の社会状況及びベルリンの町の様子、そこで暮らしている人々の貧しい状況などが詳細に描かれ、また主人公である15歳の少年の日常も見事に描き切られています。例えば、ナチスの党員となった友人との確執、ユダヤ人の女の子との恋愛、人生における考え方が違う姉との対立といったことなどで、そこに主人公の少年の成長が読者には感じられます。岩波少年文庫では、上下2巻シリーズとして刊行されており、同巻はその上巻です。「第1章 石と鉄の街」、「第2章 ここはだれの通りだ?」からなり、下巻へ続いていきます。

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時代の流れに翻弄

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投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る

前作「ベルリン1919」では生まれ立てだったハンスが、15歳の少年へ成長しています。ナチスの政権掌握に抗いながらも、押し流されていくような当時の空気感がリアルです。

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